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一週間ぶりの更新です。
しばらく名古屋に行っておりました。
目的は古典籍の調査なので、たいがい何処に行っても室内に籠って名所見物ができない旅なわけですが、今回もまたその例に漏れず。
とはいえ、そこで容易に手にしがたい古典籍に触れられるわけだから、本好きには十分満ち足りた時間になるわけですが。
まず名古屋市立鶴舞中央図書館へ。
ここでは『源平盛衰記』の版本を見ました。
『源平盛衰記』の版本には江戸初期に出版された古活字本(活字を組んだもの)、その後出版された整版本(版木に彫ったもの)のほかに、両者を混ぜて製本した乱れ版があります。
今回は実態のよく分かっていない乱れ版の1本が本館にあるということなので、足を運んだ次第です。
このほか、幕末明治の名古屋の文人小寺玉晁が写した『十二支戯文』を披見。
「丑拾遺物語」などのパロディも収録していて愉快な本でした。
ついで某大学の先生のお宅で御所蔵の屏風や手鑑、古典籍を拝見。
珍しい作品の数々を見せていただきました。
それから徳川美術館と同じ敷地内にある蓬左文庫(ほうさ・ぶんこ)へ。
ここは尾張徳川家やそれに連なる武家の旧蔵書などを収蔵しているところです。
そこで現存する『源平盛衰記』の中で最も美々しい写本(汲古書院から影印本が出てます)を披見。
そのほか、無刊記整版本2種、故実書『物具わすれ草』など見ました。
徳川美術館のほうでは「徳川の姫君」という企画展が開催されておりました。
時間がなかったので、10分くらいで退館せざるを得なかったのが残念です。
大名の姫君の周囲にあった調度品などを実見できるいい機会となりました。
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2011年09月12日
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