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去年の暮に赴いた和歌山で偶目した幕末明治期の絵巻はちょっと面白いものでした。
絵巻といっても素人の手慰みのような作品で、美術的価値などないのですけど、ユニークな題材と作風で惹かれるものがありました。
4つの異なる題材を書き継いだ説話絵巻というべきものです。
その中の1つに白楽天にちなむエピソードが取り上げられています。
謡曲「白楽天」というのがあります。
白楽天が日本人の知恵をはかろうと船に乗ってやってきます。
すると釣りをする漁師の翁がおりました。
翁はやってきた男を白楽天だと見破り、さらに言い負かしてしまいます。
白楽天は上陸もせずに引き返したのでした。
この翁は実は住吉明神でした。
さて、この絵巻には白楽天は出てきません。
が、そのかわりに黒楽天なるものが登場します。
黒楽天は白楽天の息子です。
黒楽天は漁師の翁をすでに住吉明神であることを知ってます。
黒楽天は住吉明神とどう対決するのでしょうか。
このエピソードの図は1図しかありませんので、この後の展開がわかりません。
おそらくまた神が勝つのでしょうが、今度はどんな対決をしたのか、気になるところです。
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絵巻・絵本
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「抑これは唐の太子の賓客、白楽天とは我が事なり。扨も是より東に当つて国あり、名を日本と名づく。急ぎ彼の上に渡り、日本の智恵を計れとの宣旨に任せ、唯今海路に赴き候。」
日本の智恵が、勝って欲しいところですね。
「実に有難や、神の君が代(住吉神)の動かぬ国ぞ久しき。」
がんばれ!日本。
2011/2/24(木) 午後 2:45
誠に奇妙なエピソードです。
白楽天が来朝するとは…。
もっとも楊貴妃が日本にやって来たという話もありますがねw
こんな荒唐無稽なネタでも舞台にかかると優雅な舞になるんですね。
2011/2/24(木) 午後 7:35 [ 奈良漬 ]
いろいろあるものですね。黒楽天……。
今でもパロディものは人気ですが、日本人は昔からこういうパロディ的なものが好きだったのでしょうね。
2011/2/24(木) 午後 11:16 [ リンメイ ]
桃太郎の後日話なんてのが戯作の絵本でありますね。
今でもギャグマンガやアニメで浦島太郎、桃太郎ネタはよく使われますね。
ラノベでもあります。
リンメイさんの瓜子姫のサイトを見るに、これまたけっこう使われているんですね。
昔話や童話は誰も元ネタとして知っているものだから、パロディ化しやすいのでしょう。
2011/2/25(金) 午後 0:51 [ 奈良漬 ]