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狐の嫁取り(嫁入り)について先日取り上げましたが、その続きです。
http://blogs.yahoo.co.jp/warszawa11045/16875089.html
狐の嫁取りの正体はよく分かりませんが、新潟県三条市の現場では光る苔が原因なのではないかという解釈をする人もいました。
けれども沢山の火が山の麓から頂に向けて移動していくわけで、樹木の皮にへばりついた苔がそんな動くわけがありません。
もっともらしい意見のようで、どうもこれも眉唾な擬似科学的な解釈だと思うのです。
そのほかにも、なんやかやと解釈があるのですけれども、その一つで、これは珍しいなと思うのが大正時代の雑誌『郷土研究』第4巻第1号(大正5年4月)に載っています。
和歌山県の話なのですが、こんな内容です。
「狐の火は小雨の降る夜などによく見ることがある。
火の色が青くて、はじめに1つ見えたかと思うとどんどん増えていって明滅する。
火は上下に細長い火である。」
これはまあよくある狐火の話ですけれども、その原因を次のように述べています。
「狐の涎(よだれ)が光るのだとも云ふ」
つまり狐火の正体は狐の涎なのだといいます。
うーん、これはまた斬新なと思いますが、普通に言われるものなんでしょうか。
僕は初見でしたが…。
なお、左右の人差し指と中指を組み合わせて出来た指の間を「狐の窓」といったりします。
そこから狐火を覗いて、ふーっと息を吹くと、狐火が消えるといいます。
指の間から覗くという行為はなかなか呪的な働きがあるものです。
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