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タッポーヨ 太平洋の奇跡を読み終えました。
いかなる負けを迎えるか。幾多の死をもって迎える負けであります。
多くの命が失われなければ集結しないのが戦争なのです。
勝者にだって、いくつもの犠牲があるはずです。
負け戦の時こそ、真価が問われるのかもしれませんね。
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宮ちゃん文庫
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「虜」藤田宜永著(新潮文庫)を読みました。あまり、面白くはありませんでした。主人公は、なにに虜になるのか? いや、なにかにとりつかれるのだろうか?? 意識しながらの、無意識。 ゼロの近づく自分に虜になる。 虜から解放された時にまた、虜(逮捕)となる。私には、テーマがすっきりと見えてきません。そのことも、作者の作為だとすれば、私も虜になったということでしょう。すぐ、開放されましたがね。 |
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「海と毒薬」遠藤周作著(角川文庫)を読みました。端的に言えば、あまり面白くはありませんでした。戦時中の事件を扱う内容ですので、そのようなものかもしれませんが。人道的問題を、キリスト教的に扱った小説??? 読む前には、人体実験ということが大きく意識されましたが、読み終わったあとでは人体実験については意識が薄くなりました。人体実験をしたことの善悪ではない。それは、してはいけないことに違いないのだから。 言葉の入れ替えをしながら、事実は伝えられます。 悩み、苦しみ、嘆き、笑い、人を愛するのが人間です。時の止まったままの人。 すべてを投げ捨て、新しい路へ歩みを進める者。 この世は、複雑怪奇。 だから、生きていて面白い。 解説には、「異常のなかの平常を探求しようとしたこの作者のような制作態度は、やはり注目すべきものと思える。」と書かれています。平凡ですよね、今は。戦後色をようやく抜け出そうとした時の作品なので、注目されたのでしょう。 |
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「半落ち」横山秀夫著(講談社文庫)を読みました。映画は見ていません。いっき読みでした。それゆえ、すばらしい小説だということです。さて、テーマは?? 深くは考えないようにしましょう。そのほうが、話が生き生きとしますので。考えるより、感じることにしましょう。ですので、まだの方は、読んでいただきたいと思います。そして、考えてください。自己矛盾のなかで生きているということです。 |
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「目下の恋人」(辻仁成 著)光文社文庫を読みました。短編集です。この本を購入したのは、その本の帯びに強烈に引きつけられたからです。このように、書かれています「一瞬が永遠になるのが恋 永遠が一瞬になるのが愛」と。買ってしまいますよね、こんなの読んだら。小説の中の、老人の言葉なのですがね。「サヨナライツカ」「冷静と情熱のあいだ」と重なる部分もありましたが、楽しく読ましていただきました。人生を豊かにするものは人それぞれ違うでしょう。でも、恋すること愛することは、スパイスとしては素晴らしいものですね。短い人生、長い人生。何回、甘く刺激的なスパイスを味わうことになるのでしょうか??? |



