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原子力発電は事故を起こさなくとも日本人を殺戮している


   その5 関西・中国方面
 
 関西で稼働している核施設は、若狭に大量に集中しているが、それほど遠くない島根にも原発がある。当初、四国の伊方原発も含める予定だったが、伊方原発の放射能による影響は九州東部に大きく現れているため、九州で扱うことにした。
 それより中国地方には、想像もしていなかった恐怖の殺戮怪獣が潜んでいた。
 
 若狭には、敦賀原発2基、美浜原発3基、大飯原発4基、高浜原発に4基、もんじゅ1基、計14基の原発が集中していて、もしメルトダウン事故が起きれば、近畿の水瓶である琵琶湖が汚染されるのと、近畿・中国方面と岐阜県美濃地方、愛知県尾張地方が取り返しのつかないほど汚染される。
 
 この心筋梗塞の分布は、自民党政権や原発に依存する人々が、フクイチ事故に対する反省が絶無のため、おそらく、これから関西で再び起きる巨大メルトダウン事故の結果が何をもたらすのか? 示すものとなっていると思う。
 
[島根原発の排気放射能による健康被害]
 
 まずは島根原発から見てみよう。この影響を調べてゆくうちに、私はとんでもない怪獣を発見することになった。
 
 島根原発は、松江市内の臨海部にあり、46万Kと82万Kの二基の沸騰水型軽水炉。1974年〜2011年までの37年間稼働している。
 3号機は運転未定。1号機は2015年廃炉が決定している。
 2号機の再稼働ではプルサーマルを予定している。
 

 島根原発の排気煙突も非常に高く、おそらく100mをはるかに超えているだろう。 だから足下では正常でも西南に強い異常が出ている。
 足下の松江や出雲では正常値だが、50K以上離れた江津市で心不全159%、益田市でも159%、安芸太田で155%と異常値が出ている。

 
 問題になるのは南東の鳥取、兵庫県方面で、あまりにもたくさんのハイレベル異常値が出ていて、果たして併せて100万キロ超の原発運転で、ここまでひどい結果が出るのだろうか? と頭を抱え込んでしまう異様な結果が見えている。
 
 心筋梗塞死亡のデータは、境港市139%、米子市149%、琴浦町185%
倉吉市213%、岩美町269%、鳥取市146%、八頭町179%、智頭町208%
伯耆町139% 、日南町185%
 
 さらに鳥取県・岡山県・兵庫県の南部に至るまで非常に高いレベルの心筋梗塞死亡が出ている。
 瀬戸内沿岸に近い、たつの市163%、美作市176%(心不全)勝央町167%、宍粟市170%(心不全)、新見市192%(心不全)、高梁市181%(心不全)、日南町185%
 玉野市でさえ139%、姫路市も146%
 
 これらの国内最大級の広がりを持った心筋梗塞地帯が、はたして島根原発の排気放射能だけで起きるものか? 
 
 綿密な検証を重ねてゆかねばならないが、少なくとも、これらの異常な心筋梗塞死地帯には一定のまとまりがあり、広島方面に広がる平常値地帯と明瞭な対象をなしていて、過去の排気公害事件とよく似た分布になっている。
 よって、島根原発の37年間にわたる放射能排気に強い疑いの目が向けられるのは当然である。
 
 しかし、兵庫県・岡山県にまたがる、この異常な心筋梗塞地帯は、島根原発だけでなく、若狭原発群からの放射能排気も流れ込んでいると考えれば、この深刻さは容易に理解される。
 
 さらに共通する条件として、日本最大級のウラン鉱石放射能地帯であることだ。実は、この地域の核心部にある人形峠ではウラン精錬工場が稼働していた。
 調査を進めるうちに、この工場こそ、私は、すべての異常値の根源に屹立する恐怖の怪獣であったことを思い知らされた。
 
[人形峠ウラン精錬施設の影響]
 
 鳥取県の倉吉平野と岡山県の津山盆地を結ぶ、海抜740mの人形峠。
 1956年にウラン鉱石の調査研究所が設置され、1959年にはウラン鉱石を製錬したイエローケーキ精製に成功し、1961年には200Kgの国産濃縮ウラン原料の製造に成功した。
 
 この間、核燃料開発事業団=動燃が国家プロジェクトとして活動を開始し、1967年、人形峠鉱業所として発足し、1978年には人形峠事業所と改称した。
 1980年代には、回収ウラン燃料の転換試験=つまりプルトニウム製造が行われたと書かれているので、事実上の再処理工場であったことになる、
 
 となれば、青森六ヶ所村で起きている凄まじい心筋梗塞データと、この周辺200K圏で起きている恐ろしい心筋梗塞データの共通点が鮮明に浮かび上がることになる。
 この恐怖の心筋梗塞地帯の原因は、島根原発による放射能排気ではなく、人形峠再処理施設と考えられるであろう。
 その後、1979年のスリーマイル原発メルトダウン事故の影響により、ウラン価格が低迷したため事業の採算性が失われ、2001年には全施設が閉鎖となった。
 20世紀のうちに、人形峠事業所で採掘されたウラン鉱石は86000トン、濃縮精製されたウラン235核燃料は84トンであった。
 この量は広島型原爆、840万発分ということになる。(核兵器用高濃縮ウランは、この2割程度)
 
人形峠周辺には、動燃によりウラン汚染残土=鉱滓100万トン以上が投げ捨てられたままになっているといわれる。
 
  小出裕章さんら京大原研のメンバーが調査した人形峠ウラン汚染による危険性を警告した論文
   http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No79/kid000927.PDF
 
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Ningyo-toge/KankyouD.html
 
これらの情報から、岡山県と兵庫県、鳥取県にまたがるウラン地帯における心筋梗塞地帯の原因は、人形峠で行われたウラン採掘と精製、さらに再処理による放射能汚染と考えることが、もっとも合理的と判断できると思う。

 
[日本最大の核施設密集地帯、若狭原発群]
 
 14基の原子炉が集中している日本最大の原発密集地、若狭湾周辺。
 
 2011年のフクイチ巨大放射能事故で日本中の原発が止まったわけだが、その後も資産減損に怯えた関西電力が、次々に再稼働を画策し、すでに大飯、高浜原発が再稼働を開始してしまっている。
 この記事を書いている2018年3月末には、莫大なトリチウム放出で有名な玄海原発まで再稼働を始めた。
 
