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その約20年後1658年に破産して困窮の中、人に売り渡すまでの間
住んでいたとされる『レンブラント・ハウス』 に行ってきました。
The Rembrandt House Museum
Jodenbreestraat 4 , 1011 NK , Amsterdam , NL
T +31 (0)20 5200 400
F +31 (0)20 5200 401
私が持っている、前任者から引き継いだガイドブック
(’06〜’07版の 『地球の歩き方』 ) に載っている写真では
1606年に建てられた建物が、そのままの状態で残っていて
当時の玄関が、ミュージアムの入口になっていたようなのですが
ここ数年の間に、改築してしまったらしく
現在は、なんだか無機質な外観(→)になってました。
おそらく老朽化が原因なんでしょうけど、ここのウリは
「レンブラントは、こういう家に住んでたんですよ」
ってことなんだから、建物を残さんでどうする??
とか、私は思うんですけどー。
なんとかして、上手く修復&修繕しながら
元の建物の形を残しておけなかったものかなあ。
などと、あれこれ愚痴を言いながら中に入ってみると
さすがに内部は、当時の様子が再現されてました。
そりゃそうだ。そうじゃなかったら、客が暴れるよなぁ。
レンブラントの油絵の作品はほとんどなくて
右の写真に写っているのも、彼が個人的に好きで集めた
他の画家の作品です。
素人が見ても、「これは違う人の絵だよね?」と
すぐにわかるものばかりなのですが
全体的に、同じ色調というか、なにか共通した雰囲気があって
「ああ。こういう絵が好きな人だったんだ。
だから、ああいう絵を描いたんだ」・・・なんてことが
うっすら窺い知れるような気がして、面白かったです。
彼個人の作品としては、油絵より、エッチングが多かったのですが
そのエッチングが、むちゃくちゃ細かくて、小さいのには驚きました。
レンブラントは間違いなく、お米にお経が書けた人です。
彼の寝室にあったベッド(←)は、わざとなのか、たまたまなのか
ちょっと布団が乱れた状態で、それが「ついさっき起きたばかり」
って感じがして、なんだかヘンに興奮しました。おっさん相手に。
因みに、昔のオランダのベッドは、クローゼットのような箱の中に入っていて、人が使っていない時は扉を閉めて、隠すことができるものなのですが、これが、とにかくどれも縦が短くて窮屈そう。
聞くところによると、「頭を低くして寝ると悪魔にとりつかれる」
という迷信が当時はあったそうで
そのため、ふかふかの枕を3〜4個重ねて
それに背をもたれて、上半身はなるべく横にしないで
眠っていたんだとか。
つまりは、「コタツ&座椅子でうたた寝」の本気バージョン?
なんだか、疲れが取れなさそうな寝方ですよね。
ここで、かの有名な巨大作品 『夜警』 も描かれたとか。
現在よく使われいるような、木枠に既に布が打ちつけてあるキャンバスは当時なかったようで、刺繍でも使えそうな普通の目の細かい麻布の四隅を縫ったものが、丈夫な麻糸で何箇所もべニヤに縫いとめられていました。
「絵を描こうと思ったら、いちいち、この作業をしなくちゃいけなかったんだ。大変だな〜、こりゃ」と思ったら
説明プレートが掛けてありました
うん。そりゃ、まあ、そうだよな。
これ、絵を描く以上に、ある意味、大仕事だもん。
こういう時こそ、巨匠の威厳ってやつを使わなくちゃ損だよねえ。
と、こんな感じで、地味ながらも、けっこう楽しむことができた、レンブラント・ハウス。アムステルダムの、そこそこど真ん中に位置しているので、観光の合間に、ふらりと立ち寄ることも可能かと思われます。
どこへ行っても、人だらけのこの観光シーズン中にもかかわらず
恐ろしく人が少ないので、人ごみに疲れた方にもお勧めです。
むふ。むふふふふ。私も、この調子で、行け行けドンドン。
デート・プランに乏しいフタマタ男からの脱却を図ります。
【追記】入口こそ、近代的なレンブラント・ハウスですが、ちゃんとその右側に残ってました。建物そのものが。
すみません。私の早合点。木を見て森を見ずって感じですね。てへ。(笑ってごまかす齢35歳 ^∇^;)
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長身の人が多いのにベッドの縦が短い??
