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波乱万丈の人生ブログ始めました!

医療ミス

昨年からもこれからもしばらくブログを更新できません。

理由は、私の父が不慮の死で他界したことが原因です。
一般に言われる、医療過誤とか、医療ミス、医療事故に起因したことが原因で
亡くなったということで、医療訴訟を起こすとなると、お金と時間が掛かるのです。

昨年から、医療過誤専門の詳しい弁護士を探して、相談しに県外まで新幹線で弁護士事務所まで足を運んでどうすればよいのか悩んでいます。 医療訴訟は、ハードルが高く、医療の専門知識が必要なのです。 何で今さらこの私が、医療の勉強をしなければならないのか? 父が私に与えた宿題だと思って取り組んでいます。

だけど、苦しんで1人で逝ってしまった父のことを思うと悔やみきれないものがあるのです。 ここしばらく、カルテを精査しながら必要な情報を集めて医療知識を高めていると、弁護士に相談しても法律家は医療に関しての知識がない。君、医療にかなり詳しいね。と言われましたが、なんだよそんなことも知らないで、医療問題の案件を引き受けているのか?と思うとお金をふんだくるつもりなのかと思うと任せられない。ましてや、裁判官も医療の知識はないのが実情だから、病気と死との因果関係が証明されないと勝てないという。 弁護士探しは、医師探しと同じだ。相性が悪ければ、任せることは出来ない。 そんなことに毎日、翻弄されているのです。

毎日、看病して、延命治療を前提とした治療を行っていたのが、誤診に始まり、その結果が招いたにが、後遺障害で、摂食障害になって食べることが困難となり、高カロリーの点滴だけで約50日経過し、やがて衰弱して延命しますか?止めますか?という信じられない話になる。意識がしっかりしているから延命しか考えられない。翌日から鼻からチューブを通して栄養剤を投与する。これで胃瘻増設まで何とか頑張って欲しかった。しかし、たった2週間で容態が悪化してしまった。

けど看護師は、知らんふり。嘔吐してぐったりしている。私は、看護師に血圧計とサチュレーションを持って来て!! とオーダーする。 血圧も高い脈も速い、呼吸も早い、SPO2 90% 発熱がある。 おかしい。大丈夫なのか?と看護師に聞いても心配することもなく別室に行ってしまう。 この3時間後、自宅で病院から連絡がはいる。 私は、一瞬でわかった。やらかしたな。バカ野郎。

なぜもっと早く胃瘻の増設手術をしなかったのか?なぜ心電図モニターをつけなかったのか?と疑問が山積して質問の書類作りで1日があっと言う間に終わってしまう。 それも母の介護をしながらの平行作業だ。 結局は、痰を詰まらせて放置されたまま窒息死で看護師が見回りに来たときに気がついたら心配停止で蘇生処置したが、生き返ることはなかった。死因の特定も出来ずに死亡診断書には、急性心筋梗塞って書いてあるけど、その根拠はない。おかしくないか?

父は、生きる望みを持って必死に助けを求めていたのに、最後は、生死の狭間で、空気を取り込もうと必死で頑張っていたのに、意識が薄れ、希望が絶望になったと思うと悔やみきれません。父の顔は、絶望と無念のせつない表情をしていた。この様な意図しない亡くなり方は、誰もが望まないでしょう。私なら、死ぬときは、苦しまず、潔く空の上から落ちて死んだ方がマシだと思っている。

北の空域事情

ロシア東部地域への投資促進を図る国際会議「東方経済フォーラム」でプーチン大統領が「平和条約を無条件で締結しようそしてこの提案の期限は、年末頃まで」と付け加えた思いつき発言から思い出した北方4島の1つである国後島(くなしりとう)を実際に上空から見に行った時のお話しです。