 若狭原発群が放出した放射能による被害を調べていると、統計データに奇っ怪な、ありえない平常値が続いていることに驚かされた。もっとも汚染され危険なはずの、敦賀原発、もんじゅ、美浜などが集中している地域=敦賀市や美浜町などの心筋梗塞が奇妙に少ない。
 
 このところ政府による公文書偽造捏造が報道されているが、どうも政府や自治体レベルで原発の地元の人口動態統計を歪曲しているのではという疑念が強まってならない。
 14基も危険な老朽原発の運転が40年にわたって続いたにもかかわらず、心筋梗塞データが少なすぎる。

 
 「こんなはずはない!」というのが私の正直な感想である。
 
 敦賀から60Km離れた勝山市では、心筋梗塞186%、隣の坂井市でも170%
 高浜では162%、小浜でも174%、それなのに最も汚染が激しいはずの敦賀や呪われた殺人原発と呼ばれた美浜でも平常値になっている。新温泉町では166%。
 
 敦賀市では、安倍内閣で復興大臣などを務めた「パンティ泥棒」高木氏の父親が長く市長を務め、このような信じられない発言をしたことが知られている。
 こんな首長がいれば、原発の危険なデータはすべて封印、捏造されるのも当然だ。
 
   https://iwj.co.jp/wj/open/archives/270810
 
 若狭原発群の危険性について
 
     http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/455.html

転載元転載元: 東海アマのブログ

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原子力発電は事故を起こさなくとも日本人を殺戮している  その4 中部

http://tokaiama.minim.ne.jp/genpatu/gensatu44.html
 
 
[柏崎原発からの放射能による影響]
 
 中部地方の核施設は、世界最大といわれる東京電力、柏崎刈羽原発、そして、ほぼ同規模の中部電力、浜岡原発、能登半島の北陸電力、志賀原発である。
 
 柏崎刈羽原発の規模は、7基の沸騰水型原子炉で総出力821万2千Kw
 1993年から営業運転開始、2011年のフクイチ事故を受けて稼働を停止しているが、18年間の間、通常運転による放射能放出が続いた。
 
 この間、2007年7月16日の中越地震により、原子炉建屋での火災を含む大規模な損傷と放射能放出があったと考えられている。
 
 このとき当時の安倍首相が現地に入ったが、その後、体調を崩して首相を辞任したことが記憶に残っていて、危険な短寿命核種による被曝(腸上皮障害)を受けたのだと噂されていた。
 
 柏崎原発に100m以上と思われる排気煙突があり、放射能の影響は相当遠方に達すると思われるので、200K圏を調べる必要がある。
 
 
柏崎刈羽原発の放出放射能の影響を調べてゆくと、173Km離れた志賀原発からの影響と重なっていることがわかる。
 とりわけ海上の場合は障壁がないため、放出気団は遠方に伝播し、他原発からの気団と融合すると思われる。
 
 

 能登半島先端の異常値は、おそらく志賀原発と柏崎刈羽原発の両方の放射能から影響を受けていると思われる。
 足下の柏崎市では煙突が高いせいか影響が少ない。しかし、海岸線をダクト伝播したと思われる放射能によって、出雲崎で心筋梗塞が249%、燕市で160%、内陸の小千谷市でも165%(心不全)、只見町では184%という危険なデータが出ている。
 
 柏崎原発周辺では、女性の白血病発症率が全国平均の2倍に達している。
 
  https://blogs.yahoo.co.jp/ht_sue/30484823.html
 
柏崎原発の中越地震による放射能放出被害
 
   http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20150519/1432027391
 
  
 [志賀原発からの放射能による影響]
 
 能登半島には二カ所(初期段階では四カ所)で原発建設が計画されたが、珠洲原発は実現せず、志賀原発だけが建設された。
 
 志賀原発は、北陸電力が建設し、1993年7月に運転を開始した。
原子炉は二基あって、いずれも沸騰水型、54万キロと 136万キロである。1993年から東日本大震災の2011年3月まで18年間稼働し、再稼働ではプルサーマルを目指すと公言している。
 
 志賀原発にも100m級の高い煙突が二本設置されていて、放出放射能の影響は遠方に伝播すると考えられる。
 
 志賀原発からの放射能による影響も、地元よりも少し離れた能登半島先端や、中能登町、氷見市・立山町などなど富山県内で出ている。
 
 とりわけ能登半島先端、輪島市で心筋梗塞190%、珠洲市で185%(心不全)能登町で208%で、深刻な汚染を示しているが、柏崎原発からの放射能の相乗効果も考える必要があるだろう。
 
 
これらの心筋梗塞死因データには連続性があり、平常値にも大きな連続性があるので、偶然ではありえない。
もし偶然だったなら、相互に関連性のない支離滅裂でランダムな結果が出るだろう。このように連続性が確認できる場合は、共通の因果関係=原因があることを意味していて、それは原発通常運転による放射能の影響しか考えられない。
 
 また、志賀原発は2011年に運転を休止していても、核燃料は装填されたままで、わずかずつ放射能を出し続けているし、原子炉の改良工事などを行えば大量に出てくる可能性もあり、能登半島先端では、ときどき異常な放射線が検出されることがある。
 
 ただし、ここの異常値は、志賀原発以外に、柏崎刈羽原発や、韓国の古里原発、島根原発など核施設からの影響も考える必要がある。
 
   http://inventsolitude.sblo.jp/article/176238318.html
 
  
[浜岡原発からの放射能による影響]
 
 浜岡原発は南海トラフの巨大地震である東海地震の震源地の真上に作られた超恐ろしい核施設である。
 300〜400年に一度は南海トラフ地震に伴って震度7が予想されていて、津波高も最大11mと考えられているが、当初の予測は5mにすぎず、フクイチ同様に安全対策をケチった原発であった。
 311後、再稼働のために津波対策が強化されたが、やはり費用をケチったペラペラの擁壁で、強度に大きな疑念が持たれている。
 世界最大最強の釜石堤防を完全破壊したエネルギーを考えれば中電の擁壁は稼働の言い訳としてのアリバイ証明にすぎず、M9クラス巨大地震には、とうてい耐えられないであろう。
 
