「はじけろ煎茶道」

「愛と勇気の煎茶」を目指す松月流家元渡辺宗敬のblogです。煎茶の心は、和のこころ。超保守的解釈で煎茶道を志して居ります。

煎茶のはなし

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《煎茶のはなし》第54回松月流全国大会&第45回松指連総会

家元所信表明「日本一の緑茶の街からさわやかに香れ松月流」

第54回松月流全国大会へご参加ありがとうございます。本年度は、日本一の緑茶の街にある「静岡カントリー浜岡コース&ホテル」にて、静岡中部支部の皆様の協力の下開催させて頂きました。今年の夏は、観測史上最高の特別に熱い中でのご参加、ご協力、感謝申し上げます。ありがとうございます。

ここ静岡県は、お茶の生産日本一と言うだけでなく、掛川市を中心に「茶草場農法」が世界農業遺産として認定され、世界中から注目を浴びて居ります。近年では、長寿と健康にお茶が取り上げられて居りますが、昔ながらの伝統を守り、自然との共生を続けてきた先人達の努力に敬意を表するものです。これからも手間暇掛けた本物のお茶を作って頂きたいと心から願うものです。日本人に取って、お米とお茶は特別な存在です。世知辛い世の中がやって来て、合理化と無機質な唯物論が広がる現代社会に、一煎のお茶には、心の潤いをもたらす力があると信じて居ります。初代家元は、お茶の味を「甘・苦・渋、茶の味、人の味」と表しました。お茶の味は、人の味同様に複雑な味わいが一つの旨味に集約されて、私達の心を和ませてくれます。また、そのお茶を淹れてくれた人の心模様が、一煎のお茶には詰まって居ます。嬉しい時には嬉しい味が、悲しい時には悲しい味がします。そして、嬉しい時には、より楽しく、悲しい時には、その悲しみを洗い流してくれます。心と心の触れ合いの時間こそが、松月流の煎茶道です。更に、「春夏秋冬」季節の移り変わりと共に、絶えずお茶の味は変化を見せてくれます。夏も近づく八十八夜の頃に採れた新茶は爽やかな香り宿り、私達の心を掴んで離しません。その後、暑い夏を越えて秋の訪れと共に、味わいもグッと深まります。年が明けて新しいお茶の季節がやって来る頃には、再び新茶にも負けない香りが甦り、熟成の味わいが私達の喉に飛び込んで参ります。四季の変化と共に、風流に、清風の香りに吹かれつつ日本茶の魅力を存分に楽しんで参りたいものです。

さて、そんなお茶を文化と言う側面から、「日本の伝統を繋いでいきたい」との熱い思いで、全国の神社仏閣へと献茶式を挙げさせて頂いて居ります。「靖国神社」への献茶式を皮切りに、神話の故郷「出雲大社」、三種の神器の一つ草薙の剣が祀られる「熱田神宮」に続き、今一つの八咫鏡がご安置され日本人の心の故郷とも呼べる「伊勢神宮」へも皆様と共に、一煎のお茶を献上させて頂きました。残ります「三種神器・ミクサノカンタカラ」は、天皇陛下といつも在らせる八尺瓊勾玉と為りました。いつの日か?陛下に一煎のお茶を召し上がって頂く事を夢に、精進させて頂く所存です。それに先立ち、今年4月には、奈良県吉野に在ります後醍醐天皇をお祀りする「吉水神社」へと献茶式を奉納させて頂く名誉に与りました。宮司様より、「十種神器・トクサノカンタカラ」の祝詞を上げて頂き、あたかも後醍醐天皇が甦ったかの様な思いで感激の献茶式と為りました。これを益々の励みに、皆さんと一緒に、お茶の香りに歴史の香を添えて爽やかなお茶を淹れて参りたいとの決意を込めて、所信表明とさせて頂きます。    
             
煎茶道松月流 三代家元 渡辺宗敬

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松月流の夏の祭典「全国大会」が、御前崎市の「静岡カントリー浜岡コース&ホテル」で開催されました!!
普段、残念ながらゴルフには縁が無いのですが、素敵なご縁に感謝しつつの大会と為りました(^^)v