北海道の知床半島の最北端から手が届くくらい目と鼻の先にある最も東に位置している島が国後島だ。ここのADIZ (防空識別圏)は日本の海岸線から約5マイルで納沙布岬からだと1マイルあるかないかなのでロシアの空域に入るには距離が短いので低空飛行ならレーダーに探知されずに簡単に入っていけるとても狭い空域なのです。昔、ロシアのパイロットが低空飛行で空自のレーダーサイトに探知されずに函館空港に亡命した事件は知っている人もいるかと思います。その後、日本の空の防衛網をスルリと突破されたことで日本の空の防空レーダーの配備の見直しや性能の高い監視レーダーが装備されたという経緯がある。

  ↓国後島と 日本のADIZ 仮想白線手前が日本の空域 奥がロシアの空域 
        めちゃくちゃ近いで。 プーチン4島返えして!!
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当時も現在も冷戦状態で未だに緊張状態が続いているのは日露の平和条約を締結していない為でアメリカ軍が日本を守ってくれなければ、ロシアはいつでも日本を支配するための戦闘状態になってもおかしくないのです。ロシアのパイロットは、その後アメリカに亡命し、戦闘機は米軍が没収してロシア軍機を調べたらとんでもないことが判明した。

それは、電子機器に真空管が使われていたということだ。今ではトランジスターやICチップが多用されている中で原始的な部品で米軍機と変わらない飛行性能で飛んでいたことに開発技術者や米軍関係者が驚いたという。

当機の飛行目的は観光とフォトミッションなので国後島はどうでもよかったが、あまりにも近くに見えたので記念撮影してきました。普通の観光でも空からわざわざ島を見たさにADIZ付近まで上空から視察にやって来るのは暇な私ぐらいで観光客などいないでしょう。

当日は、北見農道空港からの出発で場外離着陸場なので飛行計画のオープン、クローズも上空から無線でファイルする。 青森空港からダイレクトで無事に北見に到着したかと思うと、明日は飛行場がお休みと聞くと昼食を取る時間もなく、トイレを済ませて燃料を給油したら直ぐフォトミッションと観光ミッションの為に、直ぐに離陸する羽目になる。お天気がよいので地文航法も楽だ。

離陸すると直ぐに上空で女満別タワーを呼び出してフライトプランをファイルしてもらう。ファイル完了するころには女満別の管制圏の西8マイル付近に到着するので管制圏を通過して当機は、知床半島最北端を目指す。

               ↓女満別空港 上空
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女満別の管制圏を抜けたらすぐにADIZ近辺を飛行するので空自の防空レーダー「ハーネスコントロール」とコンタクトしてレダーモニターをリクエストして防空レーダーの管制に見守られながら知床半島を北上していく。もっとも西風が30Ktも吹いていれば東に流されて防空識別圏外に出ることも起こり得るので念のためにレーダーでモニタリングしてもらう。

      ↓知床半島の最北端まで北上中         ↓国後島が見える
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この最北端の地では、ロシア側が占有している北方領土が知床半島の最北端まで行って進路を東に向けると国後島がすぐ目の前に現れる。この周辺空域が一番ADIZの狭いので防空レーダーの監視エリアも東側で高度を下げると機影が山に隠れて映らないのでレーダーハンドオフで今度は「ダイバーコントロール」にコンタクトの指示が来る場合もある。この様にして狭い防空識別圏内を空自のレーダーサービスと他のトラフィック情報を入手しながら飛行していたけど、最北端の空はとても静かで何となく寂しい。このレーダーサイトのコールサインはAIM-J には載っていません。なぜか?
分かる方いますか?AIP にも載っていないと思います。その理由はね、私も知りません。誰か教えてください…。

ところで遊覧飛行でしばらく飛行していても別の飛行機が中標津空港から1機飛んで来る程度でこんな快晴の天気なのにトラフィックがない。ロシアの民間機や軍用機でさえ飛んでいる気配もない。今や尖閣諸島よりも静かになっている。真冬ならせいぜい海自のP-3Cが超低空飛行で流氷の観測に飛来してくる程度でこのあたりの空域では民間、報道、防災、自衛隊機に出会える機会はないだろう。 