 1976年3月に運転を開始し、2011年、3月民主党政権の要請により稼働を停止している。1号機54万Kw・2号機84万Kwは2009年1月に廃止しているが廃炉には手がつけられていない。
 3号機110万Kw・4号機114万Kw・5号機138万Kwも稼働停止していて6号機138万Kwは計画段階で頓挫中。
 稼働は35年間であって、それらの放射能放出の結果は地域差が明瞭で深刻な事態になっている。
 

 
 
 
浜岡原発周辺の心筋梗塞分布を見てゆくと、高い煙突のおかげか足下の御前崎や牧之原市などでは異常は少ないが、沿岸部をダクト伝播したと思われる東風に吹かれた地域、西方面の浜松から渥美半島・知多半島先端部、さらには伊勢湾を越えて、紀伊半島の鳥羽・伊勢方面にも明らかな影響が現れている。
 
 具体的には、西側の沿岸部である磐田市で心筋梗塞162%、湖西市で171%(心不全)、渥美半島の田原市で141%、知多半島の南知多町で158%(心不全)、放射能気団は伊勢湾を飛び越えて、伊勢市146%、鳥羽市153%、多気町178%と続いている。
 これらは、浜岡原発から一直線の連続性のある地域であって、偶然性はなく、放射能排気の影響と容易に想像できる。
 この流れから外れれば、まったく影響を受けていない平常値の地域が連続している。
 

このピンクの矢印は、北西の季節風が若狭湾に上陸したとき、琵琶湖と関ヶ原を経由して木曽三川ダクトに入り込む風の通路を示したものである。
 
 
[八百津町の心筋梗塞異常値の解析]
 
まったく原発放射能と関係なさそうな八百津町周辺で心筋梗塞が異常値を示していて、これを見て「心筋梗塞は原発放射能と無関係」と大喜びで私の主張を嘲笑する馬鹿なネトウヨがいるが、残念ながら、詳しく調べると、これも若狭湾の原発と関連がある可能性が強まっている。
 

 八百津町周辺の心筋梗塞の異常値は、八百津町380%、御嵩町229%(心不全)、川辺町168%、七宗町229%、美濃加茂市172%、美濃市193%(心不全)と、結構な広い範囲にまたがっている。
 
 この原因について、最初はまったく理由が分からず、地域的な高放射能地帯かと疑ったが、周辺を、詳しく調べてゆくと、だんだん浮かび上がってきた関係があった。
 
 それは、ここには特異な季節風の通路が昔から知られていることであった。
 それは「伊吹おろし」と呼ばれている。
 若狭湾に上陸した北西の季節風が、琵琶湖を経由して関ヶ原ダクトに抜け、さらに大垣付近で二つに分かれて、一つは木曽三川ダクトを下降して伊勢湾に抜ける有名な風の通路。
 
 私も名古屋で少年時代を過ごしたので、伊吹おろしの寒気には、さんざん悩まされたものだ。体感温度は釧路と同じとさえ言われた。
 この風は小浜・高浜付近に上陸した西北西の強い季節風が、琵琶湖から伊吹山を越えて、ボラー現象といわれる寒気団の吹き下ろし風を尾張平野にもたらすのである。
 
 もう一つは、木曽川を上流に向かう、いわゆる「木曽川ダクト」を遡行して八百津に向かう風の通路である。
 これは若狭湾の北風が南下し、伊吹山を越えて関ヶ原の隘路(養老山地と伊吹山地に挟まれた国道8号のダクト)に入り込み、8号から21号とまっすぐ東のダクトを経由して、大垣で木曽川ダクトに入り込み、八百津に向かう通路が存在するのである。
 
 これを前提に調べてみると、やはり関ヶ原で心不全163%、養老町214%と高いデータが八百津方面の異常データにつながっていた。
 
 この説明は、まだ証明されたものでなく、これから検証を経なければならないが、私としては強い確信を抱いている。
 心筋梗塞の異常値が、放射能汚染と無関係に独立して広い範囲に現れることは考えにくい。このように連続した異常データは、必ず地域的、地理的な理由があると考える必要があり、もし放射能汚染以外の原因を言いたければ。条件を満たす説明をしなければならない。
 
 八百津町の心筋梗塞データの全国平均からの乖離は380%であるが、泊村の440%、平田村の427%よりは少ない。大間町の360%と同レベルだが、いずれも周辺から突出しているものの、特別に違和感のある大きさではなく、この程度のばらつきは決して不自然ではない。

転載元転載元: 東海アマのブログ

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原子力発電は事故を起こさなくとも日本人を殺戮している        その3 関東


 
 関東の核施設は東海第一・第二であるが、東京電力が電力を供給しているという意味では、福島第一、第二、柏崎刈羽も含めるべきだろう。
 しかし、フクイチは東北に含めたので、関東地方に巨大な影響を与えた放射能汚染、東海原発とフクイチ汚染に焦点を絞って書いてゆきたい。柏崎刈羽は中部地方に含める予定である。
 
 この地図を見ると、東関東と西関東に、非常に大きな心筋梗塞など健康被害の偏在が見える。東関東は猛烈にひどく、西関東は平常値ばかりが広がる。
 

 この心臓死の偏った分布を見ただけで、関東西部には存在しないもので、関東東部地方のどこかから心臓に影響を与える毒物が出ていると直観的に理解できない人はいないだろう。
 これを自然現象などと強弁してみても、こうした極端な分布を作るような現象は、どこからも報告されたことがない。
 
 心不全や心筋梗塞などに直接影響を与える現象は放射能汚染である。寒さや食生活を理由にしたくとも、残念ながら海岸部より内陸部の方が寒いし、今では塩分過多による食生活の問題も、広く啓蒙が行き渡って、食生活を心臓死の理由にすることができる時代ではない。
 
 ここで問題になるのは、2011年3月に起きた人類史上最大最悪の東京電力による放射能汚染が、どの程度影響を与えているのか? ということだ。
 放射能汚染による本当の影響=晩発性被曝障害というものは、基本的に、ただちに現れない。症状が出てくるのが五年後、2016年であり、爆発的に死者が出てくるのが7年後の2018年頃といわれる。
 
 
  したがって、この2012〜2014年のデータに、フクイチ巨大汚染の影響が出るとしても、よほどもの凄い汚染による早期の発症だけであって、本当の本番の結果が見えてくるのは2016年以降の統計データである。
 しかし、それが入手できるには、かなり長い間待たねばならないだろう。
 
