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ケアマネ・勉強ノート(シニアの部)
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  蜂窩織炎(ほうかしきえん)

 蜂窩織炎(ほうかしきえん)とは、傷口などから細菌が入り込み、皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけて炎症を起こす化膿性の細胞感染症であり、
蜂巣炎(ほうそうえん)またはフレグモーネと呼ばれることもあります。


細胞の周りにある細胞間質を広い範囲に融解しながら細胞そのものを壊死させるため、重度化すると生命に危険をもたらすことがあります。
多くの場合、四肢に発症し、うち9割は膝下に発症しますが、顔や背中、手足の指の先端、口内にも発症することもあり、部位別に異なる名称がつけられています。
手足の先端:ひょう疽(ひょうそ)
口内:口底蜂窩織炎(こうていほうかしきえん)
眼の周り:眼窩蜂窩織炎(がんかほうかしきえん)
表皮全般:伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)

蜂窩織炎にはさまざまな合併症が存在します。これらの多くは蜂窩織炎の症状が進行し、重症化することで併発し、時には死に至ることもあるため、重症化させないために早期治療が不可欠です。以下に蜂窩織炎の代表的な合併症を紹介します。
 ・敗血症、菌血症、敗血症性ショック
髄膜炎、筋膜炎
リンパ管炎、リンパ節炎
皮膚の膿瘍

▪️ 蜂窩織炎の原因
蜂窩織炎は、傷口から黄色ブドウ球菌や連鎖球菌といった細菌が入り込むことで起こる「自然原因」と、乳がんや子宮頸がんなどの術後に発現しやすいリンパ浮腫による「病的原因」の2つが主な原因となっています。
 
自然原因
やけど、外傷(刺し傷、ひっかき傷など)、人咬傷、犬・猫咬傷、虫刺され、皮膚炎など、傷口から細菌が侵入し発症します。傷からの細菌侵入のみならず、汚染水により、毛穴や汗腺経路で細菌が侵入することがあり、この場合には免疫力の低下している高齢者に発現傾向があります。
 
病的原因
乳がん、子宮頸がん、子宮体がんなど術後におけるリンパ浮腫。または、日頃から”むくみ”がみられる人は、リンパの流れが悪く、細菌・ウイルスに対する防衛機能低下により、蜂窩織炎を引き起こす可能性があります。
また、脂肪吸引、薬物の皮下注射によっても発症することがあり、さらに子どもの場合はインフルエンザ菌、糖尿病患者の場合には緑膿菌などによっても引き起こされる場合があります。

外傷防止
蜂窩織炎の原因となる傷の多くは虫刺されやケガによるものです。これらは常日頃から起こりうるものであるため、防ぎようがないのも事実ですが、ブドウ球菌や連鎖球菌といった細菌を皮下に侵入させないために、外傷の予防はもちろん、清潔状態を保つことが必要不可欠です。
また、水虫による蜂窩織炎の発症率は年々増加しており、これも大きな原因となっているため、特に梅雨や夏場における清潔維持、水虫の早期治療が大切です。
                            ナースのヒントより
*「蜂窩」とはハチのことで、顕微鏡標本上に見える、浮遊している好中球をハチの幼虫に見立て、融解し切らずに残っている間質を巣の仕切りに見立てた名称です。

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