|
『beポンキッキーズの論語 子や孫と読みたい日常語訳』beポンキッキーズ著 小島毅編 産経新聞出版より2013.5.23発行 子どもにもわかる日常語で訳しているので、言葉が心に響く。日常語訳、書き下し文は総ルビ、その他についても多くルビをふっていますので、子どもや孫への読み聞かせに最適です。たとえば、書き下し文「知者(ちしゃ)は惑(まど)わず、仁者(じんしゃ)は憂(うれ)えず、勇者(ゆうしゃ)は懼(おそ)れず。」の日常語訳は、「あれこれ迷わない。くよくよしない。びくびくしない。そういう知(ち)・仁(じん)・勇(ゆう)をもつ、かっこいい人(ひと)になれるよう努力(どりょく)しましょう。」です。より深く学ぶために、それぞれの言葉には、原文、書き下し文の全文、漢字の意味などの解説。 人間はどのように生きてゆけばよいのか、親に対してどのようにすればよいのか、友だちとどのような気持ちや様子で触れあえばよいのか、目上の人とはどのようにつきあえばよいのか……というふうな、人が生きてゆく上において大切な、人と人との関わりかたについて語っているのが論語なのです。いや、それだけではありません。 人の幸せとはなんだろうか、ということや、一人だけではなくて、多くの人々の幸せとはなんだろうか、ということについても、論語はくわしく語っている。それは、人と人との約束、すなわち倫理(道徳)について語っているのです。いじめ問題、生き方、幸せ…答えがないときに読みたい当たり前だけど大切なこと。「ほかのものに怒っている気持ちをぶつけてはいけません。」「あれこれ迷わない。くよくよしない。びくびくしない。」…心に響く言葉がいっぱい。 よく生きるために、人と人との約束、もっと学びたい人へ、人に求められる人。元気が出る、希望がわく、勇気が出る!40周年を迎えたテレビ番組「ポンキッキーズ」から生まれた論語の本です。加地伸行(大阪大学名誉教授)監修、小島毅(東京大学大学院教授)編集協力によって、2500年以上にわたって読み継がれた珠玉の言葉とその意味を子どもも理解できるよう紹介する1冊。
|
児童書
[ リスト | 詳細 ]
|
『永遠に捨てない服が着たい 太陽の写真家と子どもたちのエコ革命』 今関信子著 汐文社より2012.2発行 「わたしたちが大人になるまで、地球は待っててくれるの?」温暖化、環境破壊が進む地球。エコを学ぶ京都の子どもたちは、地球の未来に不安を持っています。いま、自分たちになにができるのだろう。環境学習の先生となった一人のカメラマンと、子どもたちのノンフィクション。 京都議定書は、先進工業国全体で2011年までに1990年に出した温室効果ガスの5.2%を減らそうという、国と国との「ゆびきりげんまん」です。先進工業国である日本の目標値は、6%です。何だか数字や漢字がならんで難しそうな「ゆびきりげんまん」……それを京都の子どもたちが、考えるところからお話は始まります 環境学習の先生になったのは、岡部さん。お仕事は、カメラマンです。カメラマンの岡部さんが、エコについて考えるようになったきっかけ、今、岡部さんがしようとしていることを聞いて、子どもたちは次第に自分たちにも出来ることを考え始めます。さて、永遠に捨てない服ってあるのでしょうか?書かれている地球の環境破壊は、全部現在進行形の本当のこと。 今、自然エネルギーの可能性をきちんと学ぼう。私たちは、暮らしを見直なさなければならない。新しい価値観へ、人間の、多くの生き物の命が大切にされる暮らしへ、方向転換しなければならないはずです。地球とともに生きる。自然が持つ自然の治癒力が働く所で、人間の発揮する力を抑制しなければならない。「これから」の暮らしを考えるとき、参考になる1冊。
|
|
『エレノア・ルーズベルト 人権のために国連で活躍した大統領夫人』 よしまさこ漫画 和田奈津子シナリオ 集英社より2013.5.29発行 全世界の人間の権利を守るようよびかける世界人権宣言。それを国際連合で採択することに力をつくした女性がエレノア・ルーズベルトです。アメリカ第32代大統領、F・ルーズベルト夫人であり世界人権宣言の起草者として歴史に名を残すファーストレディ。男に生まれていたら大統領になっていただろうと評される女性の生涯です。 幼いころ、自分をみにくいと思っていたエレノアですが、多くの出会いによって、強い信念を持つ女性に成長していきます。夫であるフランクリンがアメリカの第32代大統領となると、ファーストレディとして、アメリカじゅうを回り、不況や人種差別などさまざまな問題に立ち向かいました。 夫の死後、悲しみを乗りこえ、アメリカの国連代表のひとりとなって、世界のためにつくしたのです。常に弱い人の味方でありつづけたエレノアは、現在でも多くの人びとから尊敬を集めています。この伝記では彼女の人となりや、その精神と行動、素直に感銘を受けました。幼少期に母親からコンプレックスを植え付けられた反面、父親には愛されて気も合い、社会奉仕活動にも同行し、後に大きく育つ芽を育てていったこと。 両親を失った後に学校で徐々に自信を付けていく成長物語。後に往年の名歌手、黒人アルトのマリアン・アンダーソンが親友だから、人権活動に大きな功績を残し、困難に遭っても前向きに立ち向かっていく女性を、細かなエピソードで心の機微が描かれている1冊。
|
|
『「大好き!」を見つけよう』 中原一歩著 講談社より2013.4.16発行 いま、夢中になっていることがありますか?十年後のあなたは、どこでなにをしているでしょう?おとなたちが働くのはなぜか、知っていますか?「「大好き」と出会うのはかんたん? たいへん?大好きなことは、なんですか?大好きなことと、いつどうやって出会いましたか? 宮本恒靖さん(元サッカー日本代表)、柿沢安耶さん(パティシエ)、上田勝彦さん(水産庁職員)、御手洗瑞子さん(前ブータン首相フェロー)の4人のみなさんに、そんな質問をしてみた「大好き」を見つけ育むヒントがいっぱいの、インタビュー・ノンフィクションです。 「大好き」なことに打ちこんでいるおとなたちの、少年少女時代の話、困難にぶつかったときのエピソード、ものの見方や考え方は、きっとみなさんにも参考になるはずです。コラムもおとなになったらやりたい仕事ベスト10・男子編、女子編、イラストマップ 日本の海の魚たち、世界の子どもが100人だったらなど。大好きなことが見つかる、生きるヒントが見つかる、はじめて読む人生論です。
|
|
『いのちのヴァイオリン 森からの贈り物』中澤宗幸著 ポプラ社より2012.12発行 東日本大震災で津波被害を受けた陸前高田の流木から、世界的ヴァイオリン修復家の著者がつくた「震災ヴァイオリン」。楽器に秘められた人間と自然の物語。大切な記憶が弾きつがれ、語り継がれていく木のふしぎと生命の物語。「ヴァイオリンお医者さん」が、木のいのちに教えてもらったこと。
|