 それならば、東関東に見える異常というしかない心筋梗塞死(循環器疾患)の多発は、フクイチ事故以前からの問題が関係していて、フクイチ放射能汚染との相乗作用の可能性があるとの推測が成り立つ。
 
 それは茨城県東海市において稼働し続けた日本最古の原発、東海原発からの放射能放出が関係しているのではないかという疑いを誰でも持つだろう。
 もしそうなら、フクイチ事故前の、同じ心臓死の統計データにおける地域偏在を見れば一目瞭然のはずだが、簡単に入手できないので、いずれ入手できた段階で検証したいと思う。
 
 地域的偏在という観点から、東海原発に疑いを絞って、周囲に立地する自治体のなかで200%前後の恐ろしい心筋梗塞死データを並べてみよう。
 
足下の東海村は?=191% 那珂市=195% 笠間市=184% 筑西市= 208%
鉾田市=189% 行方市=203% 古河市=180%  真岡市190%
常陸太田市=245% 日立市177%  常陸大宮市=173% 
矢板市=223%(心不全) 那須烏山=210% いわき市=208%
大田原市=165% 大子町=338%(心不全) 矢祭町=203%
 
まだ、たくさん出てくるが、とりあえず東海原発からの放射能排気が直撃しそうな100K圏の自治体を調べると、これだけ鮮明に出てくる。
 いずれも東海原発を中心に囲むように立地していて、距離が離れるにしたがって平常値の地域が多くを占めるようになり、地理学的な因果関係が鮮明である。
 
 東海原発は、原発やテレビの父として名高いが、アメリカCIAのスパイとして公式文書に記載された正力松太郎が導入したもので、1965年から1998年まで33年間稼働し、廃炉が決定したが、2018年段階でも、まだ廃炉の実現に至っていない。
 トイレなきマンションといわれた原発だが、実は、もんじゅと同じく誰も廃炉の方法を知らないまま建設された「行ってこい」原発であって、帰還、後始末のことが何一つ考えられていなかった。
 
 おまけに導入した正力は、原子力に対する基本知識がまったくなく、その目的は秘密裏の核武装と核取り扱いノウハウの蓄積だけにあったといわれ、すでにアメリカで発電用商業原子炉=軽水炉が確立していたにもかかわらず、発電には非効率な兵器用プルトニウム生産炉=黒煙炭酸ガス炉を選定したのである。
 つまり、原発は導入の最初から、核兵器製造だけを念頭に計画されていたのである。
 いわゆる平和利用は、反戦平和、非核社会を目指す世論を欺くものとしての、とってつけた理由しかなかった。
 
 この種の軍事用原子炉は、商業運転の効率も周辺への環境汚染予防の配慮も極めて不足しているのが普通で、稼働すれば激しい放射能汚染が免れ得ない。
 プルトニウム生成炉は崩壊熱が高く燃料棒にピンホールも開きやすく、通常の原発よりも多くの放射能汚染された炭酸ガスなどが生成され環境への排出量が大きくなる。
 軽水炉などより寿命が短いなどの特徴がある。 
 そうして33年間の稼働の結果が、この人口動態 死因別統計に明瞭に現れていると考える必要があるだろう。
 
 このデータを見て、自分の住む地域、例えば群馬県付近に平常値が連なっているから安全だとは考えない方がいい。
 フクイチ放射能汚染による被害は、まだまだ、これから本格的に出てくるのだ。このデータは2012〜2014年のものであって、まだ潜伏期間のデータにすぎないのだ。
 これを書いている2018年3月は、東日本大震災から7年後であり、2016年から発症しはじめた循環器障害がピークを迎えようとしている時期であって、統計解析データが公表されるまでには、まだ数年を要するのである。
 
 関東全域はフクイチ放射能汚染が激しく、群馬県・埼玉県など西部地域も、まともに影響を受けている。これから出現する結果は恐ろしいものになるだろう。
 
 我々が関東地域の地図データを見るとき、いくつかの注意すべき地形上の特質がある。
 それは東北と同じく、南北の海岸線があるため、昼間は海よりからの東風、夜は内陸部からの西風という風の呼吸があることを見ておく必要があり、さらに南岸、東岸沿いを低気圧が移動してゆくとき北西からの風が吹き。日本海方面を低気圧が通過するとき、東からの風が吹くという地形的な特徴である。
 
 こうした風に乗って東海原発やフクイチの放射能雲が内陸部に向かって移動するとき、山岳地帯にぶつかって上昇気流から結露により放射能が手前に落ちてくる。
 このとき、日光山地・浅間山・筑波山・奥秩父などの山地が放射能雲を上昇気流で落とす作用があるため、衝立の向こう側には安全地帯が広がるという理屈を考える必要があり、もしそうなら、心筋梗塞の分布もそうなっていなければならない。
 
 この観点から日光山地や奥秩父の左側の地域を調べてみると、まさしく理屈どおりであって、心筋梗塞の分布が、放射能雲の移動と関係している事実を証明するものとなっている。
 

転載元転載元: 東海アマのブログ

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原子力発電は事故を起こさなくとも日本人を殺戮している その2 東北

http://tokaiama.minim.ne.jp/genpatu/gensatu22.html
 
[東北北部]
 東北における核施設は、東北北部=青森県の六ヶ所村再処理工場と東通原発、それに東北南部=宮城県の女川原発と福島県の福島第一・第二である。
 
 まずは東北北部の核施設と地域死因別データを検証してみよう。 
 

 ざっと見渡して目に焼き付くのは、青森県の凄まじい値である。
 
 人口動態統計グラフから、青森県は癌の死亡率が日本一になっている。この原因として、再処理工場の稼働による放射能放出であると強く疑うデータになっている。
 
 六ヶ所村再処理工場を囲むように、周辺自治体の心不全・心筋梗塞死亡数は、泊村を除けば全国最悪の凄まじいものになっているのである。
 
心筋梗塞だけをとってみよう
 
 横浜町(工場北側)244%
 佐井村(下北半島西側)278%
 大間町(下北半島北側)360%
 野辺地町(工場南側)311%
 平内町(野辺地の西隣)316%
 外ヶ浜町(津軽半島陸奥湾側)314%
 
 と、軒並み全国平均の三倍を超える超異常な心筋梗塞多発帯であり、すべて再処理工場からの放射能気団の影響を直接受ける地域と断定してもよく、この恐ろしい影響は渡島半島や秋田県・岩手県にも及んでいる。
 
