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源義経の従者で、奥州衣川(ころもがわ)の合戦で主君の義経以下ことごとく討死するなか、生き残った人物。 |
和本・古本
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『万通字林玉編』や『新編広集字書大全』など、江戸期の辞書の系譜にあるものが相変わらず使われ続けていたのですが、辞書の代用になるものはそればかりでありませんでした。
たとえば漢詩の作法書の類が挙げられます。 『詩韻活法大成』(明治27年刊)はこんな感じです。 万山(左訓…バンザン/脚注…オホクノヤマ)
孤月(左訓…コゲツ/脚注…ヒトツノツキ) 秋情(左訓…シウジヤウ/脚注…アキノココロ)
雲影(左訓…ウンヱイ/脚注…クモノカゲ) 切々(左訓…セツセツ/脚注…シキリニ)
蕭々(左訓…セウセウ/脚注…サビシ) このように熟語が対句で並んでいます。
並べ方は春夏秋冬や旅や送別、死別などテーマ別になっています。 振り仮名で読み方が示され、脚注に語義が簡単に記されています。 また詩文作成の参考にするものだから、これに加えて平仄もわかるようになっています。 下段には韻礎といって、3字の語句が並んでいます。
深院菊(左訓…シンインノキク/脚注…フカキザシキノキク)
半池蓮(左訓…ハンチノレン/脚注…イケハンブンノハス) 江城暮(左訓…コウジヤウノクレ/脚注…カハバタノシロノクレ)
海寺秋(左訓…カイジノアキ/脚注…ウミバタノテラノアキ) まあ普通に漢和辞典として使うには不便ですけど、文章を書くにあたって、テーマに関わる部分を見当つけて使えそうな表現を見つけ出すならば、意外と便利なものだと思います。
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和本を棲み処とする虫について、昨日の記事で取り上げました。
そこで今日は手もとの本から実例を探してみました。
虫の死骸探しで本を紐解くのは初めてかもしれない…。
しかし、いざとなると、なかなか見つからないものです。
幾度となく虫の死骸を目撃しているのに、こういうときに出てきてくれません。
とりあえず10冊チェックして力付きましたorz
というか、これまで気付かなかったものが出てきました。
それは下敷です。
下敷といえば今日はプラスチック製がメインですね。
書道で使う下敷はフェルト製が一般的。
だから大抵の人はそれらを想起すると思います。
しかし近世の下敷はこれら書きやすくするための道具というよりも、各ページの行数や各行の字数を均等に書くための道具という側面のほうが強いものでした。
市販されていたかどうかは知りませんが、時々みかけるのは、いずれも手製のものです。
つまり紙に縦横の線を墨で引いた単純たものなんですね。
画像に挙げたのはその典型というべきものです。
でも典型といえないのは、行数が一致してないこと。
本文は22行。
下敷の罫線は14行。
おそらく罫線間に2行書きの見当をつけて書写していったんじゃないかと想像します。
しかし天地もちょっと合わないので、もしかしたら別の写本のためにこしらえた下敷なのかも知れません。
むしろそう考えたほうがいいかもです。
なお、下敷に墨がまだらについているのは、書写に使用した料紙が薄く、しばしば筆の墨がにじんで下敷に及んだ結果だと思われます。
ちなみに画像の本は『蓮如上人御一代聞書随聞記』という幕末の浄土真宗の談義の記録です。
『蓮如上人御一代聞書』という蓮如上人の伝記を取り上げた講義を香月院深励(1817年没)という著名なお坊さんがして、それを光照寺実言というお坊さんが書き留めたものです。
本書の最後に実言師が「ナクシテ虫ニクワス事ナカレ」と書いています。
御覧の通り、本文の上や下の余白に虫食いがあります。
部分的に文字に及んでいるものの、だいたい読むことができます。
ただし実言師の字は細かすぎて読みづらいです。
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古代の経典というのは、ガラスケース越しにしか見る機会がありません。
でもそういうのを専門にしている人もいるんですよね。
どのへんに面白さがあるのだろうと思わないこともないのですが、人それぞれなんでしょう。
と、随分距離をとってきたんですが、知人から古写経研究の最先端の機関のニュースレターをいただきました。
それを読んでみたところ、面白さの一端が知られるようになった…
気がしますw
『いとくら』(国際仏教学大学院大学・学術フロンティア「奈良平安古写経研究拠点の形成」ニュースレター)。
その創刊号に「古写経の死番虫」という報告が載っています。
古典籍の天敵である虫!
その虫は紙に穴をあけながらついに死ぬ時が来るわけです。
古写経の中に、そうした虫の死骸が散在します。
その虫や穴をカラー写真とともに取り上げています。
死番虫(シバンムシ)や紙魚(シミ)が代表的なものですが、ゴキブリも表紙を食べるそうです。
知りませんでした。
恐るべし、ゴキブリ。
死番虫にはフルホンシバンムシ、紙魚にはヤマトシミ、ほかに鰹節虫(カツオブシムシ)にはヒメマルカツオブシムシなどがよく見られるようです。
そういえば、旧居には西洋紙魚がいましたorz
新居では出ないで欲しいなあ…。
でも蔵書とともに連れてきてしまったんだろうなあ(-o-;)
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必要あって前近代の辞書を使うことがあります。 |