だが北の海の底ではロシア軍の潜水艦が日本近海をウロチョロしているから海自のSH-60Kで潜水艦探しを北の海でホバリングしながら探知作業を昼夜を問わずに監視しているのでロシア軍の潜水艦は海が荒れている頃に活動するから厄介者だが、海自の探知能力は世界一と恐れられているので中露は下手な行動はとらない。もっとも資源のない島国を制覇しても意味がないだろう。それよりも日本の最先端技術が欲しいのだ。 だから日本を活かして国益になるおいしいところを狙っているしたたかさがあるのが中露という大陸国家なのだ。

オマケの余談話です。北見の場外離着陸場から飛行計画の通報は離陸後直ぐに女満別TWRを呼び出して上空でFLT PLANをファイルをするという手段をとる。時間がない時や連絡手段がない場合に使われるファイル方法だ。 実際には、全国のへき地の空港には航空情報官がいないのでの管制官が最寄りの空港のCABに飛行計画を連絡するというのが一般的なのだ。

なぜ女満別空港には航空情報官がいないのか? それはね、おそらく空港を利用する航空機が少ないのと国土交通省も日本の最北端の地で勤務したい転勤希望者がいないのと人件費の削減の為と言う噂らしい。

当時のお天気は快晴のCAVOKで気流も安定していて絶好の遊覧飛行だった。ところが、先日に起きたM7の地震の影響で北海道の観光名所の外国人観光客が激減したそうだ。あの関西国際空港でさえ、高潮の被害で国際線は当面は塩害のダメージが大きくて復旧に時間がかかっている。

大阪の観光客が激減して大阪の繁華街ではどこも閑古鳥が泣いているそうだ。観光の経済損失は数千億円らしい。そんなことで日本経済の打撃を受けるくらいならもっとましな空港を作れよと言いたい。そこでCABが神戸空港と大阪空港に国際線の受け入れ要請が始まった。一時、大阪空港の存続が危ぶまれたが残しておいて正解だっただろう。 

いざという災害時には、ローカル空港でも物資輸送に必要なんだよ。騒音問題の前に航空機から音は出るのは当たり前のことで、誰でもわかっているのに空港の周りに住宅が増殖する方がおかしいだろう。普天間基地と同じで危険とわかっていながら基地周辺に住宅が自ら繁殖しているのだから宅地造成も場所を選んでもらいたい。一番悪いのは悪徳不動産屋だし、生活環境の悪い住宅を購入する消費者もアホだけど…。

ということで普段でさえ忙しい伊丹と神戸空港なのに更に混雑して管制がなまった各国のATCで混乱して何かしでかさないかと楽しみにしているのは私だけだろうか…。




先日、日ロ首脳会談が行われてプーチン大統領と阿部首相が共同経済活動を開始することに合意したが日本が経済協力という餌を撒いてロシア側が食いついたが、日露の関係がうまく展開していくという補償は何もない。ロシア側にすれば、国益になることなら何でもOKみたいな印象がある。だが、ロシアも中国と似ていて簡単に約束を破ったりする気まぐれ外交の側面がある。 

極東地域のロシアは、寒いところなので日本からのエネルギー支援が欲しいだけで、安倍首相が、講演の場で70年間日露の平和条約が締結されていないことに触れたとたんにプーチン大統領が北方4島の返還を棚上げしたまま「日露の平和条約の締結をあらゆる前提条件無しに今年末までに平和条約を結ばないか」とトランプ氏みたいに思い付きで発言したような感がある。どうもプーチンの支持率低迷で何とか信頼回復を国交正常化で図りたいようだ。 この様な無条件での平和条約を受け入れることは日本政府としてはあり得ないのでプーチンの思い付き発言はスルーするだろうから北方4島返還には程遠いだろう。 