 放射能と心臓病の因果関係についてはバズビー教授の論文が有名である。
  http://sorakuma.com/2011/09/12/3675
 
 東通原発についても、2005年末から2011年3月まで稼働しており、再処理工場からの放射能に加えて5年分の環境汚染による影響が出ているはずだが、なぜか足下の東通村のデータは平常値となっており、極めて異常、不可解である。
 
 この統計データには原子力産業の隠蔽意向が働いているのではないだろうか?
 かつて、日本の統計データは世界的に高い信頼度を誇っていたが、現在、安倍政権下で公文書改竄が平然と日常的に行われてきたことを知った段階では、かなり以前から原子力産業被害隠蔽目的での統計改竄が行われてきたと考えるしかない。
 
 なお、再処理工場は無限に続くとも思えるトラブルの連鎖によって、これを書いている2018年3月段階では稼働を停止しているが、2004年末から放射能取扱を開始し、2013年10月まで莫大な放射能放出を伴う工場を稼働させた。
 したがって、被曝発症タイムラグを5年としても、2010年頃には周辺で大きな健康被害が現れたはずと考えている。
 
 また再処理工場で保管する大量の使用済み核燃料は、数百年にわたる崩壊熱管理を求められる危険なものであり、わずかずつではあっても絶え間なく放射能を環境に放出している。
 再処理工場の放射能放出煙突も国内最大級150mのもので、遠方への影響が懸念される。
 

 放出される放射能で、格段に多い(世界的にも)のが放射性希ガス類であり、捕集が容易でなく高額のコストがかかるのを嫌って、捕集されず、そのまま莫大な量が環境に放出され続けている。
 
再処理量2006年=141 2007年=181 2008年103 合計425トン
 

このなかで、とりわけ注目する必要があるのはクリプトン85とトリチウムである。
 
 カナダ・ピッカリング原発では、年間700〜1000兆ベクレルのトリチウムを環境放出した結果、周辺住民のダウン症出生率を185%上昇させたとグリーンピースが告発している。
   http://www.jca.apc.org/mihama/News/news125/news125tritium.pdf
 
日本の核施設では、泊・伊方・玄海の各原発が、これに迫る放出量があり、六カ所再処理工場では年間、実に、その18倍ものトリチウムが環境に放出された。
 
 これで放射能の流れる居住地に異常が出なければ、これまで90年間にわたって放射能取り扱いの知見を積み上げたなかで生み出された放射能の取扱基準、法令は一切無用の長物になってしまうだろう。
 
 トリチウムについては、極めて弱い放射線を出すだけで、かつては無害と考えられてきたが、近年、深刻な有毒性を指摘する研究が増えている。
 トリチウムは、水素の一形態だが、そのまま酸素と化合して水になり、生物の基本構成物質として人体に取り込まれる。ひとたび水になったトリチウムを大規模に分離除去する方法は存在しない。それはエントロピーの法則にしたがって環境物質に溶け込み、拡散してゆくのである。
 
   http://tabemono.info/report/former/genpatu5.html
 
 トリチウムが生物との相互作用で有機化した場合、OBTと呼ばれ、その毒性は著しいものとなる。
 通常のトリチウムの場合と比べて、人体内での滞留時間が50倍にもなって、遺伝子に大きな影響を与える。
 遺伝子の構成要素である細胞水の水素が、崩壊によって突然ヘリウムに変わってしまうのであるから、DNAそのものが破壊されてしまうのである。破壊されたDNAの異常挙動から癌を発生させる原因になると指摘されている。
 
    http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/what_is_tritium_01.html
 
クリプトン85については私がブログに、ある程度の性質を公開している。
 
   https://blogs.yahoo.co.jp/tokaiama/27750326.html
 
 クリプトン85 は微小なガンマ線とベータ線を出すが、ベータ線のエネルギーが687KでGM計に入射すると100%計数するので、核施設から放出された非常に重いクリプトン気団が降下して地表を徘徊しているとGM計だけに反応し、シンチガンマ線計には反応しないということになる。
 これを呼吸から吸引したなら、肺の細胞が強いベータ線被曝を起こすことになる。
 
 キセノン133もクリプトン85の性質に似ていて、さらに重いので、地表に降下して徘徊する可能性が強く、やはり呼吸により強いベータ線内部被曝を起こす。これもGM計だけに反応する。
 
 原発から日常的に排出される放射能は、新鮮な核分裂から放出される放射能であり、大半が核種名さえ分からない短寿命核種であって、その挙動や健康被害については、ほとんど分かっていない。
 セシウムXが心筋梗塞を引き起こすことが知られているが、それ以外にも、たくさんの核種が心臓に影響を与えていると考えないと、この心臓病の分布、因果関係は説明しきれない
[東北南部] 
 東北南部の核施設は、東京電力の福島第一・第二、そして女川原発である。
巨大放射能放出事故を起こしたのは2011年3月で、福島第一原発の1〜4号機が破壊され有史以来最大級の放射能放出を起こした。
 
 東電の発表では放出放射能総量は90兆ベクレルでチェルノブイリの17%にすぎないと極度に矮小化しているが、著名な原子炉工学者アーニー・ガンダーセン氏は、チェルノブイリの5倍としている。
 
 ドイツの原子力工学者ストローム博士は、フクイチの放射能放出総量はチェルノブイリの12000倍に達すると報告している。
 http://www.agreenroadjournal.com/2013/08/dr-holger-strohm-fukushima-radiation.html
 
 莫大な放射能まき散らしによって、急性被曝死者が大量に出た。
 晩発性被曝死(数年〜数十年後の心筋梗塞・脳梗塞・癌、胎児死亡など)の死者数に至っては、世界全体で想像を絶する数になり、おそらく億のスケールとなるであろう。
 
 この恐怖をメディアは一切報道せず、放射能による被害を徹底的に隠蔽する姿勢を今も続けている。
 こんなことが許される事情は、原子力産業が最大スポンサーとなって完全支配している電通が、日本のあらゆるメディアを広告収入など企業の経営基盤を通じて完全支配していることによるものだろう。
 
 急性被曝によって、どの程度の死者が出たか?
 簡単に知ることができるのは、東日本大震災による直接死者と間接死者の県別の差である。
 
2017年集計で、岩手県では直接死、死者不明併せて6003名うち関連死463名
宮城県は死者不明併せて14908名 関連死が926名
福島県が死者不明併せて1992名 ところが関連死が2147名
 
 岩手県の関連死割合は 7.7%、宮城県の関連死割合は6.2%
 ところが、福島県だけは関連死割合が108%なのである。
 
 この差の理由は何か?
 
