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憲法記念日にあたり、一言申し述べる。
「不文憲法」の自覚こそが、我が国の再生の根幹にある。
憲法改正は百害あって一利なし。断固反対である。
憲法を正統に解釈できない権力者が憲法を改正すれば、
憲法はますます悪くなり、亡国の速度が上がる。
安倍晋三やその後継者が憲法改正することには
断固反対すべきである。
なぜダメか。
今回の「皇室典範特例法」と「退位の礼」を見ればわかる。
変えることによって悪くなった。
良かれと思ってつけこまれて余計に悪くなった。
上皇陛下による「譲位の御聖断」を活かすことができていない。
むしろ、逆手に取られて「退位の強制」となった。
皇室の制度も慣習もさらにずたずたになった。
譲位は、古来の確立された慣習に適合するため、
明治皇室典範で禁止されたと言えども、
合憲と解釈するのが当然であるのに。
成文化された憲法典・法律よりも、
「不文の掟」のほうが上位である。
このことが忘れられすぎている。
イギリスではこの不文の掟のことを
「コモンロー」と呼んでいる。
確立された慣習のことである。
「コモンロー」は制定法に優先する、
というのがイギリスで確立した近代法の考え方である。
イギリスよりもさらに長い「不文法」の歴史をもつ我が国は、
近代の幻想にまだ惑わされている。
自己を取り戻し、
我が国の「不文の掟」に立ち戻らなけばならない。
皇室においては、
・崩御・践祚、譲位・受禅による皇位継承
・男系による皇位継承
・男系でない民間男子の排除
・貞観儀式などに記された儀式
・宮中祭祀
などが「コモンロー」に相当する。
憲法典や法令は「コモンロー」に適合するように制定されねばならず、
どのような成文法が登場しようとも、
「コモンロー」に適合するように解釈しなければならない。
上皇陛下の譲位の詔(みことのり)は「コモンロー」に適合するものであり、
本来、譲位を実現するよう特例法(皇室典範増補)が制定されねばならず、
たとえ「退位特例法」となったとしても貞観儀式などに則って
儀式が実施されなければならない。
「コモンロー」の優先は、
その時々の権力による恣意的な判断を排除する知恵である。
権力による国政への介入を排除することが自由を守ることである。
今回安倍晋三内閣は、皇位継承を最大限に政治理由した。
ひとつは、選挙対策として。
もうひとつは、内閣に入り込んだ共産主義者による革命工作として。
「コモンローの優先」が自覚されていれば、
これらの恣意的な政治利用・恣意的な判断は排除できた。
権力者による自由の侵害はより少なくなって自由が守られた。
権力者の暴走によって我が国の亡国が加速されることも防げた。
本日は、憲法記念日である。
成文化された「日本国憲法典」ではなく、
「不文の掟(コモンロー)」に忠実であることこそが、
「護憲」なのであるということを確認する日である。
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