ご承知の通り、台風12号が我が国日本へ、接近・上陸と言う最悪?のタイミングでの日程と為りました。

しかし、ありがたい事ですが…
お陰様で、ここ静岡県御前崎市では、夜分から未明に掛けての接近と言う事で無事の開催と為りました。

しかも、準備や片付けと言う移動の最中は、ナント晴天が広がると言う奇跡の様な天候で…
幾人かの方が、電車の都合で多少の遅れはありましたが、皆さん悪天候に負けずお越し下さいました。

ご来場の皆さまと、ご協力、ご協賛頂きました皆さまに、感謝申し上げたいと思います。
ありがとうございますm(__)m

この台風による悪天候も負けず、この地を目指して下さった皆様の愛流精神に…
中止も検討させて頂きましたが、決行を決意した私自身本当に頭の下がる思いです。

この頃、正直に告白すれば、ここ数年の自転車操業と赤字経営でポッキリと折れた心に…
今一度、やる気とチャレンジ精神を頂いた思いで居ります!!

こんな、素晴らしい流派の家元で、誇らしいです♪
皆様のご協力を頂いて、負けずに頑張って参りたいと存じます(^^)v



流旗入場!!
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松月流全国大会のオープニングセレモニーは、歓迎支部役員による流旗の入場からです!!入場行進曲は「王様のレストラン」と言うドラマのBGMで「勇気」と言う曲です。内緒の話なんですが、私達夫婦の結婚式の入場に使わせて頂いた思い出の曲なんです(笑)。私に取りましては、そんな感慨深い中で大会がスタートします。この後、流旗と共に「日の丸」が掲げられ、物故者に対して黙祷を奉げ、国歌斉唱「君が代」で式典が始まります。



各種表彰「教授者10年・15年の特別表彰」
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「優秀会員賞&努力賞」
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「優秀教授者賞」
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免許状&看板授与式
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全国大会のメインは、私の所信表明も大切に思って欲しいですが、矢張り各種表彰と免許状並びに看板の伝授式です。長年に渡る努力と功績に対して、表彰状と記念品が贈られ名誉が讃えられます。この手の「道」と名の付く芸事は、中々に目に見える形で成果や作品として残りませんが、精進すればしただけの成長が出来て、技を磨き、心を磨き、日本の伝統に息づく姿勢や所作の美しさを身に着けて頂きたいと心から願って居ります。



事業報告、各種計画等々
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毎年、人も予算も減少する中、どこの流派よりも志は高く、出来る事を一所懸命に、清く・正しく・美しく、各種行事を進行させて頂いて居ると言う自負はあります。伝統を守りながら、新しい事にも挑戦させて頂いてます。現状に於いて、日本で一番忙しい流派ではありますが、その分、やり甲斐のある流派なので、やる気に溢れた方のご参加、ご賛同を願い、今一層の努力と精進で、煎茶道を我が国の真の伝統文化へと昇華したいと願うものです。



歓迎茶席「飯田富翠」
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歓迎茶席「朝比奈久翠」
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歓迎茶席「川島翠松」
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大会のフィナーレを飾るのは、みんな大好きなお茶席です!!今回は、畳の部屋に加えて、椅子の立礼席の合計3席を掛けて頂きました。本当は、、大切な会議が主役なんですが、ご参加される方の一番の楽しみは、こちらの方でしょうね(笑)。席主の皆さんも力の入った設えで見応え十分な圧巻の席作りでしたが、3席とも静岡のお茶に拘って下さり、飯田先生が「中川根茶」、朝比奈先生が「春野茶」、川島先生が地元「掛川」の深蒸し煎茶を淹れて下さいました。同じ静岡県内でも、まったく違う味と香りが楽しめて、美味しかったです(^^)v