なぜ福島の関連死が直接死より多いのか? それは福島県の人々が震災のなかで建物倒壊や津波被災以外の理由で2100名もの人々が死んでいるからなのであり、それでは該当する理由はと考えれば、フクイチ事故による放射能によって死亡した以外の説明は不可能である。
 
仮に、岩手や宮城と同等の割合なら、福島の関連死は7%で計算しても、わずか140名である。ならば2147名から140名を引いた2007名が放射能被曝死であると断定してもよい。それが証拠に事故後、このニュースが報道された。
 
  共同・時事による2011年3月31日の配信だが、わざわざ「死後被曝」と付け足している点がわざとらしい意図を示している。
 この時点で遺体に10万CPM測定器を振り切る放射能が検出されながら、被曝死ではないと決めつける理由は一切存在しない。これは共同・時事が原子力産業に完全支配された電通の事実上の子会社であることから「被曝死にするな」と上から指令を受けていたからに違いあるまい。
 つまり、東京電力福島第一原発の放出した放射能によって、数千名の急性被曝死者が出ていた証拠こそが、この記事なのである。
 
 これを書いているとき驚いたのだが、2015年の私の指摘以降、ネットで検索しても県別の震災死・震災関連死のデータは存在しなくなっていた。この47ニュースの配信も2015年度に完全削除されたが、誰かがPTSQ保存していてくれたから、辛うじて残っていた。
 政府と原子力産業は、自分たちに都合の悪い情報の徹底的な隠蔽破棄を行っている。
 なぜ、これほどまで徹底した情報の隠蔽工作が必要なのか? それは、これから見えるデータだけで、あなたが強烈に思い知らされることだろう。
 
もう一目瞭然、誰の目にも鮮明に、放射能が原因で心筋梗塞死が激増している現実を知ることができる。もう隠しようがない! 
東京電力からの放射能放出が原因で、たくさんの人々が殺されているのだ!
 
 福島第一第二を取り囲む地域の心筋梗塞死の全国平均からの乖離を見てみよう。あまりに凄まじいデータなので200%を超える超異常値だけを並べてみた。
 
 相馬市=208%   南相馬市=216%  伊達市=221% 飯舘村=244%
 川俣町=272%   大玉村=268%   郡山市=200% 小野町=230%
 平田村=427%   いわき市208% 川内村=220%
 
 平田村の427%は泊村の444%に次ぐ全国二位の記録だが、信じられないなら、あなたの目で、このサイトの検索窓に市町村名を入れて調べていただきたい。
  http://jp.gdfreak.com
 
 これらの超異常心筋梗塞多発帯が福島第一第二原発を取り囲んでいること。
 放射能の被害は、通常5年後から出てくると言われるにもかかわらず、この地域では1〜3年後のデータで、すでにこれほど凄まじく、かなりの割合で事故前の通常運転によって心筋梗塞が増えていたことが容易に想像される。
 
 フクイチ事故後、5年10年後のデータが出てきたなら、どれほど悲惨で残酷なものになっていることか、想像を桁違いに超えている。

 この地図は最初、女川原発の影響を調べるために作ったが、フクイチ・フクニによる放射能の影響が強すぎて、女川の影響を分離抽出して調べることは不可能に近い。

 特に問題になるのは、三陸海岸に向かったはずの海上ダクト風、排出放射能による影響が確認できず、海岸線の自治体が軒並み平常値を示していることである。
 高い煙突から放出された放射能気団は、泊のように海岸線をダクトとしながら移動する傾向があるが、三陸海岸にはダクトが成立しなかったのか?

 この疑問への回答としては、三陸海岸が日本有数のリアス式であって、大半の市町村がリアス式湾の最奥に位置していて、太平洋から数キロ〜数十キロも奥まっていることである。
 このため海沿いを移動した放射能雲は通りやすい海を通ったため、湾の奥にまで放射能が達しなかったと考えられる。

 もう一つ、この地域は明瞭な南北の海岸線があって、昼夜の気温差で、陸と海との間に気団の交換が行われる。
 つまり、風はもっぱら東西に吹く傾向があり、低気圧が移動するときは南東からの風になりやすい。したがって、北西側の陸地を観察すると、にかほ、湯沢、新庄などに高いレベルの異常値が見えている。
 また真東の天童市も異常データが出ている。

 まだ断定はできないが、女川原発の100m超煙突から出た放射能は、内陸部を経由して北西、秋田県方面に向かっていたのではないかと疑う。

 全体に異常データはまとまっていて、もしこれが偶然の結果なら、はるかにランダムな値でバラバラになっていなければならないが、大半の心筋梗塞・心不全データが一定の地域にまとまっているので、これが偶然でないことは明らかである。

 原発の煙突から出た放射能は、障壁の少ない低い地域を舐めるように進んでゆく。平常値地域もある程度まとまっていて、山岳部にぶつかった放射能雲が含んだ放射能を上昇気流で結露させて地表に落とし、通過後の地域は放射能の極めて低い安全な気団になっていると考えれば、説明しやすい偏差ばかりである。
 
 
 
 

転載元転載元: 東海アマのブログ

https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-58-17/tokaiama/folder/633505/44/29140544/img_0?20180323202734

https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-58-17/tokaiama/folder/633505/44/29140544/img_1?20180323202734

https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-58-17/tokaiama/folder/633505/44/29140544/img_2?20180323202734

原子力発電は事故を起こさなくとも日本人を殺戮している
その1 北海道
 
http://tokaiama.minim.ne.jp/genpatu/genpatusaturiku.html

 人口動態統計を編集して公開しているGDFreak http://jp.gdfreak.com 
=株式会社アクシスリサーチ研究所が編纂した 2012年〜2014年の自治体別死因データから、原子力発電所、周辺数百キロ圏の市町村における死因を調べると、原発を取り囲む地域で驚くほど高いレベルで死因の偏りが起きていることが分かった。
 
