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去年の暮に赴いた和歌山で偶目した幕末明治期の絵巻はちょっと面白いものでした。
絵巻といっても素人の手慰みのような作品で、美術的価値などないのですけど、ユニークな題材と作風で惹かれるものがありました。
4つの異なる題材を書き継いだ説話絵巻というべきものです。
その中の1つに白楽天にちなむエピソードが取り上げられています。
謡曲「白楽天」というのがあります。
白楽天が日本人の知恵をはかろうと船に乗ってやってきます。
すると釣りをする漁師の翁がおりました。
翁はやってきた男を白楽天だと見破り、さらに言い負かしてしまいます。
白楽天は上陸もせずに引き返したのでした。
この翁は実は住吉明神でした。
さて、この絵巻には白楽天は出てきません。
が、そのかわりに黒楽天なるものが登場します。
黒楽天は白楽天の息子です。
黒楽天は漁師の翁をすでに住吉明神であることを知ってます。
黒楽天は住吉明神とどう対決するのでしょうか。
このエピソードの図は1図しかありませんので、この後の展開がわかりません。
おそらくまた神が勝つのでしょうが、今度はどんな対決をしたのか、気になるところです。
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2011年02月24日
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