台風の合間ではありましたが、ご参加・ご協力ありがとうございます!!来年は、川越でお会いしましょう♪

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《煎茶のはなし》平成30年7月の賣茶忌@光輝流

毎月16日は、煎茶道の祖と言われる「賣茶翁」の月命日に当たりまして…
黄檗山万福寺にあります「賣茶堂」にて、法要が営まれ、遺徳を忍ぶ茶会が開催されて居ります。

今月7月16日は、高遊外賣茶翁の祥月命日と言う事もありまして…
いつも以上に、大勢の皆様にご参列頂く事が出来て、賑やかな会と為りました。

しかし、天気が良過ぎて、この日の京都の気温は「37℃」と言う事で…
この頃では、驚かなく為りましたが、体温以上の暑さに、あせを滝の様に流してのお参りでした。

幸いにして、皆さん無事に終わった事が何よりです(^^)v

そして、(一社)全日本煎茶道連盟では、今年の5月より新しい理事長の元に新執行部が誕生致しまして…
私自身も、再選致しまして、もう一期会計担当常任理事を任される事に為りました。

この日も、会議が招集されまして、アレコレと問題山積の全日煎の議論に加わって参りました。
お参りさせて頂いて、美味しいお茶を飲んで帰るだけなら楽しいのですが、会議はどこでも大変です(笑)。

更に、日本煎茶工芸協会との協議会もセッティングされて一日二本立ての会議三昧に…
終わってからは、ストレス解消とばかりに事務局を誘って焼肉を食べに行っちゃいました!!

これじゃ、中々にダイエットは出来ませんね(笑)。



管長猊下ご入場
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光輝流家元佐々木竹山宗匠による献茶式
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猛暑の中、管長猊下を始め万福寺の重役の和尚様方がお経を上げて下さいます。まさに、お堂の中はサウナ状態が想像されますが、顔色一つ変えずにいつも以上に丁寧に読経下さり、ありがたい一時でした。担当の光輝流の皆さんも、暑い最中に、姿勢を正して一煎を献茶下さり、頭が下がる思いです。こう言う素晴らしい伝統は、是非に守り伝えて行きたいものです。



光輝流玉露席
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玉露「銘・安寧」
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菓子「銘・夏衣」
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道具飾り
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今回は、氷水で淹れて下さった玉露を頂戴致しました。涼炉が無く、涼やかな水差し一本のスッキリとした道具飾りで、夏の風情を演出下さいました。お茶も、程好く冷えて美味しく頂戴致しました。「一滴乾坤を潤す」と書かれたお軸を掛けて下さり、美味しい玉露の味わいもさる事ながら、昨今の天変地異に心を痛めた宗匠が付けた茶銘「安寧」の一言に心安らぐ瞬間でした。大河の一滴は、我々の心身の渇きを潤しますが、時に自然は猛威を振るい我々の驚異とも為ります。何とも、今回の茶席は考えさせられる一時でした。でも、ペットボトルと紙コップの時代に、こうやって丁寧に準備を設えて、優雅に楽しむ一時は、本当に贅沢な一時で、心癒されました(笑)。

こんな忙しくも世知辛い世の中だからこそ、安寧の一時が大切ですね!!素敵な一日でした(^^)v
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《煎茶のはなし》7月1日豊橋茶道クラブ月例茶会

いよいよ7月に入りまして、今年もあっと言う間に半分終わり後半戦へと突入する訳ですが…
後悔ばかりの前半戦に区切りを付けるべく、豊橋茶道クラブの月例茶会の席を掛けさせて頂きました!!

この会は、豊橋市の広報でも募集されてまして…
会員以外の方でも、600円と言うリーズナブルな価格で、誰でも参加出来る気楽な会なんです。

でも、だからと言って手を抜く訳にもいかず、逆に一番手間暇掛かった面白い茶会と為って居ります(笑)。

今回も、本当なら私の予定では「伊勢志摩里海トライアスロン」と日程が重なり…
「キャー!!お茶会お休みさせてぇ」と言いたかったのですが、残念ながらお仕事が優先です(^^)v

そんなこんなで、今回のメインテーマは、7月7日の「七夕」にちなんでの設えです!!

