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ワンダーフォーゲルの山紀行
18才から50年山を歩いています。全国あちこちの名峰や関西の山を四季歩いています。スキーも大好きです。

書庫八ヶ岳、中央・南アルプスの山

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 急きょ行くことになった笊ヶ岳。山頂まで6時間半を要し、下山でくたばりヘロヘロになって日没寸前の17時に登山口にたどり着きました。実に13時間を要しました。

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 前日(9月16日)泊まった椹島ロッジ。車が入れる畑薙第一ダムから1時間、椹島ロッジのバスに揺られて到着。

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 奥に宿泊棟が並んでいます。

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 椹島ロッジなどを経営する東海フォレストの100周年記念事業で建てられた記念館。大好きな白旗史郎の山岳写真が展示されていました。

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 9月17日午前4時スタート。暗闇の中ヘッデンを付けて急登をたどりました。これはトラバース道入口の道標。暗闇の中を登り始めたので写真はここまでなし。道標らしい道標があったのこはここだけでした。

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 展望のない鬱蒼とした樹林帯のトラバース道をたどること2時間。沢を6つ渡り切るとようやく枯れ沢の上倉沢へ出ました。奥に見えているのが笊ヶ岳。まだ標高差600メートルあります。

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 枯れ沢の上倉沢。

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 上流側の稜線はこんな風に大きく崩れています。南アルプスの山はこうしたナギが多く見られます。

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 枯れ沢をいったん離れて苔むした樹林帯の中を行きます。

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 稜線へジグザグが始まり、樹間から高峰が。赤石岳(左)、荒川岳(右)のようです。

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 稜線に出ました。山頂まであと20分。

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 6時間30分をかけてようやく山頂に。笊ヶ岳は学生時代ワンゲル部に入部した年の夏合宿で、荒川3山を登り終えて大井川に下り、伝付峠に登り返して峠からたどる予定でしたが、メンバーに故障者が出て断念。峠から甲府に出、身延線、東海道線、大井川鉄道を乗り継いで集結地点の畑薙第一ダムへ向かったのでした。以来55年ぶりの山頂です。担ぎ残してきた大きな宿題をやり終えた気分。
 真っ先に小笊越しの大きな富士山が目に飛び込んできました。以下3000メートル級がずらり、南アルプスの重鎮の大展望台です。

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 荒川岳(左)、悪沢岳(右)。

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 赤石岳(左)、小赤石岳(右)。

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 聖岳(左)、奥聖岳(右)。

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 上河内岳。

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塩見岳(左)、蝙蝠岳(右)。北岳方面はガスっていて見えませんでした。

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茶臼岳、黒法師岳、大無間岳方面。

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 H男さんに同行してもらったお陰で長丁場の山頂に立つことができました。
 笊ヶ岳は地味な山。結局下山するまで誰一人会いませんでした。下山してから椹島ロッジで「どの山に登ってきましたか」と問われて、「笊ヶ岳」と答えても誰も知りませんでした。地味な山で人気は出ないでしょうが、南アルプスの大展望台です。

 300名山も残すところあと一座(後立山朝日岳)。10月前半に山小屋が閉まるので年内に終えられるかどうか微妙です。山は逃げない。焦らず安全に達成したいものです



 8日〜11日は日高山脈のカムエクの予定。

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 山麓の天気予報は曇り時々雨の予報。台風13号が影響しているようだ。降られることを覚悟して登ろう。
 蓮華岳から下山し、茅野でレンタカーを借り白樺湖畔で宿泊。翌朝24日唐沢鉱泉へ。

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苔むしうっそうとした大きな石がゴロゴロした道は歩きにくい。その石に冬場にアイゼンが傷つけた跡がたくさん付いている。

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うんざりするほどゴロゴロ石が続く。足をひねったら元も子もない。しっかり足場を確かめて靴を運ぶ。

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600メートル高度を上げて黒百合ヒュッテへ。黒百合ヒュッテは歴史ある通年営業の小屋。一度泊まってみたい。縦走路の中山峠から平坦な道を10分も歩けばたどり着ける。小屋に入り珈琲をいただいた。

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縦走路に出てしばらく歩けば西(右)と東(左)の天狗岳の展望台。西の方がちょっと高い。

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縞枯山方面。層をなした縞枯れ現象がはっきり見える。数十年の年月を経て縞枯れが移動する。まったく枯れているのでなく輪廻だ。

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お花がちらほら。これはゴゼンタチバナ。

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高度を上げてると、縞枯山の稜線越しに蓼科山が見えてきた。北八は森の高原だ。

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天狗岳の岩峰を巻く。左手は切れ落ちている。

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黒百合ヒュッテから1時間ちょっとで東天狗岳山頂。背後は西天狗岳。

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地味なポーズ(笑い)。恥ずかしがり屋でポーズを取るのは苦手。

