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近世文化人

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赤穂義士の討ち入りのとき、吉良上野介は首を斬られてしまいました。
そのあと、首はどうなったんでしょうか。
その前に、浅野内匠頭(たくみのかみ)が殿中で斬りつけられてましたが、誰が治療したのでしょうか。
それは官医の栗崎道有(どうう)という人でした。

栗崎家は道有の祖父がルソンで外科を学び、帰国後一流の祖となりました。
この人は道喜と号しました。
道喜が没したのは慶安4年(1651)。
著書に『紅毛外科真伝』(武田製薬杏雨書屋所蔵)、『金創仕掛』(日本医学史による。存否不明)、『瘍医秘訣』(同)などがあります。

ところで先日入手した金瘡の本が栗崎流の伝書でした。
『金瘡師語録全書』という内題があります。
その本奥書は次の通り(原漢文)。

  右、金瘡外科一流秘伝の書、
  執心深き故、口伝残らずこれを授くるものなり。

   寛文六年
     栗崎氏道喜
   丙午三月吉日  (朱印)
      鳥飼金兵衛殿

つまり、鳥飼金兵衛という人が、寛文6年(1666)、道喜に当流を伝授されたというのです。
この後、さらに奥書が続き、元禄14年(1701)に鳥飼道節が(おそらく金兵衛から)本書を授かってます。
僕の手もとにあるのは、つまり元禄14年に書写され、道節に与えられたものでしょう。

さて、道喜は慶安4年に他界しています。
だから寛文6年付の道喜の奥書は胡散臭いですね。
しかし実は道喜の長男もまた道喜を名乗っています。
だから本書にみえる道喜は2代目道喜ということになります。

ちなみに吉良上野介を治療した道有は初代道喜の4男正家の息子です。

『金瘡師語録全書』はほかに伝本があるか、『国書総目録』で調べてみると、どうも無いようです。
道有が享保6年に著した『金瘡師語録』がいくつか伝わってますが、それとは違うようです。
要確認。

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