宮さんの徒然日記

人間五十年、夢幻のごとくか。 これからこれから熟成は。

宮ちゃん文庫

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アラビアンナイトを楽しむために(阿刀田高 著)を読みました。
千夜一夜物語。
おばあさんが語る、今は昔ではなく、若い女性が語る物語。
自然の中に生きる人間を語る物語。善人もいれば悪人もいる。
聖女もいれば、悪女もいる。
おおらかな物語。
 
その近くで、今、爆弾が飛び交っている。
多くの人間が、命を失っている。
時代が進み、人間は進歩したのだろうか、退化したのだろうか??
 
100年後、どのように語られるのだろうか??
 
とはいえ、毎夜毎夜、添い寝をしながら、楽しい話を聞かせてくれる女性に巡り合うことは、この世にない幸せなことでしょう。
 
そう、これはお話の世界、現実ではありません。でも・・・・・・・・。
 
 
 

せきまえ

私本・源氏物語(田辺 聖子 著)を読みました。
古典を楽しめるような年齢になりましたが、読んだのは、田辺本。
源氏物語の初心者向けの本(ビギナーズクラシック)を以前読みましたので、あらすじは、わかります。田辺さんの気に入りのところ、もしくはアレンジしやすいところ、抜出して、面白おかしく書き始めたのかもしれませんね。
 
一つの言葉に、久しぶりに出会いました。
「せきまえ」。
若かった頃、会社の上司に、お店に連れて行ってもらったときのこと。
上司の方が、店のものに、「せきまえで頼むわ」と声をかけられました。
そのとき、その上司に、「せきまえ」の意味を教えていただきました。
急いで、という意味でした。
古文をよみながら、故人に出会えました。
エロスに古文はよく似合う(阿刀田 高 著)を読み終えました。
おもには、今昔物語の話の紹介。
高校時代、古文の時間は、全くの苦痛でした。
自分の将来のことに関心があるのに、古い過去の物語には、全く興味がわきませんでした。
でも、還暦に近づくと、振り返ることもあり、過ぎし日を懐かしむこともあります。
いまはむかし。
年を重ね、古文を読むことが楽しみに変わりつつあります。

戦士の肖像 読了

戦士の肖像(神立尚紀 著)を読了。
書名通り第2次世界大戦時の戦士の様子を、本人に取材した読み物です。
でも、ノンフィクション。
真珠湾攻撃は、昭和16年12月8日。
艦船よりも、航空機の優位性が明らかになりました。
 
ミッドウェー海戦は、昭和17年6月5日。
この海戦での敗北が、やはり、戦士の心に影響していました。
 
武勇伝も多く語られています。 
高齢になった戦士たちが、最後に少し本当のことを話してくれたかも??
殺し、殺されるという事。世界中で、多くの命が失われました。
 
サラエボ事件から、100年になります。
 
あの、トラ・トラ・トラから100年後の日本は、どんな国になっているのでしょうか?
私たちは、戦士の残したもの読み取らねばなりません。
 
 
 
 
 
 

「桜田門外ノ変」読後

「桜田門外ノ変」(吉村昭 著)を読み終えました。
吉村さんの、第二次世界大戦における小説、および取材関係の随筆を数冊読んでいます。
 
江戸時代、教科書に登場する事変を読むに、水戸藩は、当時、全国諸藩の中で、どのような位置になるのだろうか???
斉昭という藩主の存在、尊王攘夷と言う思想。安政の大獄に対する怒り。襲撃者たちをかくまい、支える人々の存在。
 
教科書の中での「桜田門外ノ変」が、作品の中では、単調に描かれていますが、私には今、襲撃者たちが色鮮やかに浮かび上がってきました。
吉村さんの作品を読み続けることになるでしょう。

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