戦後の教育の弊害で、七夕を含めた五節句は、中国から伝来したお祭りと言うイメージが強いのですが…
「七夕」と書いて「たなばた」と読むのは、どう考えても不自然ですよね(笑)。

もう、これは、紛れもなく当て字であって、本来の「たなばた」は、願い事を祈る「乞巧奠」でもなく…
我が国独自のお祭りの上に、支那からの文化が被さっての七夕祭りな訳です!!

ここを見失っては、為りません

私自身は、本来の「七夕祭り」は、お盆に先立つ祖先崇拝の行事であり…
これから、暑い夏を迎えるに当たり、暑気払いのお祭りなんだと解釈して居ります。

この七夕の日は、ご先祖様にお供物を奉げ、その御下がりを頂戴しまして…
来たる本格的な夏の暑さに備えるお祭りだと信じて疑いません!!

そして、その中で、織姫と彦星のロマンスに思いを馳せるのも一興ですし…
天の川や宇宙の美しさに酔いしれるのも素敵ですし、折角なのでご先祖様に願い事をする訳です(笑)。

五色の糸の繋がる先は、我々のご先祖様であり…
七夕の機織りの縦糸は祖先との繋がりを顕わし、そこに1年1年と我々自身の感謝の横糸を通すお祭りです。

こんな思いで、今年の七夕祭りは、夜空を眺めながら、願いを込めて下さいませ♪



茶室・千切庵(ちぎりあん)
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豊橋公園の中にあります静かな佇まいの三の丸会館の中にあります「千切庵」で開莚させて頂きました。こちらは、庭も茶室も手入れがよく行き届いて居りまして、出来た当初とは趣も変わり侘びた雰囲気を醸し出す様に為って参りました。こんなお茶室を、我が流派でも所有したいなぁと、いつも思いながら席を持たせて頂きます。



待合「七夕飾」
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今回は、待合に「七夕飾り」をさせて頂きまして、床の間には笹を飾り五色の糸に願いを込めて、素麺、野菜・果物等々をお供えさせて頂きました。また、ご来場頂きました方には、短冊に願い事をしたためて頂き、笹に吊るしてお待ち頂きました。茶席の回数を重ねる度に増えて行く願いの短冊を、嬉しく眺める1日と為りました!!



「本席床飾り
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席飾り
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床の間には、黄檗山万福寺第56代管長玄妙猊下の「竹葉々に清風を起こす」と、待合の笹の枝に負けない一行物を掛けさせて頂き、祇園守りと言う木槿(むくげ)の花を生けさせて頂きました。そして、こちらには平安吉兆の五色の豆茶碗を飾らせて頂き、七夕の雰囲気を出させて頂きました。点前座には、駿河の千筋細工の茶櫃と角盆を中心に、ガラスの道具等を鏤めつつ夏らしく涼しげな席飾りを演出してみました(^^)v



菓子「天の川」@童庵
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今回のお菓子は、いつもお世話に為って居ります地元の菓子司「童庵」にて、こんな綺麗なのを作って頂きました!!金粉をちりばめて天の川の星をイメージして、少々派手なお菓子にしてみましたが、中々に評判も良かったです。又、ガラスの菓子器に七夕と言えば梶の葉を敷いて、今風に言えば「インスタ映え」を狙ってみました。紙がまだ貴重だった時代に、この梶の葉に、和歌や願い事を書いて奉納したと言う言い伝えが残って居ります。



Special Thanks!!
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今回のご奉仕は、本部火曜教場の皆さまです!!暑い最中にも拘らず、皆さん着物姿で一所懸命に、裏に表にとご活躍頂きました。ありがとうございました。しかし、いつものパターンなんですが、女房殿と一緒に記念撮影をすると、どう言う訳か?必ず彼女が真ん中に写って居ると言う現実に、二人の力関係が窺い知れる訳です。織姫様と彦星の1年の一度の逢瀬と、永遠に続く愛が、密かに羨ましく思える今日この頃です(笑)。

