|
前回に続き、新刊学術誌のご紹介。
今度はかなりマニアックなので、ほとんど流通していないのが残念ですが、この手の機関誌としてはカラーの写真ページが充実しています。
まず目次―――
・國學院大學図書館所蔵『羅生門』の解題と翻刻
〈研究論文〉
・國學院の「国学」―「非常時」に於ける河野省三・折口信夫・武田祐吉の国学―
・國學院における三浦周行の法制史講義
・平家物語と絵画資料研究―國學院大學所蔵資料を中心に―
〈資料紹介〉
・國學院大學図書館所蔵『徒然草』版本類解題
〈資料翻刻〉
・國學院大學図書館蔵『清輔本金葉和歌集』の解題と翻刻
・國學院大學図書館所蔵 奈良絵本『田村の草子』解題と翻刻
・庄内藩佐藤氏旧蔵天保改革期前後「聞見録」
―概要紹介と巻一(三方領知替一件関係)翻刻―
このうち、『羅生門』絵巻の挿絵全16図は巻頭カラーで掲載されています。
ほかに本文の一部、『酒呑童子絵貼交屏風』『田村の草子』も一部カラー掲載。
『羅生門』『田村の草子』はお伽草子の一種で、前者は絵巻仕立て、後者は奈良絵本仕立てになっています。
『羅生門』はよく知られている内容で、渡辺綱が鬼の腕を斬るエピソードを物語草子化したもの。
『田村の草子』もやはり鬼退治の話です。
「平家物語と絵画資料研究」は國學院大學図書館に所蔵される『平家』関連の絵画資料の概要を述べており、便利です。
『徒然草』の版本解題は奈良漬執筆。
版本9種と注釈書8種について解説しています。
本学にはまだほかに取り上げなくてはいけない典籍がありますが、調査が行き届かず、今回はこれまで。
次号(来春)に続編を載せるつもりです。
画像資料をまったく挙げなかったのは怠慢でした。
今度は刊記など有効なものを載せたいと思います。
なお、個人的には『徒然草参考』に興味がありますので、本ブログでも折を見てご紹介ようと思います。
これは『徒然草寿命院抄』とはテクスト以前で繋がっている面白い注釈書です。
あまりに面白くて自分でも買ってしまったので、元を取らなくてはならんでしょうなw
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2012年03月20日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