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根石岳方面への縦走路。
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西尾根をたどって唐沢鉱泉に周回します。西天狗へ向かう。

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ガラ場を下り

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登り返せば東天狗の雄姿。冬縦走した時、アイゼン効かせ岩峰を巻くのに一苦労したっけ。

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八ヶ岳の盟主・赤岳のガスが取れた。

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阿弥陀岳(右)と行儀よく並んでいる。

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前回西天狗は踏まなかったので初登頂(笑い)。

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ここでも大胆ポーズ。

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西尾根は長そう。

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ひと下りすれば第2展展望台。赤岳と阿弥陀岳を入れて大胆ポーズ。

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地味ポーズ。

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入道雲と赤岳、阿弥陀岳。左のギザギザは横岳。連日強い直射が当たり上昇気流が起きて夕立がありそうなものなのにまったく降らない。どうなっているんやろう。

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第一展望台を過ぎて尾根から唐沢鉱泉へジグザグ道を下り、無事唐沢鉱泉へ。今日も休み休みコースタイムを大幅に上回り8時間を要した。













 先日登った黒法師岳に×印が付いた三角点があることを知りました。
 実は珍しい三角点であるにもかかわらず、三角点そのものに関心がなかったのでH男さんの説明をふんふんと頷いただけで写真を撮ることもありませんでした。
 ブログの記事に「唯一×印の一等三角点見てきたのかな」と書き込まれて改めて貴重な三角点であったことを知った次第。

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 同行したメンバーが撮ったのを送ってもらったので紹介します。大分風化していますが、確かに×印が認められます。

 平口善朗他「南アルプス静寂と秘境を求めて」(光陽出版社)に、「山頂の三角点は『変種一等三角点標石』という、日本ではただ一個の頭部×印標石である」と紹介されています。
 黒法師岳は南アルプス最南端の2000メートル超の山。南アルプスの南部のことを地元では単に深南部と呼ばれます。深南部の名峰です。

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 「浜松市天竜区」の左下までは林道歩き。標高差約1500メートル。1級の長丁場です。

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 アクセスが大変。浜松市街から2時間ほどかかります。山間の慣れない林道を走るのは危険なので前日明るいうちに車止めのゲートまで入り、テン泊。
 車止めは手で動かせもう少し先まで入れますが、ほとんどの車はここで止めています。

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 予想していたよりきれいな林道。

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 崩れたところもきれいに修復されています。

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 1・5キロほど歩いて車止め。ここまで車を入れようと思えば入れますが、駐車スペースがありません。

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 長い林道歩きですが滝がいくつも架かり、飽きさせません。

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 重機が入っていたのは一箇所のみ。

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 水量豊かな豪快な滝。林道に遮断されていなかったら相当な落差の滝だ。

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 2時間近く歩いてようやく登山口に着きました。ここまでで400メートル高度を上げました。

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 しっかり登山口を確かめます。

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 ひと登りすると展望が開けてきました。左のピークは丸盆岳から続く不動岳のようです。稜線出て耳にしたところでは、右手の稜線の崩壊が激しく通行できないとのこと。

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 のっけから急登が続きます。

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 みつばツツジがいっせい咲いています。

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 花はツツジぐらいで全体として少ない。

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 ようやく傾斜が緩んで「ヤレヤレ平」。

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 「ヤレヤレ平」から少し先で「市川戻り」。中間点のようです。引き返すならここで引き返しなさいという意味でしょう。

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 花らしい花はこれぐらい。

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 登山口から3時間近くをかけて主稜線に出ました。見えているのは丸盆岳。腰を下ろしていた若者から「黒法師岳より丸盆岳の方が展望がいいですよ」と教えてもらいましたが、時期的にも体力的にももう余裕なし。

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 お目当ての黒法師岳。同じ若者から「30分ほどで行けますよ」といわれたが、我々の足ではあと1時間苦しめられそう。

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 富士山がくっきり。先月初め毛無山から眺めた時より雪がうんと少なくなった。左手前の山塊は3年前だったか14時間かけた大無間山。

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 山頂アタックを前に一息入れます。

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 あまり踏まれていない笹原をかき分けて行きます。部分的に踏み跡が不鮮明なところも。

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 丸盆岳の左手奥の雪を残す高峰は聖岳のようです。その右手のちょっぴり頭を出しているのは今夏目指す計画の笊ヶ岳かな?

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 5時間30分をかけて黒法師岳山頂。展望はよくありません。

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 再び富士山と大無間岳。

 ゲートまで10時間30分を要しました。2年前に捻挫した足の調子がイマイチだったので不安でしたが、10時間超えの長丁場をよくぞ持ちこたえてくれました。
 翌日の予定だった中央アルプス南端の安平治山は雨降りで断念しました。次の山行計画は弥山川遡行です。狼平避難小屋で泊まり、トサカ尾を下る計画です。








 


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