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舞台『海辺のカフカ』、
それはそれは素晴らしい体験でした。
 
あの衝撃的だった本『海辺のカフカ』が
舞台という枠のなかで、
一体どのように表現されるのか…
以前からとても興味がありましたが、
実際ラストチャンスとなった凱旋公演で観ることが出来、
その自然な流れにも実はちょっと感動しています。
 

開演。
まず、暗闇の中からあらわれ出る‘空間’。
 
原作に忠実な台詞。
 
ランダムなような、規則的なような、
‘箱’のシンボリックな動き。
 
無限の空間のなかのあくまで一部分の投影。
 
頭をよぎった、
{時間は幻。すべては同時進行}
 
曖昧な境界線。
 
すべてが美しく。
 
そして、脈絡。
 
予想をはるかに上回る完成度。

こんなにも心動かされるものを目の当たりにしていることにいたく感銘を受ける。
 
そう、原作にあった「海辺のカフカ」の詩。
歌を聴きながら、
「いつか聴きたい。
いや、きっと聴けるはず」
読書中のそんな不思議な想いを思い出す。
 
「 はい、〇〇さん。僕はあなたをゆるします。」
 この台詞は個人的に気づいたこと。
様々な‘感情’が湧き上がるのを感じます。

 
なかでも、さいたま芸術劇場は奥行きがあるので
海辺のカフカ独特の演出が活きるそうです。
 素晴らしく神がかり的でした。
 

『海辺のカフカ』原作から
「僕はどうすればいいんだろう?」

「そうだな、君がやらなくちゃならないのは、
たぶん君の中にある恐怖と怒りを乗り越えていくことだ」

「そこに明るい光を入れ、君の冷えた部分を溶かしていくことだ」 
 
「世界はメタファーだ、田村カフカくん」
 
 
http://kfkx.tumblr.com/post/129988853142/舞台-海辺のカフカみた
(↑カシワイさんのイラストがとても素敵です)
 
 
『職業としての小説家』にも通じる
舞台での印象的な台詞をひとつ。↓
 
「 私は昔、雷についての本を書いたことがあるの。
(省略)
でもほとんど売れなかった。
そこには結論というものがなかったの。
そして結論がないような本を誰も読みたがらなかった。

結論がないのは私にはとても自然なことに思えたんだけれど
 

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鳥肌もの



さいたま芸術劇場までの道のりも素敵ですね。↓で紹介されています。



『 職業としての小説家 』 村上 春樹 著  ブログ 
『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』 村上 春樹インタビュー集



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