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柿本人麻呂の代表的な歌に次の一首があります。
ほのぼのと明石の浦の朝霧に 島隠れ行く 舟をしぞ思ふ
この歌は中世、神秘的な解釈が行われ、仏教の深奥に及ぶ教理が込められているものでした。
ところで人麻呂は中世以来、人丸と称されてきました。
それが近世、民間レベルで不思議な意味づけが加わりました。
すなわち、
人丸=火止まる
です。
人丸の絵を飾っておくと、火の用心になるのでした。
ここの紹介するものも、おそらく火の用心の目的を兼ねた絵だったのでしょう。
我が宿の 柿本(かきのもと)まで やけきても
あかしときへて こゝでひとまる
柿本は我が屋の垣のもとということですね。
文字絵というのも面白いと思います。
***メディアコンテンツ研究会―活動報告***
魔法少女は流れない、それは積み重なる
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「火の用心」という紙、お札? わたしは張りませんが、実家に張ってありました。文字だけです。
今も張ってあるか今度見てきます。
柿本人麻呂からきているのですか。
2011/6/7(火) 午前 5:49 [ 答他伊奈 ]
「火の用心」と書かれたお札自体は人丸と関係ありませんし、呪的な力もありません。
人丸のお札は一種のおまじないですね。
火ぶせの神として秋葉様のお札を貼る心理にむしろ近いかと思います。
2011/6/7(火) 午前 6:17 [ 奈良漬 ]
絵のほうに、顔の後ろあたりと体の部分に「人丸」と書いてあるようですね。こういう遊びの感覚好きです。
2011/6/7(火) 午前 9:25 [ カムイ ]
落語・牛ほめですか、節穴に火の用心。
人丸の護符、御利益がありそうですね。
愛宕山の愛宕神社の護符「火迺要慎」も、御利益があるそうですよ。
2011/6/7(火) 午前 10:07
>カムイさん
文字絵の遊びはアルファベット文化圏にもあるんですかね。
未開拓の分野です。
しかし誰が考えたのか、おかしな人がいるもんです。
2011/6/7(火) 午後 0:36 [ 奈良漬 ]
>yoshyさん
牛ぼめ。
屁の用心ですねw
愛宕とか秋葉とか、修験系が深く関わってるようですが、人丸の火除けのまじない歌と絵とは誰が伝播したんでしょうね。
2011/6/7(火) 午後 0:44 [ 奈良漬 ]
>文字絵の遊びはアルファベット文化圏にもあるんですかね。
調べてみたらネットに記事ありました。どこでも同じようなことを考える人がいるんでしょうね。http://www.torito.jp/puzzles/215.shtml
http://ameblo.jp/darukyo/entry-10905491490.html
2011/6/7(火) 午後 4:03 [ カムイ ]
わざわざお調べ下さりありがとうございます。
やはりあるものですね。
帰宅したらパソで見てみますね(今ケータイ)。
2011/6/7(火) 午後 6:15 [ 奈良漬 ]
奈良漬 様
こんばんは。こうした民間信仰における人麿像は極めて数すくなく貴重ですね。楽しいです。
たかぽん 拝
2011/6/8(水) 午前 0:33 [ たかぽん ]
一筆書きの達磨像を調べている知人もあまり見ないというので、ブログに挙げてまた次第です。
骨董品にお詳しいたかぽんさんもそういうご感想なら、も少し調べてみようと思います。
ありがとうございました。
2011/6/8(水) 午前 10:34 [ 奈良漬 ]
東(ひむかし)の 野にかぎろひの 立つ見えて
かへり見すれば 月かたぶきぬ
柿本人麻呂
2011/6/17(金) 午前 7:19 [ 778331718548 ]