 この死因は、心筋梗塞・心不全・脳血管障害など、放射能が原因と疑われるものが多く、全国平均から大きく乖離して高くなっているが、原発から遠く離れるほどに平均値に収束してゆくため、死因と原発との非常に高い相関関係が地域的偏差から証明されるものとなっている。
 
 しかし北海道など寒い地方では、寒さが原因になっている風土病として心筋梗塞の高さがあり、これを原発放射能による影響と弁別するのは困難であって、解析には慎重な姿勢が求められるだろう。
 
 弁別区分を検討した結果、異常値の基準を日本平均からの標準偏差(正規分布)である68%とし、プラス側の34%を超えた段階で異常と判定することにした。134%以上から異常で、133%以下は平常値とした。
 150%以上については赤のアンダーラインで注意を喚起することにした。
 また、133%以下の平常値を薄緑のアンダーラインで示した。
 
 もっとも大きな異常を示しているのが泊原発の泊村で、心筋梗塞死が全国平均から実に444%も大きく乖離する高い値になっていて、原発から距離が離れると心筋梗塞・心不全が減ってゆくことが一目で分かりやすく、この異常な心筋梗塞死の偏りが泊原発の放出放射能に由来するものであることが、誰の目にもはっきりと分かるのである。
 
 もちろん、厳密に証明するためには、泊原発が稼働する以前のデータとの照合を示さなければならないが、政府は、かつてはネットでも容易に入手することができた人口動態統計を、まるで国民の目から隠すようにわかりにくくし、販売価格も法外な高額に設定され、ネットでデータを確保することも容易ではない。
 ゆえに比較対象のためのデータが入手しにくく、今のところ、GDFreakが公開している2012〜2014年編集データを参照することしかできない。
 いずれ良質の比較データが入手できたなら、続編で公開してゆこうと思う。
 
 また、原発から環境に放出された放射能が、どのような量で、どのような種類のもので、どのような健康被害をもたらすのかも、政府と原子力産業によるデータの隠蔽隠避が著しくて容易に入手できず、これまで得られているチェルノブイリ事故などの知見から判断するしかない。
 
 さらに、関東東北の広い地域で、2011年に発生した東京電力福島第一原発、放射能放出巨大事故が起こした放射能汚染の被害領域と重なってしまっているため、東日本全域の詳細な放射能被害死因の分析は、原因が分散してしまっているため困難を極め、直観的に理解することしかできない。
 
 このように寒さなどが原因の風土病や、塩分過多食生活による脳血管障害などに加えて、複数の原発や核施設からの放射能放出、福島第一原発放射能巨大事故の影響など、たくさんの要因が重なり合ったデータになっているので、解析も一筋縄ではいかない難しさがある。
 
 チェルノブイリ事故のデータによれば、原発事故放射能の健康被害は5年後から発症し、7年後にピークを迎え、数十年にわたって続くと言われている。
 
 原発通常運転が放出する放射能の健康被害も、おそらく似たようなタイムラグを持っているだろうから、2012年頃に現れたデータは2005年頃の放射能放出に関係していることが推定される。
 
 トラブルを繰り返して稼働停止に追い込まれている六ヶ所村再処理施設の被害データは、まさに、2005年〜2009年の稼働時に放出された放射能による被害を示していると考える。
 他の長期稼働停止原発にあっても、5〜30年も前の放射能漏洩が、今になって健康被害として現れていると予想する必要があるだろう。
 
 福島第一原発巨大放射能事故による死因偏差データは、おそらく2016年の統計から顕在化し、明瞭に見えるのは2018年頃と予想している。
 
 それなのに2012〜2014年のデータに、すでにフクイチ事故放射能によると思われる死因偏在が現れているのであれば、やがて2017年のデータが出てきて、これを調べたとき、どれほど恐ろしい結果が現れるのか、想像するだけで恐怖に萎えてしまう。
 
 チェルノブイリ事故、放射能被害のデータから、ヨウ素131による甲状腺癌だけでなく、セシウムXなどの人体融和性(人体構成元素に近い性質)の強いガンマ線核種の内部被曝が心筋梗塞・心不全・脳梗塞・脳血管障害などを引き起こすことが証明されているが、現実に起きている心筋梗塞の異常データからは、おそらくセシウム以外の、名前さえ不明な膨大な短寿命核種、トリチウム・希ガス類・ウランとも大きな関わりがある強い疑いが示されている。
 
 これらの死因の大きすぎる地域偏差と原発との相関は、原発を稼働することで、広い範囲で日本国民が放射能で殺害されている現実を明らかにするものであり、広く日本人に知らせ、原発の稼働が日本の将来を破滅に導くものである真実を我々が共有しなけれ未来は存在しないことを明らかにしている。
 
 311以降、日本の大半の原発が稼働していないのだから、放射能が出ているはずがないと思い込んでる方は、原発は稼働しても稼働していなくとも、絶えず放射能を環境に放出している事実を知る必要がある。
 
 稼働すれば、90気圧(沸騰水型)〜180気圧(加圧水型)もの 超高圧が圧力容器内にかかり、一次冷却水が同じ高圧、320度で二次冷却水に熱交換し、そのまま発電タービンを回す仕組みになっているため、圧力容器内と一次系冷却水のなかで、安全限界を超えた圧力の水蒸気を外部に逃がさなければ安全を保てない仕組みになっている。
 いわば放射能放出ベントを小さなスケールで行っているのと同じである。
 
 外部に逃がされた水蒸気は専用タンクに保管されるが、核分裂を起こしている燃料被覆管に直接触れた一次系冷却水から発生したものであるため、被覆管から出た希ガス類など莫大な放射能を含んでいるが、タンクに退避してから、タイミングを見計らって外部に放出されることになる。
 しかも、ここには危険性の明らかにされていない多数の短寿命核種が含まれていることに注意しなければならない。
 
 このとき、化合しやすくフィルタリングの容易なセシウムXやストロンチウムX、アクチノイドなどは物理・化学的に除去される確率が高いが、トリチウム・ヘリウム・キセノン・クリプトン・ラドン、そしてヨウ素などの希ガスや希ガスに似た性質がある元素は捕集が困難、または高額の費用が必要であるため、経済効果の観点から外部にそのまま放出されることが多い。
 
 このとき、原発敷地境界において年間1ミリシーベルト以下という規制があるが、これに引っかからないよう、原発側は100mにも達する高い煙突から、気象条件を選んで放出している。
 
