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「昭和史 戦後編」 半藤一利 著 読了
1945〜1989年の日本です。
私は、1957年生まれですので、東京オリンピック少し前からの記憶はあります。
戦後は、占領史であり、講和に至る過程です。
右往左往しながら、してるふりをしながら、GHQと対峙する日本政府機関。
天皇陛下の存在。
日本国民の性格に、驚き、その特異性を認識するマッカーサー。
戦争の時代を終わらそうとする試み。
にもかかわらず、冷戦が始まる。朝鮮戦争。
共産主義と自由主義。ベトナム戦争。キューバ危機。
日本史は世界史なのです。
私は、高度成長を肌身で感じながら育ちました。
2015年。
世界史から日本史を見る必要があるかもしれません。
でも、その世界史的視点が正しいものかは、不明です。
その正しさの内容も不明です。
でも、日はのぼり、日はしずみ、またのぼる。
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宮ちゃん文庫
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長英逃亡(新潮文庫 上・下)吉村 昭 著 を読了。
なんという人物、なんという時代。
その時代を生き抜くには、遅れてはいけないが、進んでもいけない。
時代遅れはいけないが、先進もいけない。
その時代にあわさなければいけないのか?????
逃亡。身の危険を顧みず、それを支える人々。
時代に振り回された人生だったかもしれません。
顔を破壊して、過去を捨てようとした長英。
その時代に家族と生きようとして、終焉を迎える。
高野長英は、明治維新少し前の江戸時代を生きたのだ。
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生麦事件(吉村昭 著)を読了。
女性をも傷つけようとした薩摩藩士への怒り。紳士の国、イギリス?????
英国王が、同じような状況下で、その従者はどのように行動したか??
大英帝国の傲慢が発揮されます。
そして、生麦事件の影響は、薩英戦争へ。
その結果、英国と薩摩藩、および下関戦争で長州藩が結びつく。
昨日の敵は、今日の友なのか????
(第二次世界大戦後もそうだけれどもね)
大英帝国の世界戦略の実行。商人の暗躍。
ただ、薩摩藩の実質的最高権力者の島津久光に対しての考えが大きく変わりました、彼はやはり名君です。そして、、結果的に、日本を明治維新に導く重要な役目を果たしています。彼こそ、明治維新前半の主役かもしれません。
徳川慶喜の力量を判断し、久光自身、我こそが天下を治める者と信じ始めたのかも???
それと、薩摩藩・長州藩とも関ヶ原で敗れたことへの報復がどこかにあったように感じます。徳川支配への反発。維新後の、薩長を中心にした政府。日清・日露・第一次世界大戦・第二次世界大戦。湾岸戦争。
日本だけの日本、アジアでの日本、世界での日本。
さて次のステージは、宇宙での日本??????
地球は回り続ける。自転・公転。銀河系で、大宇宙で、漂いながら回る。
子どもの時、初詣でよく買ってもらつた宇宙ゴマを思い出しました。
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「占領下 上・下」(ちくま文庫)読了
歴史家4人(半藤一利・竹内修司・保阪正康・松本健一)の対談集です。
戦後の占領下時代の様相を語り合っています。
対談集ですので、個人の分析が詳細に語られることはありません。
ですので、概略的になりがちだと感じました。
ただ、天皇陛下の存在は、やはり、偉大だったと強烈に感じました。
高校の演劇大会を.鑑賞した時、講評会で、一人の講評者が、戦争をテーマの劇を、私たちにとっては、時代劇ですよね、と表現されました。
昭和生まれの私は、子どものとき、千林商店街に立つ白い服装の傷痍軍人を見た記憶があります。私にとっては、時代劇ではありません。
でも、時代劇だと感じる世代が増えてくるのでしょうね。
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天狗争乱(吉村 昭 著)読了
なんと哀れな事実なのでしょう。
なるほど、一部田中愿蔵のような不遜な連中もいましたが、純粋化された天狗はまさに、天狗でした。
斬首と書かれています。多くのものが、命を奪われていきます。
今、日本は平和ですか???
少し前、日本でも大量虐殺があったのです。
明治維新を少し前と言うのは、滑稽かもしれませんが、今の日本はその延長線上にあるのです。極端に表現すれば、殺し合っていたのです。
勝てば官軍と言われるように、勝者の歴史が語られます。
敗者になることを悟り、その道を、静かに耐え忍び行軍した天狗。
勝者が立派なのか、敗者が立派なのか?????
家族をも斬首された、武田耕雲斎らの指導者。
一橋慶喜の対処能力のなさは、その後をみても明白です。
鞍馬にいたることができなかった、天狗を、哀れに思います。
さて、一拍おいて、また、吉村さんの本を読みます。
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