和錦城2009

〜゙和金"を゙和錦"にする為に…〜

☆◎フグオ◎☆

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私が過去、飼育してきた中で唯一“剥製(はくせい)”にした錦魚です。

皆様からの御感想などを賜れれば、フグオも私も嬉しく思います(^^)v
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*その1も合わせて御読み願います。m(−−)m

水替えをしようと何気なく水槽に目をやると、水底に力なく沈み、色彩も若干薄くなってて、今にも死にそうなフグオが居ました。昨日まで、否、昨夜までは、それまで通り元気に泳いでいたのに…あの状況こそ、晴天の霹靂です。頭は真っ白で、そうなった原因も思いつかず、どうして良いのか分からずにパニックでした。他の同居中だった金魚は元気そのものなのに!

取り敢えず、落ち着けと自分に言い聞かせました。
そして、金魚が調子を崩すのは、やはり水質に起因する事が多々あるので、水槽の水を半分抜きました。
そしていつもよりも慎重に、注水を開始しました。

するとフグオは少しだけ左右不揃いの尾鰭を振って泳ごうとしました。もしかしたら助かるかも知れないと思い、私は必死でフグオの回復を念じました。どうか…どうか死なないで、生きていて欲しいと念じました。そして、恐らくは30分くらい経過した時に、呼吸が徐々に弱くなっている事に気付きましたので、水槽の蓋を全開にし、フグオの体を右手で、下からそっと支え、水槽の前面にやや体を押し付けるようにして支えながら、口の中から鰓へ強制的にジェット水流を流し込みました。

以前、私はこの方法で瀕死の金魚や鯉、熱帯魚を回復させた経験もありました。
もうとにかく“藁にも縋る思い”で、その時も試しました。そのような状態でフグオも1時間程は頑張ったのですが、結果は最悪なものになってしまいました。いつの間にか、私の手の中で、フグオは呼吸を止め、鼓動を停止させていたのです。つまり亡くなりました。

…本当に久しぶりに泣きました。
妻と一緒に、フグオの亡骸を手で摩りながら大泣きしました。
まさか、37歳(当時)の大人の男が、1尾の金魚に芯から泣かされるとは思いませんでした。

フグオが亡くなった直後、私は咄嗟に『剥製にしてフグオとずっと一緒に居たい』と思い、すぐさま、知り合いから以前紹介された“魚類剥製専門”の業者様に連絡をし、指示通り、フグオの体を濡らしたティッシュペ-パ-で幾重にも包み、ビニ-ル袋に入れ、ダンボ-ル箱に丁寧に詰めて、フグオを託すべく発送致しました。

その時、業者様に御願いしたのは『溶けて短くなった右側の尾鰭が鑑賞面を向くように頭部を向かって右側にして下さい。』と頼みました。業者様は出来るだけ美しい方を鑑賞面に、と薦めて下さいましたが、私にとっては、この明らかな欠点こそがフグオの生きて頑張った証であり、チャ-ミングポイントでありますから、是非にと御願い致しました。ですから掲載してあるフグオの画像を御覧頂ければ御分かりだと思いますが、手前の鑑賞面側の尾が短いのです。奥に写っている左側は、ほぼ正常なバランスです。

フグオが亡くなってから、我が家の水槽の中や、家自体の活力や雰囲気が、何となく沈み込んでいるのを嫌でも感じました。私自身も絶望にも似た喪失感に苛まれ、フグオが亡くなった日を境に、何度もフグオが死ぬ“あの場面の夢”を見ました。ちょっとしたノイロ-ゼ気味だったように思います。

そして、ノイロ-ゼも収まり、夢も見なくなった頃、例の業者様から「完成しました」との一報を受けました。久々の対面に変な緊張感がありました。と、申しますのも、以前友人が同じように長年飼った南米産の大型ナマズが死んで、いたたまれず剥製を依頼(フグオを剥製にして下さった業者様とは一切無関係です。)したのですが、その完成品を見て、生前の姿との余りの遠い変わり果てた姿を見て、大変なショックを受けたのを知っていたからです。もちろん『生きている時と全く同じ』には不可能でしょうが、それに近づいている姿は見たいですし、剥製は安価ではありませんから、友人も余計にショックだったと思います。

さて、業者様から一報を頂いた次の日の午後2時、我が家の呼び鈴が鳴りました。
慌てて玄関先へ、妻と競争しながら出て荷物を受け取りました。緊張しながらもワクワクドキドキです(笑)フグオに再会したいという思いが強く、あくまでも配達員様の前では冷静を装って…(笑)


そして…包まれているダンボ-ルを取り外しました。


そこに居たのは、生前とほとんど変わりないフグオが居ました。フグオそのものが居ました。
その姿を見た途端に安堵の気持ちが湧き上がり、目頭が熱くなりました。
『お帰り、フグオ。』私は胸が詰まり、そう呟くのが精一杯でした。