ご参加、並びにご協力ありがとうございました!!七夕の夜には、一緒に願いを祈りましょう(^^)v so-kei♪

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《煎茶のはなし》第47回砥鹿神社「お茶まつり」新茶奉納祭&東三河支部茶会

いよいよ新茶も出揃いまして、待ちに待ちました季節がやって来ました!!
この季節は、私共煎茶家に取りましては、二度目の年明けとも言え、新茶の香りに心躍る季節でもあります。

そして、私に取りましては…
こちら砥鹿神社様へと今年新しく採れた新茶を奉納させて頂く大仕事が待って居ります。

実は、この会は、私の生まれた年に始まりまして、今年で47回を数えます。
私自身は47歳と、まさに同じ歴史を過ごして来た訳なので、思い入れが一入です。

この頃では、日本の歴史を繋いでいきたいと言う思いから…
日本全国の神社仏閣へとお献茶式を奉納させて頂いて居りますが、その原点とも言うべき場所です。

初代家元のお供をさせて頂き、こちらの大神様へと初めてお茶を運ばせて頂いたのが高校生の頃です。
そして、家元を継承させて頂いてからは、毎年欠かさずに献茶式を挙げさせて頂いて居ります。

この辺りの茶業組合、お茶生産者、お茶屋さん等々…
茶業関係者の皆さんがご奉納下さったお茶を大神様へと届けるのが私の使命です。

本当にありがたい事ですので、身を清め、心引き締めてお点前させて頂きました!!



新茶奉納献茶式
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開始を告げる太鼓の音を聞きながら、宮司様を始め神職の方々と行列を作って本殿へと進んで参ります。ここから暫し緊張の一時ですが、心落ち着けて一煎を捧げます。今回は、皇太子同妃両殿下御成婚満25周年、所謂「銀婚式」のお祝いも重なり、いつも以上に嬉しく喜びのお茶を淹れさせて頂きました。そして、献茶式終了後は、お供えした茶葉を頂戴致しまして、お楽しみの拝服煎茶会の始まりです!!



本席「田辺錦翠」
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今回、本席をご担当下さいました田辺錦翠先生は、御年八十八歳を迎え米寿のお祝いにお席をお持ちくださいました。初代家元の一番弟子とも言える超ベテランの席作りは圧巻とも言える内容で、古今東西の名品・珍品を飾り頂きまして、感激の一時でした。これからも松月流の重鎮として、益々のご健康と長寿を願うものです!!



おしのぎ席「外山恵翠」
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こちらの外山先生のお席は、まさに老若男女と申しましょうか?袴姿の男の子に可愛らしい女の子から、綺麗なお嬢さんに、大ベテランまで性別を問わず全年齢で明るく元気におもてなし下さいました。「おしのぎ」とは、空腹をしのぐと言う事で簡単なお弁当の事を差しますが、今回はこんな感じのお寿司が出されて居りました。



みんなの広場 煎茶席
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こちらは、みんなの広場と題しまして小さな席を5席作り、パーティー形式の円卓でのおもてなしです!!席主とお客様が一体と為って一つの輪を作るので、本当に和やかで笑顔が絶えない楽しい席に成ります。個人的には、大きな席よりも、こう言う顔が見えて声の届く距離で一緒にお茶が飲めるのが好きです。藤原和翠・戸松恵翠・伊藤翠香・壁谷一代・輪の会(鈴木社中)と、皆さん思い思いに自由な発想で席を設えて下さいました。



拝殿前奉仕席「鈴木翠正」
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こちらは、拝殿前に在ります社務所にて、一般の方にも無料でお茶とお菓子をご奉仕させて頂く場所です。兎に角忙しく、次から次へと来場される方へと一所懸命にお茶を淹れて下さいました。急須の無い家庭が8割を超えると言う中、沢山にお道具を用意下さいまして、頭の下がる思いです。一日、ご苦労様でしたm(__)m

ご参加、ご協力、ありがとうございました!!新茶の香に、新しい1年を酔いしれたいと思います♪
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《煎茶のはなし》第63回全国煎茶道大会【松月流編】

