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男の娘キャラのネーミングについては、中性的なものが目に付きます。
これは誰でも予想できることでしょう。
田貫まこと(『オオカミさん』シリーズ)
媛代雪風(『お嬢様のメイドくん』)
御影美千緒(『がく×ぶる』)
淡谷雪国(『SH@PPLE』)
遠野美智也(『カワイイお兄ちゃんなんて大キライ!』)
岡村美希也(『少年舞妓・千代菊がゆく!』)
真季(『男子キャバクラ』)
鏑木倫(『放課後の魔術師』)
小日向祭(『僕たちは監視されている』)
クリス・ロンド(『迷い猫オーバーラン!』)
南天五月(『ぷりんせす・そーど』)
花園伊鞠(『ゆるゆる男子の花婿選び』)
吉永和己(『吉永さん家のガーゴイル』)
などです。
これらは男性名でも女性名でもあり得たり、どこか女性名らしさが感じられたりするものでしょう。
その名を付けることで男の娘としてキャラクターを扱いやすいことがあるし、読み手もまた違和感をさほど覚えることなく読み進められるものでしょう。
しかし実はこのような中性的な名前はそれほど多いとはいえないようです。 それよりも次のような例が目につきます。
井上左近(『アイドルになんかなりなくない!』)
葉山辰吉(『えむえむっ!』)
津田信澄(『織田信奈の野望』)
木下秀吉(『バカとテストと召喚獣』)
楠幸村(『僕は友達が少ない』)
須賀蘭丸(『MiX!』)
フレデリック・リヒトクライス(『身代わり伯爵』シリーズ)
などです。
古風な男性名ですね。
このうち、津田信澄、木下秀吉(木下藤吉郎、豊臣秀吉)は歴史上の人物名と同一であり、また楠幸村(←楠正成、真田幸村)、須賀蘭丸(←森蘭丸)も歴史上の人物に基づくネーミングです。
左近(双子の右近と対)も古めかしい印象を与えるものといえましょう。
しかも秀吉にいたっては、一人称が「ワシ」であり、語尾が「ジャ」体であり、およそ現実味がありません。
このように、なぜか古色を帯びた男性名が目立つのです。
ライトノベル作品においては、男女の別なく珍奇な人名がしばしば見受けられるものですが、こと男の娘となると、美しさ、白さを印象付ける雪風、雪国、美千緒、美希也として表れます。 その一方で、これと対極をいくような古めかしく男らしい名前が見られるのです。
この大時代的なリアリティの無さがむしろ既成のファンタジーとは異なる空想世界を創出するファクターとして機能しているのかもしれません。
***異類の会・例会報告***
資料紹介 架蔵『鬼神太平記』
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ライトノベル
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名は体を表すといいますので、一度書いたものを修正するときによく一部の名を変えます。
その書き直しから名を変えることはないですね。
2011/3/22(火) 午前 6:55 [ 答他伊奈 ]
意味を汲みとりやすい名前がある一方で、作品内から命名由来が読みとれないものも多いですね。
周防〇〇とか○○安芸とか出てくる作品だと、旧国名を使っているなと分かりますけど、ではなぜこの作品に旧国名なのかという関係性が見えてきません。
作者の遊びなんでしょうね。
2011/3/23(水) 午前 10:41 [ 奈良漬 ]