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雪は星が寒くて固まったんだよね。 そういったキミはボクのポケットに手を入れたね。 キミは、手袋をするのが嫌いだった。 ボクは、マフラーをするのが嫌いだった。 ときどき、キミの長くはないマフラーを、 ボクに半分まいてくれたね。 そんなときボクはいつも、照れながらキミに聞いたね。 どうして、手袋が嫌いなの。 キミは、最後まで答えなかった。 そしてキミは、ボクにどうしてマフラーが嫌いなのかを、 最後まで聞かなかった。 今なら、 たぶん少しだけ、わかる気がする。 手袋は、ふたつでひとつだから、 片方だけじゃ、さみしいもんね。 ひとつのマフラーを、半分づつにするのとは、 全然ちがうもんね。 きっとキミは、ずっと前から気がついていたんだね。 ボクのいいかげんで、勝手な気持ちを。 昨日は雪が降ったんだ。 キミも見たかい? 手袋をはずして、 固まった星を、たくさん手のひらで溶かしたよ。 今はもう、キミは手袋をしてるかい? ボクは、マフラーをまくようになったんだよ。 ボクは、マフラーを嫌いだったんじゃないんだ。 ただ、面倒なだけだったんだ。 寒くて固まった星。 それはきっと、寒くてさみしくて固まった、 キミの涙だったのかもしれないと、 ボクは手のひらを見る。
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なんだか切ないですね。今は手袋しているでしょうか。
2005/12/17(土) 午前 7:07
手袋をしないのは、あなたと手を繋ぎたいから。
2005/12/17(土) 午後 0:12
昔読んだポエムを想いだしました。その人は夏より、冬が好きでした。なぜかって? だってお互いのぬくもりを感じられるから・・・ 手袋もマフラーもステキな恋の思い出でしょうか?ふふふっ (*^_^*)
2005/12/17(土) 午後 5:39
あなたのいいかげんで、勝手な気持ちに振り回されても、今はいい思い出だと思っています。巡り会った最後の大切な人のポケットは、あなたのぬくもりを思い出させても、なお、許してくれる深い愛情があるから、大丈夫。私は、微笑んで、雪をみてるよ。あなたも、今を大切にしてね。
2005/12/19(月) 午前 11:36
>おやこさん、北風の吹く音が、私をメランコリックにさせたようです。手袋、してるかなあ。
2005/12/19(月) 午後 3:26
>ひろさん、ああ、そうだったのかも。そういう女心がわからないから、私はダメなんだなあ。
2005/12/19(月) 午後 3:28
>あぷてぃさん、想い出の一番キレイなところを切り取って、ぎゅっと固めて結晶にできたらいいなあ。などと不遜なことを考えたりもしたのです〜。
2005/12/19(月) 午後 3:31
>はう゛はぴさん(あるいはキミへ)、ボクよりも大きくてあたたかいポケットにめぐり会えたことを、心から祝福するよ。手袋もマフラーも、なんのこだわりもなく、キミを包んで寒さから守ってくれるよ。ありがとう、さよなら。元気でね。
2005/12/19(月) 午後 3:42
(笑)。やっぱり、こういう別れ方、さびしいかな^^
2005/12/20(火) 午後 11:58