今から6年前に朝一番で青森空港から離陸して、北太平洋を高度9500Ft で横断していると北の大地の海岸線が見えてくる。 海岸線から約5マイル手前からは千歳空港と新千歳空港も見える。当機は千歳TCA とコンタクトしながら新千歳空港の進入空域をさけながら北東に変針しながら日高山脈に向けて飛行していた。

        ↓日高山脈 上空 
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おそらく9月6日未明に発生した北海道胆振地方を震源とするM7の大規模な地震で被災した厚真町の上空を飛行していたかもしれない。

ヘリなら滑走路が被災していても着陸場所には困らないけど飛行中に油圧系統が壊れたら滑走着陸の為に広い場所が必要になる。何故って? 操縦桿が重くなるから。

ハイドロOUTになると誰もがオーバーコントロールしてしまうからヨタヨタ、フラフラしながら数分で最寄りの飛行場まで飛行出来ればいいけど、途中で乱気流でも吹けば腕力が力尽きると操縦不能になりますから毎日腕立て伏せ20回、重さ30kgのダンベルで20回程度の筋トレしないといけません。というのは半分冗談ですけど、ダンベルは腕だけではなく全身を鍛えることができるそうですが私は、一度も筋トレしたことがありません。

若い時に手に血豆が出来るくらい散々筋トレしたので一切スポーツや運動は致しません。今は、筋トレよりも脳トレしてボケ予防です。

航空機は頭と五感で飛ばすものと考えている。 昔の機体は油圧がないので限定拡張の試験を受験するのに腕力が必要というので筋トレしている短足で小柄な先輩がいた。 だから当時はヘリコプターの女性パイロットはいませんでした。今は、グラスコックピットなので全てを使いこなせる為には、筋トレではなく脳トレの必要性があるかもしれない。

いざというときは、しばらくYOU HAVEと言って見習いのコパイに「下手くそ、もっと真っすぐ飛ばせよ」と言いながらコントロールを任せて、着陸寸前でI HAVE と言って着陸出来ればダブルパイロットのメリットはこんな場面なら使えるかも知れないが皆、嫌になって去っていくことだろうか…。ダブルパイロット制は実はブラック社会で肉体労働なのよって言ったらだれも寄り付かなくなるかもしれない…。

1人機長なら火事場の底力が出るから大丈夫だと思い込んでいる私…。

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9月6日未明に北海道でM7クラスの地震が起きたが、人ごとではなくなっている。
日中の飛行中に目的地の空港が被災したら多数のIFR / VFR機はどうなるか? と考えてみた。 

新千歳空港みたいに地震で滑走路は被災していなくても夜間に停電で滑走路灯火が消えて悪天候で航空無線が使えない状況になった場合IFR機にとっては、別の代替空港に行ってくださいと別の管制機関から指示されるので目的地の変更になる程度で済むけど、乗客はいい迷惑だろう。

今回は、夜明け前ということでトラフィックがほとんどない時間帯だったから管制もパニックにならずに済んだことと思う。これが、早朝や夕刻便の時間帯は分刻みで航空機が離発着する日本の国際空港では、次から次へと絶え間なく進入管制が目的地まで等間隔に誘導してくるので無線通信がOUTになったら到着便は皆、最寄りの札幌、帯広、函館、釧路、旭川、青森周辺に振り分けてトラフィックをさばくだろう。

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ところが、1時間以内に到着できそうな最寄りの空港も被災したり、悪天候で視界も悪くて45分程度の燃料しか残っていない場合の航空機は皆、緊急事態になりかねない。これは既に起こりうる事態なのでその点は安全に着陸出来るように考えられているようだが、LCCの様な格安航空機は、予備燃料もギリギリ積んで飛んでいるなら代替空港まで行けたとしてもお天気が悪ければOUTになる可能性もある。それこそが安かろう危なかろうである。