京都・宇治黄檗山万福寺で開催される「全国煎茶道大会」へ今年も参加させて頂きました!!
もう伝統行事と言っても過言じゃないと思いますが、今回で63回を数えるに至りました。

私自身に於きましても、早25年連続で参加させて頂き、この大会を楽しみに致して居ります。
毎年のご参加、ご協力、ありがとうございますm(__)m

さて、今年の我が松月流は、この頃恒例と為りつつあります「東方丈」での開莚と為りました。
今回は、当流の地元でもあります東三河支部の担当で賑々しく席を開かせて頂く事が適いました。

こちら東方丈は、管長猊下の応接間と言う位置付けで、非常に格式の高い部屋で御座います。
この大会のメイン会場とも言えるお部屋での茶席に、心奮える思いで席を掛けさせて頂きました(^^)v

残念ながら毎年参加者の方は減少する中、お陰様で行列の出来る茶席として大人気の茶席に成りました!!

これは、私自身の人気と言いたいものの…
毎年、少し変わったお菓子に挑戦させて頂いて居るので「お菓子の人気」だと思います(笑)。

でも、お茶に対する拘りも、どこの流派にも負けてないと自負して居りますし…
その淹れ方に於いては、拘り抜いた熟練の技が光る日本一と断言出来ると思います。

そして、初代家元の代から集められた煎茶道具のコレクションも自慢の一つです♪

何より、当流の自慢は、人の好さです(笑)。
威張らず、奢らず、チョッとおっちょこちょいなのは私のせいかも知れませんが、素晴らしい人が集まってます。



松月流煎茶席全景
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床飾り
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席飾り
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今回は、東方丈と言う大きなお部屋に負けないダイナミックな席飾りを目指してみました。「通仙」のお軸に、籠に花柘榴を生けさせて頂き、煎茶道の祖「賣茶翁」の像の床飾りです。席飾りは、螺鈿細工の見事な器局棚に、染付の鮮やかな涼炉、赤地金襴手の華やかな急須と五彩色の綺麗な水注とどれをとっても新旧入り混じっての名品で揃えてみました。侘び寂びとは一味違う、煎茶道の粋な世界感を表現させて頂きました。



席中風景
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今年は、天候のお陰もあって全国的にお茶の出来が良かったみたいです!!今回は、いつもお世話に為ってます「松月園」の新茶を淹れさせて頂きました。伊勢の新茶に成ります。お茶銘は「みやこの風」とさせて頂き、先日完走させて頂いた”宮古島トライアスロン”の思い出と古都京都の“みやこ”を掛けて付けてみました。大勢のお客様に、ご来賓を始め、各流のお家元や工芸作家の先生方にもお越し頂き華を添えて頂きました。



お菓子「以知古一会」
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皆さん一番のお楽しみのお菓子は、今話題の?「煎茶フォンデュ」に挑戦させて頂きました!!抹茶ならぬ煎茶を粉に引いて、それをシロップ状にして苺に絡めて食べて頂きました。意外なマリアージュなんですが、イチゴの甘さと煎茶の苦みが程好くコラボして、大好評でした。苺のお菓子なので、駄洒落で「以知古一会・いちごいちえ」と銘を付けたのですが、ウケてましたよ(笑)。食べ終わった、こちらの器はプレゼントさせて頂きました♪



茶具塚法要
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今回の煎茶道大会では、こちらの「茶具塚」に献茶をさせて頂きました。ここは、壊れて使えなくなってしまったお茶道具が眠る場所です。大切に使って居ても、形あるものはいつか壊れてしまいます。そんな愛着のあった煎茶道具をこちらでお祀りして、毎年この大会にてお経を上げて頂き、お茶とお菓子をお供え致して居ります。こう言う物を大切する姿勢も、日本の伝統文化だと思いますので、これからも続けて行きたいものです。

ご来場、ありがとうございました!!楽しく過ごす事が出来ました。次は、総集編に続きます。…so-kei♪



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