佐世保看護専門学校60周年記念講演に呼ばれてきました。
「生きる力を引き出す笑医力」というタイトルで、笑いは、わっはっはというだけでなく、心からの感動である。という話を力を込めて話してきました。
とても、楽しくさせていただきました。
あっというまの90分でした、と聞いた多くのかたがた口々におっしゃるので、私も気分が良かったです。
今度の講演で3つ新しいメッセージを入れました。
高齢者の手術の選択、
末期の方に社会と闘わずに人間として生きる道をサポートすること、
どんな高齢になっても、生きる道があることをサポートするのは看護師の役割だと。
その高齢者の手術について、90歳の認知症で乳がんのしこりが見つかった方の話をしました。肺と肝臓にも転移が来ているのです。
皆さんに聞きました。今後、どうしたらいいでしょうか?
1)高齢者のQOLを考えて手術をせずにいる
2)生きている間をよりしあわせにするために、乳がんの手術をする
99.9%は医師を含め、手術をしない方を選びました。
私は説明しました。
乳がんは局所の病気だから何もしなければ早晩潰瘍ができて、自壊する。
潰瘍はだんだん深く大きくなって、乳房全体を、胸全部を覆う。私たちがカリフラワーと呼んでいる状態になる。
そして、感染して、とてもすごいにおいがする。
病室の中だけでなく、廊下にも臭ってくる。認知症の方でも、臭います。自分で自分のにおいに耐えられないでしょう。
がんで全身が侵される前に、局所のカリフラワーと闘わなくてはいけないのです。
無知な素人なら、なにもしないで、と簡単に言うでしょうが、皆さんは、看護師です。
医療のプロです。
この患者さんがこれからどんな道をたどるかをよく考えてアドバイスをするべきなのです。
最後に決めるのは家族だとしても、しっかり情報提供するのはプロとしての看護師の責任です。安易に何もしないというだけでは、本当に患者さんは幸せのQOLをすごせない。
笑いの話だったけど、あの鼻が曲がりそうながんのにおいで、つらい人生を過ごすのは、その患者さんにとっての笑いにならないのです。
はうける話題かどうか心配でしたけど、看護師さんにせっかくのチャンスだ、とメッセージを発しました。
招いてくださった学校長のドクターも、看護学校にいる間に学生にあの臭いを体験させる方法はないのかねと、真顔で、教頭と相談していました。
「参加した、学生や看護師に向けて、先生が話された現代の日本の医療について、問題提起されたことが、とても印象に残りました」」といってくださったと、後で、担当の先生からお話しいただきました。皆さんが前向きに受け取ってくださって、良かったです。
写真は、みんなで、わかりました、ハーイを手を挙げているところと、校長先生、副校長先生、教育主事の先生方です。講演のあとなので、みんなが、高揚し、わかく、美しくなっています。
私の両隣が福岡から仕事を休んでアテンドしてくれた塾生のリチャードとアロマちゃんです。
講演が終わって九十九湾がみえるホテルのレストランで、おいしいコーヒーを飲みました。そういえば、世界遺産になって話題になった軍艦島は、ここにあるのでした。
一晩に5組のお客しかとらないという特別レストランにいき、楽しく過ごしました。道が分からず皆でナビを頼っているときに、赤信号で前にたくさんの車がとまっていました。前にいる全ての車がこの店に行くと私たちあぶれるのじゃないか、でも予約してるから入れてくれるよねなどと、冗談を言いながら。
佐世保日帰り、とっても、楽しかったです。意外に、できるものです。
日本はせまいということか。
皆様、アレンジをありがとうございます。