その様な事態になったら三沢の米軍基地にでもお願いするしかないだろう。今回の地震で浮上したブラックアウトと呼ばれる電力供給システムの欠陥は、想定外という言い訳は通用しないだろう。 発電所の電力供給が追い付かずに発電システムを守る機能が連鎖的に作動したため、一気に大規模停電になってインフラが完全に麻痺して道民の生活が脅かされたわけで経済産業省の大臣は数日で復旧出来る様なことを言って道民を安心させたようだが、火力発電所の被害はかなり深刻な状況で、結局2基がフル稼働出来るには数か月先になるようだ。

火力発電所の建物の外見は一見何ともなさそうだが、内部はめちゃくちゃだろう。肝心の発電機はタービンエンジンと同じでタービンの取付け軸が少しでもずれると激しい振動が起こり、短時間でタービンブレードが吹き飛んで回らなくなり電力供給に至らなくなる。

日本人は何度も被災してもこりない国民性なのか、詰めが甘い組織の欠陥と危機管理のなさに相変わらず死ななければ治らない行政組織の体質は、お気楽なおめでたい人達ばかりのようだ。

今回の地震で電力供給システムの欠陥が露呈し何かを学んだはずの訳なのだが、この教訓が次の同じ様な災害が起きたときに活かされるかは政府や電力各社の危機管理能力がどこまで防災意識を高めて新しいバックアップ体制を構築出来るかが大きな焦点だろう。だが、国民の生命が守られる体制が構築出来るかどうかはあまり期待はしない方がいいかも知れない。

一番電気を必要とする医療機関も自家発電でしのいでいたが、水道も止まると手術も透析も出来なくなるので汚物処理をするときには本当に困る。 以前、北朝鮮が核花火を開発中に電磁パルス攻撃のシナリオを作って実際に電磁パルス攻撃を受けたらおそらく発電所もコンピューターが制御しているなら誤作動して停止するかもしれない架空のシナリオがあったが、実行されぬまま日本は自国の地震で自爆したようなものだ。いわば、電磁パルス攻撃を受けたらインフラは全て止まることを実演で立証したような災害だ。

当機はVFR 機なので行先の空港が被災して滑走路が陥没していても何とかよけて緑地帯に逃げればいいだろうと思っていても赤の閃光が見えたら降りられない。 燃料が無ければランディングライトを点灯させてタワーに向かってローパスしてから誘導路上にでもいいから降ろして〜〜〜〜って!アピールしたくなる。けど、関西国際空港みたいに完全に水没していれば、無理だし、滑走路も途中で陥没しているのも危ないから滑走路が使えない状態になった時が飛行機乗りにとっては困る。

けど、フロート付きの水上飛行機やヘリコプターなら水上ならどこにでも降りられるメリットがある。しかし、フロート付のヘリで水上での離着陸は、容易ではない。地面との摩擦力がないのでヘタをすると機体がくるくる回ってラダーが効かないと簡単にひっくり返ってしまう。自家用機の中には、水田に水を張ってではなく水を撒いて? ここは水上だから問題ありませんと言って離着陸するオーナーもいた話を昔、聞いたことがある。それで合法なら、ため池でも湖でも離発着できそうだが陸地に移るまでが大変そうだ。そんなめんどくさいことをする人はいないだろう多分…。

24時間寝ることもない国際空港なら通常は予備発電システムが自動的に起動して何とかなるのだろうけど、バックアップ用電源もいつまで持つのかもわからないからVFR機ならランディングライトを点灯させてタワーに向かって飛行しながら管制官のライトガンを見ながら空港に近づいて降りるしかないだろう。こんなことは一生に一度あるかないかだろう。ところが普段見慣れないライトガン シグナルもいざという時に光信号の意味を忘れて誤った行動をとれば、後から管制から呼び出されれるか、被災状態にどさくさに紛れてスルーするだろう。次は、何処の空港が機能不全になるだろうか…。


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昔、地主が山奥を削って作ったヘリポートがありました。私も、何度かヘリで離発着したヘリポートだ。 現在は、ヘリポートの需要がないのか、地主の気まぐれなのか、不動産屋が儲からないのか、太陽光発電システムで埋め尽くされているようだ。

