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――火男が窯に火を入れる際に
火種として活きの良い鬼火を採る行事「鬼火すくい」が
伝説の発端だといわれている架空の生物。――
その前書きの解説文を読んで
早々に少年は「蛍伝説」という本を閉じ
溜め息。
放課後の図書室。
外の陽はだいぶ沈みかけていた。
昨日の夕刻
少年は家の傍を流れる川の原で
か弱くも青白く宙を揺らめく光を見たのだ。
それは昨今、各地で大量発生している
鬼火の光とは大きさや光り方が明らかに違っていた。
「あれはきっとホタルというやつに違いない」
今朝の通学途中
そのことを友人たちに話した少年は
嘘つき呼ばわりを喰らい
ふてくされたまま6限をこなし
そして今
放課後の図書室で突っ伏しているという塩梅。
窓の外では
鬼火たちがあちらこちらでぼうっと灯りだしている。
それは陽が沈みきった合図。
用務員さんが少年に家へ帰るよう促す。
「持ち主をなくした影法師が多い。気をつけてな」と言って。
少年は「ん」とだけ返事して上の空。
上の空。
校門を出たころには影法師たちは群れを成し始め
ひとつ近寄ってきた影法師の
「君の見た光りの正体を教えてあげよう」
という言葉にも上の空。
手を引かれるまま誘われる。
Kimonos - Soundtrack To Murder |
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幻想的な話ですね、ちょっとツヨンボさんには珍しい感じ。ホタルと云うのもそんな話によく合います。
2011/9/2(金) 午前 10:50 [ 夜男 ]
ありえんてぃ?wwww
キャワイイ女の子がぽいぽいぽ??いwwwww
ttp://fuji.kjpop.me/vpvbnz6/
2011/9/4(日) 午前 9:17 [ うっはぁぁぁwww ]