《煎茶のはなし》第50回高松宮妃癌研究基金奉賛煎茶会
今年も熱田の杜に松月の仲間が集い、高松宮妃癌基金への募金をお願いするチャリティーのお茶会を開催する事が叶いました。今回で50回と言う記念すべき歴史を誇る茶会とも為りました。今年は、11月3日文化の日の開催ですが、この日は戦前なら明治節、明治天皇の誕生日に当たり天長節に当たります。奇しくも、昨年は12月23日と今上陛下のお生まれに成られた日に開催と2年続けての目出度い日に茶会をさせて頂きました。
この頃では、祝日も変な名前に変わってしまい本来の趣旨が分からないものが沢山あります。この先、11月23日は勤労感謝の日と成ってしまいましたが、本来なら新嘗祭のお祭りです。秋の収穫に感謝を捧げ、1年の労をねぎらう日です。お米とお茶は、日本人に取って最後の砦だと思って居ります。この素晴らしい文化を大切にしてこそ、日本人に生まれた甲斐があると言うものです。
都会では、ハロウィンに浮かれて暴動にまで発展した渋谷の例がありますが、そんな異文化に現を抜かすのではなく、一煎のお茶を以って心清らかに暮らして頂きたいと心から願うものです。我が国では、亡くなられた方は須らく神仏へと成るお国柄です。この世に情念を残して、ゾンビに等成らずに立派に成仏して参りましょう。
・・・と、まぁ、こんな話をさせて頂きながら一煎楽しませて頂きました(^^)v
煎茶席全景
今年は、名古屋教場の先生方とアイディアを出し合いながら席を作らせて頂きました。昨年は、本部火曜教場の先生方との合作だったのですが、皆さんの意見を聞き過ぎて纏まりの無い席に成ってしまった反省を活かし、程好くまとめさせて頂きました。自分では、中々にお気に入りの席飾りが出来たと自負致して居ります(笑)。
床飾り
床の間には、黄檗山万福寺第52代管長道元猊下の「風景一時新」を掛けさせて頂きました、本来なら冬が過ぎて新しい春がやって来ると言う意味かも知れませんが、癌や難病を克服して、また第二・第三の新しい人生を歩んで欲しいと言う気持ちを込めて、こちらの軸にさせて頂きました。花は、京焼の名工5代清水六兵衛の伊賀焼きに、暮れ行く秋の景色を映して、ニシキギやツワブキ、ムラサキシキブ等々を生けさせて頂きました。
書院飾り
書院の方には、この頃特別にお世話に成って居ります「馬骨子才林」先生の袱紗と普段使わないお茶碗を展観させて頂きました。こちらは、後日折角なので別記事にて詳しく紹介させて頂きます。二代竹春、初代竹泉、等々アレコレ飾りました。また、踏込床には、フデ柿を中心に、秋の果物盛をさせて頂きました。
道具飾り
今回は柄杓点前をやろうと言う事で、こんな感じで木目も鮮やかな黒柿で設えた「養怡棚」を中心に道具組みをさせて頂きました。特にお気に入りは、春日神代杉を使ったと言う結界(炉屏)で、薮ノ内高達斉の作品で、日本煎茶工芸展文部科学大臣賞受賞作で、非常に華奢ながら他の道具に負けない力強さをもつ名品だと思います。その他にも、先代加藤清昌作の銀襴手人物画の急須も、他を圧倒する作品で大好きな一つです!!
席中風景
お茶は、滋賀県の中川誠盛堂茶舗の「朝宮茶」を淹れさせて頂きました。「おくみどり」と言う品種で、非常に香りの良いお茶で、その香りに負けない甘さを持つ美味しいお茶です。お菓子は、地元豊橋の童庵に椿を模した可愛らしいのを作って頂きました。お香の香りとお茶の香りに、癒しと幸せ気分に包まれて笑顔満開でした!!
席主一同ありがとうございました!!
今回は、50回の記念茶会と言う事で、超ベテランの先生方に頑張って頂きました。毎回思うのですが、席を持たれる先生方と朝一番でお会いすると光輝く幸せオーラに包まれてます(笑)。この喜びの輪を若者へと上手に繋いで行ければと思います。そして、癌の撲滅を目指し、皆々様の益々の健康とご長寿を願うものです。
無事の開莚!!ご参加&ご協力、ありがとうございました!! …by so-kei♪ |
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2018年11月05日
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