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この魚は春山と別系統で、春山はやや赤の多い、赤勝ちというほどでもありませんでしたが、そんなような更紗魚であったのに対し、菊水と名付けられた魚は明らかに白の多い白勝ち更紗で、私が大島先生と知り合った当時は4歳のメス魚でした。
大きさは35、6cmと春山には及ばないものの、菊水以上に“白勝ちの妙”を見せてくれた和錦は、過去居りません。飛び散ったような緋色が、そこかしこに色濃く配置され、特に、下半身に行くほど赤が増えておりました。私は約6年間、つまり大島先生がお亡くなりになるまで菊水を見ていましたが、老齢になっても決して色艶が減る事はなく、むしろ、年輪を重ねれば重ねるほど、玄人は思わず唸り、素人はその圧倒的な美しさに、暫し見とれてしまう。そんな魚でした。
先生は春山と菊水は常に一対として論じられ、それだけ先生のお気に入りであったことでしょう。
傾向として、春山から得た子魚は体躯の伸びが早く、菊水の系統は色が良い印象があります。当、ブログで御紹介している左記カテゴリ-の純大島系和錦に掲載してある魚は、全て春山系統です。
当時、最後の分譲で29尾を譲り受け、そこから私の全てが始まったわけですが、菊水の系統も欲しかったのは言うまでもありません(笑)
ただ、当時は自宅のガレ-ジの一角と、自宅にあった納屋の一角だけの飼育規模でしたので、両方の系統魚を管理、維持、保存出来るだけの場所もありませんでしたので、泣く泣く断念した次第です。
現在、菊水の絵をヘタクソですが制作中!!後日公開(^^)v
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