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前回、『徒然草諺解』に載っているお伽草子『暮露々々の草子』を取り上げました。
この作品についてはその時の記事をご参照ください。
およそ、注釈というのは記事を継承するものだから、その後も『徒然草』の注釈書も同文なんだろうなあと想像していました。
ところが違うではないか!
『徒然草直解』は同じ『暮露々々の草子』でも次のように記してあることに気付きました。
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貞享3年(1686)8月6日 「ぼろぼろ」の注に『ぼろぼろの草紙』を引く
ぼろぼろの草紙にこくう坊主といふ者、身のたけ七尺八寸、力つよく、一尺八寸の刀をはき、ひるまきの八角の棒をよこたへ、壱尺五寸の高あしだをはき、髪長く、色黒くして、暮露といふ者になり、一人の女を妻とし、同行三十人、諸国をありくといへり。
其の後、虚無僧といふものになり、尺八をふき、道路にありき、人の門戸に立ちて、物をこひもろふ。
是、ぼろぼろの流なり。
此の草紙は明恵上人のかはをその袋の中よりいでたるよし也。
母は暮(クレ)といひ、兄は虚空坊、妻は簾中といひ、弟は阿弥陀、妻は同行坊といふがはじめなり。
(『徒然草直解』序)
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これは『徒然草』「宿河原といふ所にてぼろぼろ多くあつまれて」の段です。 ***メディアコンテンツ研究会***
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2011年12月11日
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