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新年早々、あまり目出たくない絵を紹介します。
コミケットは基本的に政治性の薄い同人誌イベントです。
しかし、東京都の青少年健全育成条例は直接的に創造的活動を制約するものであり、商業利益を目的としない同人活動にも大きな打撃となります。
当然、反発が出てくるわけです。
とりわけ、三日目は評論系のサークルが多く参加しています。
今回のコミケでは本格的な論文・評論集を出して批判するサークルが多く出ました。
表向きはサブカルやアニメの評論集であっても、目次を見ると、1、2の論考が収録されているものも少なくありませんでした。
マンガや小説を創作発表しているサークルの中でもいくつか散見されました。
中でも都知事×非実在青少年のBL本は、予想されたこととはいえ、やはりキツイなあと思いました。
原物を見ていないので、よくわかりませんが、都知事を美少年化したのでしょうか。
そうしたなかで、秀逸だと思ったのが、ここに掲げた怪作戦の蘭陵亭さんの描いた「威志孕童子(いしはら・どうじ)」の絵です。
都ニ出デ 筆ヲ奪ヒ 世人ヲ震ハシムル悪鬼ナルヘシ
おそらく酒呑童子をベースにしたものでしょうが、まるで江戸の妖怪絵のごとき趣向です。
大和絵仕立てのそれは、妖怪絵であると同時に、風刺画でもあるというもの。
直接的に武家批判ができない江戸庶民は、妖怪やら何やらに見立てて彼らを笑い、また批判したわけですが、その精神をこの絵に読みとることができるのではないでしょうか。
画力もあるし、実に痛快な一作です。
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