それはフグオが無事に剥製になって戻ってきたからだけではありません。元気だった頃の健康的な素赤の色彩、そして瘤をも忠実に再現して下さった、業者様の温情に打たれたからであります。私は剥製を依頼した時、涙声で『とにかく無理難題を申し上げても仕方ありませんが、我が子のような金魚です。出来るだけ、出来る限りで構いませんので、活き活きと仕上げて下さい。』と言ったのを、覚えていらっしゃったようです。お礼の電話をしましたら、やはりそうでした(笑)そしてフグオが帰ってきたその日から、今までの落ち込んでいた気持ちが一気に無くなり、活力も戻りました。また一段と金魚が好きになりましたし、周囲が明るくなった、軽くなった感じです。

今は水槽ではなく、我が家の壁にフグオが居ます。
そして日々の金魚愛育を見守っていてくれます。当然ですが、フグオがジッと凝視していますので、手抜きは一切出来ません(笑)

これを呼んで下さっている貴方様も、もしも、大切な愛魚を亡くしてしまったら、思い切って剥製にしてみては如何でしょうか。きっと落ち込んだ気持ちも癒されると思いますし、美術としても充分素晴らしいものです。但し、剥製を依頼される時は、魚類剥製の専門業者様に依頼される事を強く、強くオススメ致します。“慣れている”事は大変重要です。インタ-ネットでも多数の業者様がホ-ムペ-ジを出され、完成作品などを画像と共に紹介しています。このフグオの一件で、剥製依頼する時の注意点を下記に記しますので、是非とも御参考になさって下さい。

1:死亡してから、その鮮度が落ちないように、出来るだけ素早く依頼し発送までしましょう!!

2:依頼される業者様は信頼出来る方にしましょう!!インタ-ネットや雑誌等で、今の内から前もって調べておく事!!

3:要望は出来るだけシンプルに、あまり細かな注文をつけるのはマナ-として止めましょう!!

4:一旦、依頼したなら全面的に信用し、完成を待ちましょう!!!

以上です(^^)

最後まで本項目を読んで下さり、真に感謝申し上げます!!
吉岡&フグオより

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この『フグオ』という大変奇異な愛称を付けたのは妻です。

某有名漫画に出てくるキャラクタ-に『フグオ』という名前の登場人物が居て、その様子に大変似ているからとの事で、当初、私はこの金魚に『牡丹(ぼたん)』と名付けておりましたから、そのような風変わりな愛称に困惑し反対しました。しかし、いつしか妻が名付けた風変わりな愛称の響きが耳から離れず、私も自然に『フグオ』と呼んでしまうようになっておりました。

フグオは明け3歳、全長28.3cm(死亡時)、素赤の雄魚で、長洲産のジャンボ獅子頭です。
今から6年前、小さく貧弱な和金のようで、おまけに売られていた環境が劣悪極まるものでした。
水質悪化で尾鰭を中心に各鰭がほとんど溶けているという、生きているのが不思議なほど、悲惨な状態でフグオ(購入時、全長9cm前後)が我が家へやってきました。

『やってきた』と申し上げましたが『保護した』と言う方が的確かも知れません。我が家へ来た当初は本当に貧弱で、ギスギスに痩せ細り、今にも、漂いながら死んでしまうのでは!?と思える程、フラフラと泳いでいましたが、我が家へきて2日目に何とか冷凍赤虫を少し啄(つい)ばみ、徐々にオリジナルブレンドの練り餌に切り替え、徐々に体力が回復しました。

そこからの成長は驚くばかり!

これまでの遅れを取り戻すかのように、これほど雄魚で早く成長するのかと思うほど餌を良く食べ、我が家の狭い水槽内を縦横無尽に駆け回っていました。飼育開始から1年後、痩せ細ったイワシのようだった体は見る影も無いほど太く丸太のようになり、溶けて悲惨な状態であった各鰭も回復しましたが、尾鰭だけは余りに酷い溶け方だった為、左右不揃いで、右側は短いままでした。

その頃から、フグオは他にも多数飼育中だった他の金魚達とは、明らかに違う行動を取るようになっていました。私が仕事で嫌な事があり不機嫌な日は、水槽の隅っこで遠慮しがちに落ちてきた餌を食べ、水替えのときも決して傍へ来ません。しかし私の機嫌の良い日は、普段にも増して、同一水槽内で同居していた他の金魚(和錦、コメット、東錦)を尾鰭で弾き飛ばす勢いで、私の一番近い所まで来て餌をガンガン食べ、水替えのときも余りに近くに擦り寄って来て、掃除の邪魔になってしまう程でした。

私は今でもそうですが、金魚に話しかける癖があります。
水槽であれ、池であれ、他愛も無い事を話しかけるのです。その影響かどうかは分かりませんが、その余りに金魚らしからぬフグオの行動に、単なる偶然だと思っていましたが、どうやら、そうではなさそうです。

皆様には信じて頂けないかも知れませんが、本当の事です。
フグオは明らかに飼い主の顔を覚え、私の顔色を伺い、犬猫となんら変わらない行動をしていたのです。犬猫との差は“水中であるか否か”だけです。そうなれば、金魚に対する接し方ではなく、我が子のように愛情を注いで、それまで以上に飼育に熱が入ったのは言うまでもありません。より一層、フグオを気に掛けるようになり、話しかける頻度も増しましたし、仕事が終われば一目散に我が家へ直行です。

しかし、3年前のある日、信じられない事態が発生致しました。

(その2へ続く)

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