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これといってとりえのない私が、とりえのないブログで何か国の為にできることはないかと考えてみました。
能についてでも書いてみようか・・。 私は学生時代の3年間、クラブ活動として毎日、謡(うたい)と仕舞(しまい)で過ごしました。 これはネットからお借りした画像です。平服でもこのように舞台に上がれる機会は滅多にありません。
それでも板の間の部室で毎日練習したものです。
実際にはほとんどずっと能楽から遠ざかってしまっています。 ウンチクを披露するほど知ってたり経験したりした訳ではないけれど、 背伸びをして、こんな世界もありますよって、お話しできるかなと思いました。 まずは一回目として視覚的に分かりやすい能面からです。
シテ方(主役)の能役者は衣装が着て最後に鏡の間(かがみのま:客席から見える大きな幕の向こう側のスペース)で能面を箱から出してこれに一礼してから顔に着けます。
その瞬間からまるで役どころの人物の魂が入ったような気持ちになるらしいです。 幕の内側には左右に二人が座っていて、棒で幕を静かに上に突き上げ、シテ方は出てゆきます。 シテは嬉しい場面、悲しい場面などストーリーの展開に合わせて面(おもて)を付け替えるわけにはゆきません。
ひとつの面だけで喜怒哀楽を表現する。 何かメカニックな仕掛けでもあるのでしょうか?? いいえ、その種明かしとして、能面は わずかな角度によって表情が替わるように造られているのです。
能役者は首を上や下に動かすことはありません。
首筋の角度は固定したまま上体を、悲しい場面ではやや伏せ気味、嬉しい場面ではやや起こし気味にして演じます。 この角度の違いはわずかなものです。 だから伏せ気味の時にもの悲しげに、起こし気味のときは晴れやかな表情を見せてくれる能面が良い作品です。 もちろん見る人の感情移入もあるでしょう。 いろんな場面で、見る人とキャッチボールのように、心のやりとりができる面は秀作です。 そういう素晴らしい面は最高級の芸術ですから、そう簡単に彫れるものではありません。
能面は檜を彫って彩色したものです。 能面を作成することを「おもてを打つ」といいます。 能面をみる機会があったら試してみてください。
普通は壁に目の高さに架けてあると思います。 少し背伸びをしたり、かがんだ姿勢で見てください。 表情がどう変わるでしょうか。 でも何かのお店(飲食店など)に飾ってあったとしたら、その作品は多分あまり良い物ではないでしょう。 名作は能楽師が昔から大切に受け継いでいる物の他には、博物館などが所有していますが、 新作も含めてたまに展示会などに出ることはあります。 「能面のように無表情」という表現を聞いたり見たりしたことがあると思います。
これは大嘘です。! 誰か能を全く知らない人が言ったのでしょう。
能面ほど豊かに感情を表現できる面はありません。 面を付けると真正面のごく限られた部分だけしか見えません。
能を演じているときは横も下も全く見ることができません。 この状態で舞を舞う(大抵の能には舞の部分がある)のですから、大変な仕事です。 実際に舞台から落ちるハプニングもあるらしいです。 能は日本が世界に誇る仮面劇です。
日本文化よ、永遠にあれ!
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伝統芸能
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よいものだから続いてきた。
歴史は証明しています。
これからも大事に伝承していきたいですね。
ナイス
2013/9/2(月) 午後 8:36
カマちゃんさん、
伝統文化が大嫌いな市長が大阪にいて、文楽を虐めています。これは許せません。
私は少しでも継承にお役に立つように、能の入門をこれからシリーズで再掲してゆきます。
ないす!ありがとうございます。
2013/9/2(月) 午後 9:27
能面の角度で感情を表す、これを以前に記事で知って驚きました。
そう、たまにお店に飾ってある能面ありますね。
それから、能面のような表情、と間違えて書かないようにしなければ^_^;
蒼
2013/9/4(水) 午後 9:26 [ - ]
蒼さん、
能面のように多くを語る顔 って次は
書いてネ。
近く?のお店にある能面が良い物だといいのですが。
2013/9/4(水) 午後 9:54