狭いうえに上半身は起こして寝るって。。。
どんな所でも寝る自信のある私ですが、それはちょっと熟睡できそうにないですねぇ。
それもやっぱ慣れなのでしょうか。。。
2010/4/22(木) 午後 9:42
まきをさん★寝不足をとるか、悪魔をとるかのどっちかだったんでしょうね。私からしてみれば、うん○味のカレーか、カレー味のうん○かってくらい、どっちも嫌な選択ですけどねえ(笑)
2010/4/22(木) 午後 9:45
以前、アムステルダムに行ったとき、この目の前まで行って、「あれ、ほんとにこれがレンブラントの住んでいた家なの?」と疑問に思って行くのをやめたんです。そうか、なかはまだちゃんと、家なんですね。
しかし、ほんと、なんでこんな外観にしたんでしょうねえ?
2010/4/22(木) 午後 10:37
あ、そうそう、デルフトで学会があった時に、民宿みたいな小さなホテルに泊まったんですけど、まさにその短いベット+ふかふか枕の組み合わせでした。
そうか、そんな意味があったんですね。
初めて知りました。
2010/4/22(木) 午後 10:41
Hosoiさん★アンネ・フランクの家の外観も、現在は近代的なんですよね。でも、こちらと明らかに異なるのは、入り口に並ぶ長蛇の列。それだけ戦争による悲しい歴史を学ぼうとする人が多いのは良いことだと思いますが、レンブラントがちょっと可哀そう・・・??
2010/4/22(木) 午後 10:48
Hosoiさん★お仕事でいらっしゃったのに、それは窮屈な思いをされましたね。単なる旅行だったら、「わーい!昔風のベッド!貴重な体験じゃない?」と喜んで膝を抱えて眠れるような気がしますけど(一晩くらいなら)!
2010/4/22(木) 午後 10:51
レンブラントハウス、改築されてしまったのね。確か私が通った時は古い感じだったから、本当にここ数年の間だと思う。
ポルトガルの可愛いトラムも、シルバーの近未来的なデザインになっているのをTVで観て愕然。こういうのホント、残念だよね〜。
でも家の中はいい感じだ。
2010/4/23(金) 午前 0:50 [ 濱 登良子 ]
アンネフランクの家には行ったけど、ここは知らなかったです。古い家の外側に新しい躯体をくっつけたのかしらん・・・。米粒にお経が書けるほどの人だったとはね〜。そういえば、昔のオランダ人って小さかったんですよね、確か。今世界一を誇る(?)のは成長ホルモンを摂らせた牛の牛乳を飲み始めたから、とか聞いたけど。うちのむすめっち、日本人学校の3年間で飲んだミルクのせいで1年に15センチも伸びたのかしら、とも思ったり・・。
2010/4/23(金) 午前 1:21
レンブラント・ハウスは実際のところどうなのかイマイチ判断がつかなくてまだ行ってなかったんですが、お陰でだいぶ様子がわかりました。当時の暮らしぶりを知る上でも面白い見学コースかもしれませんね。私も見に行ってみたくなりました。
2010/4/23(金) 午前 3:19
濱さん★左右の建物が昔ながらのカナルハウスなだけに残念だったよ。少しでも早く工事を終わらせるためには、いっそのこと改築してしまった方が早い!とか思ったのかな??修復だと近代美術館みたいに、ものすごく遅れるのかもしれないしね。それにしても残念!
2010/4/23(金) 午後 1:58
JUNさん★私は逆にまだアンネフランクの家には行っていないんですよ。いつ行っても混んでるし、行けばブルーになるのがわかっているので、タイミングを考えているうちに延ばし延ばし今になってしまいました。
ホルモンは今は禁止になったみたいですよ。食物の安全って大切なんだなって思いますね。
2010/4/23(金) 午後 2:02
kepetaさん★ミュージアムカードが使えますので、お持ちでしたら是非そちらをご利用ください。わざわざ7.5ユーロ払ってまで見る価値あるかと言われたらちょっと微妙かもしれないので。小さい野外博物館にレンブラントの付加価値がついてるっていう感じです。私は楽しめました。
2010/4/23(金) 午後 2:04