当時の進入離脱方向は東西でAS350クラスなら8機は降りられるヘリポートだつた。東の眼下には、街の景色が見えるけど、西側は、畑しかありません。この高台のヘリポートは夜になると眼下の夜景が美しいので深夜にカップルが沢山遊びに来ていたようです。夜のヘリポートに行く=Hな行為になっていたみたいで全国でも珍しいデカいHマークが描かれている盛り場だった。所が朝になるとヘリポートの周辺にはティッシュペーパーがあちこちに散乱していたそうで毎日のお掃除が大変だったようです。

こんな誰でも入れるオープンなヘリポートが日中に雲や霧で覆われた天気が悪い時に某ヘリコプターパイロットから今からそちらに向かいたいのですが天候はどうでしょうか?と事務所に連絡が入ると管理人は、ヘリポート周辺は、深い霧がかかった状態なので無理ですし危険ですよ。と答えたようです。 ところが市内の上空は雲がないので東の谷底からなら何とかヘリポートまで行けそうですので今からそちらに向かいますと言う。管理人さんは、しょうがないな〜気をつけて来てください。と機長に返事をして電話を切ってしばらくの間スタンバイしていると…、

何やらヘリコプターの音が空からではなくヘリポートの谷底から聞こえてくる。ベル204B特有の空気を叩く様な音が段々と近づいてくるが、機体の姿は見えないどころか、ヘリポートの視界は数メートルだ。管理人は、懐中電灯を持って音のする谷間に光をあてる。バタ、バタ、バタ、バタ、ドッ、ドッ、ドッ、ドッ…と爆音を谷間に響かせながら視界数メートルの谷底からゆ〜〜〜〜〜っくりと這いつくばりながら上がって来た。そして、機体の姿が霧の中から徐々に姿を表わしたのだ。 信じられないというよりは、びっくりしてしまう。すっ、ゴ〜〜〜イ。

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そして崖っぷちをゆっくり上ってきた機体は、ヘリポート上をゆっくりとホバー移動しながら、そのままHマークの真上に移動して無事着陸し、エンジンを止める。

やがて、パイロットと整備士が降りて来て安堵の表情を浮かべながら、事務所で一息入れながら管理人が一体どうやってこんな霧の中を飛んできたのですか?と尋ねると、

カーゴドアーを開けて2人の整備士には、地表から絶対に目を離さないよう前後左右の見張りをしながらパイロットに地表が見える方に誘導指示し、パイロットは前方とチンバブルから見えるかすかな目標物を頼りに谷底からはい上がってこられたとのこと。

前後左右の見張り役がいなければ機長1人では濃霧の気象状態からの脱出は困難で、ダウンウォシュで霧を下にかき出しながら這い登る感じだという。とにかく6つの目で地表が見える所に誘導してもらいながら谷底から上がってこれたという。いくらなんでも何度も離発着しているヘリポートとは言えこんな深い濃霧の気象状態でまさか谷底からはい上がってくるとは思いにもよらない出来事に管理人さんは、大変驚いたそうです。

その後、パイロットと整備士は早々に今日の宿に向かってタクシーで街に降りていき美味い酒が飲めたようです。

防災ヘリやヘリコプターに乗ってお仕事する関係者の皆さんへ、些細なことで事故に巻き込まれない様にするには、天気が良くても悪くても時には、パイロットが余計なお世話だという方はいませんと思いますけど、ボサーッとしていないで前後左右の外の見張りをしっかりやって乗っている自分に不安と思ったら機長に声をかけてサポートしましょう。

悪天候時の不測の事態には、乗員の命を機長に全て託すにはリスクがありますので上手く連携しましょう。というよりも天候が悪く山肌のガスに巻かれる前に即、Uターンして引き返しましょう。こんな凄腕のパイロットはもうリタイヤしていないでしょうから。

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