 私が、20年ほど前、柏崎市近郊を通過しているとき、午前3時過ぎ、突然、車載GM計が警報を響かせ毎時数マイクロに達したので、原発事故が起きたのかと騒いだ思い出があるが、これが、おそらく希ガス類ベントであったと思う。
 毎週1回くらい午前3時頃行われると聞いたことがある。
 
 原発に排ガスを出す内燃機関があるわけでもないのに不思議な高い煙突が設置されている理由は、放射能水蒸気のベント煙突であり、煙突なしでは地元に大きな健康被害が出るため、遠方に拡散させて被害を分かりにくくするために設置されているのである。
 それゆえ、今回の調査で、地元に被害が出てなくとも100Km先の市町村に大きな被害が出ているケースもたくさん確認できた。
 場合によっては、原発放射能の影響は200Km圏にも及んでいると考えられた。
 
 また、稼働してなくとも、使用済み核燃料を貯蔵しているだけで、絶え間なく希ガス類が環境に出てくる。
 使用済み核燃料の保管は、プルトニウムMOXの場合は、100度以下の安全温度に下がるまで実に300年間の崩壊熱対策が必要であり、その間、高熱に伴って高い圧力が発生し続けるため、少しずつ圧力を逃がす必要がある。
 
 通常のウラン235燃料でも、MOXほどではないが数十年の保管が必要になり、絶え間なく放射能ガスを放出することになる。
 使用済み核燃料については、稼働原発のようなフィルタリング機能はついてないので、たとえ地下300mに保管しても、わずかずつ噴き出すガスを地上に逃がさねばならない。
 
 後、死因の区分について、知っておいてもらいことは、心疾患、心筋梗塞と心不全、脳内出血、脳疾患、脳血管障害、脳梗塞などの明確な分別基準は存在していないことである。
 
 死因を確定するのは一般的な開業医が多く、心臓や脳の専門医ではないため、心臓が原因らしいが分かりにくい死亡の大半は心不全と診断される。
 脳も同じで、いわゆる脳卒中の区分は厳密に行われず、脳梗塞、脳血管障害と診断されるのが普通であって、大雑把に死因は脳か心臓と判定されるのが普通で、専門医が判定するときだけ、心筋梗塞や脳梗塞と正しく区分されるのである。
 
 そこで、市町村死因データを見る場合、大雑把に心臓と脳を分けて、一番数の多いものを代表的に書くようにした。
 
 放射線の影響による健康被害といえば、癌が代表的だが、これは潜伏期間が5〜40年と、心臓・脳の器官障害よりも、はるかに長いので、肝臓癌のように比較的早く現れるものは見えているが、肺がんやその他の癌は、放射能放出から10年以上経てから検証することが必要になるだろう。
 
 最後に、統計データが本当に信頼できるのか? という強い疑念が、各地のデータから見えてきたことも書かねばならない。
 泊原発の泊村は心筋梗塞444%、肺がん98%、肝臓癌317%という想像を絶するような凄まじい値を示しているにもかかわらず、隣村の神恵内村のデータは存在せず、共和町のデータは平常値に近いのが実に不自然だ。
 
 東通原発の東通村、玄海原発の玄海町、浜岡原発の御前崎町などの人口動態調査結果も実に不自然な少なさであり、自治体が原子力産業の意向を受けて統計を捏造したのではないかという疑いを強く感じたことを明記しておきたい。

【個別の原発・核施設周辺のデータを検討する】
 それでは、国内の原発・核施設と周辺地域における死因との相関関係について、施設ごとに具体的に見てゆきたい。
 
[北海道、泊原発と周辺への影響]

 泊原発が他のたくさんの原発と異なる特徴は、放射能排気煙突が存在しないということである。
 おそらく海岸沿いの風の強い地形であり、人口密度が低いということで不要と判断したのだろうが、このため、排出放射能は、まともに地元を直撃している。
 
 泊原発の足下である泊村では、心不全が全国平均から444% 増加しているという恐怖のデータとなっている。
 
 放出された放射能気団は、海岸沿いを気流ダクトとして移動してゆくことが知られ、海沿いのデータを見てゆくと、せたな町や奥尻町で高い異常が見いだせる。
 異常値は渡島半島全域に及び、南端および、対岸の大間町でも360%増という信じられないデータが出ている。
 
 しかし、大間は、六ヶ所村再処理工場と東通原発の放出放射能の影響下にあると思われ、泊原発の影響との分離弁別はできないように思われる。
 
 先に書いたように、北海道は海浜部を中心に心不全、心筋梗塞死が驚くほど高いが、内陸部のいくつかで平常値が大きく広がっている地域もある。
 

 このデータを見る限り、泊原発・東通原発・六ヶ所村再処理施設からの影響の前に、寒気による風土病としての心筋梗塞を疑うべきかもしれないが、日高山脈の東側で平常値の地域が帯状に広がっていて、逆に西側では高い値が連なっている。
 それでは、日高山脈の東側が暖かいのかといえば、そんな事実はない。
 
 むしろ、泊原発からの放射能雲が西風によって日高山脈とぶつかり、上昇気流によって放射能を降下させ、健康被害をもたらしていると考えた方が合理的である。
 同じパターンが札幌周辺の平常値地帯でも見られ、泊村と札幌の間には余市岳・無意根山など1000メートル級山地が広がり、泊からの風が、これらの山地で上昇気流を起こして放射能をたたき落としたと考えれば、通過後の平地である札幌・江別・恵庭などで平常値地帯が広がっていることも分かりやすい。
 
なお北海道東部、北方四島との境界海岸部で、異常値が多数出ているが、これも、寒さというより、海岸であることの要素が心筋梗塞の原因になっているのかもしれない。内陸部では平常値が連なっているからである。
 
 ロシアによる北方四島占拠後、これらの地域に秘密裏に核施設が建設されているとの噂もあって、この高い異常値の連鎖は、泊原発からの影響というよりロシアによる何らかの放射能放出を疑うべきかもしれない。
 またチェルノブイリ事故から30年、まだセシウム137・ストロンチウム90が半分残っているわけだから、影響は当然疑うべきだろう。 
 
 
参考情報
 
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-799.html
 
 その2 [東北]に続く

転載元転載元: 東海アマのブログ

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