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以前、『曾我物語』の古い写本を見せてもらいに、奥能登の旧家を訪問したことがありました。
初めて飛行機で能登空港を使ったのですが、上空から見下ろすと、山々がそれこそ錦のように美しい姿でした。
今日、その時の旅の画像をちょっと手入れしていたら、当地のことばが思いだされました。
旅をしている実感というのは、普段見れない景色や町並だけでなく、言葉づかいからも感じられるものですよね。
旅先の人は旅人に対しては多く外向きの言葉、つまり全国共通語を使いますので、電車やバス、あるいは地元の人が集まるような場所で耳をすまします。
すると、地元の言葉がいろいろ耳に入ってきて面白いものです。
能登でバスに乗ったとき、同乗する老女の声が耳についたので、ちょっとメモしておきました。
聴き耳を立てていたわけではないし、盗み聴きをしていたわけではありませんが、結果的にそうなってしまったかも(-o-;)
【〜なんだ】
前々回の記事にも書きましたが、リアルではほとんど聞かなくなった打ち消し表現ですね。
「とれなんだ。」「二年作らなんだら、」などと言ってました。
【さかいに】
大阪人は今でも「そうやさかいに」などと使うのでしょうか。
このお年寄りは「作らんさかいに、」とか「買(こ)ーてくれたさかいに、」などと使っていました。
【なが】
「〜だが」という意味で「ナイロンながよー。」と言うのを耳にしました。
一般には「ナイロンだがよー」と使うところでしょう。
この老女と同じバスに乗っていた時間は短かったですが、耳から旅を楽しみました。
ちなみに料理と酒も楽しみましたがw
とくに泊まった民宿の魚料理が最高に美味かったです。
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