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ニューヨークの近代美術館(The Museum of Modern Art)は、近代・現代の美術の収集・展示・普及にかけては、80年以上の堂々たる実績もあって、美術愛好者の間では略称「MOMA」(モーマ)で通じているようです。
そのMOMAが我々日本人が使っている絵文字をコレコションに採用しました。このニュースの持つ意味は結構凄いと思います。
産経2016.10.28 07:16更新 http://www.sankei.com/life/news/161028/lif1610280013-n1.html
日本発祥の「エモジ」、MoMAのコレクション入りへ 「人間的なものを再びもたらした」と高く評価
ニューヨーク近代美術館がコレクションに加えることになった絵文字
ニューヨーク近代美術館(MoMA)は27日までに、1999年にNTTドコモが携帯電話のメッセージのやりとりで使用を始めた176の絵文字をコレクションに加えると発表した。
日本発の絵文字はその後、国外にも拡大。通信できるデータ量の拡大により大幅に精細となって種類も増え、グーグルなどインターネット大手の電子メールサービスやiPhone(アイフォーン)など海外メーカーの携帯電話にも定着した。英語でもしばしば「エモジ」と呼ばれる。
MoMAがコレクションに加える初期の絵文字は天候を表現する太陽や傘のほか、ハートやコーヒーカップなどごくシンプルなもの。
MoMAはこれらの絵文字を「人間味のない電子通信の世界に、ボディーランゲージのような人間的なものを再びもたらした」と高く評価した。(共同)
文字はそもそも記号の一種です。
個々の漢字はそれ自体が表意文字ですが、アルファベットのaもbも文字自体には意味は無く、組み合わせて発音を表わす表音文字、つまり表音のための記号です。
絵文字は表意だけでなく、感情も挿入してくれます。「あすは☀」とあれば「晴れ」よりも嬉しく感じるのは私だけでしょうか。これがMOMAの言う「人間的なもの」なのかもしれません。
古代の漢民族は具象から形を取り出して漢字を造り、我々日本人の祖先はその漢字から平仮名・片仮名の表音文字を造りました。
現代の日本人はそれに加えて絵文字をあしらってコミュニケーションを円滑にさせている訳です。アルファベットも含めて日常に多種類の文字を操る日本人は表現の王者です。
ハングルという表音文字のみで済まそうとする民族には、この点でも発展性がありません。
さて欧米の人達に、もっともっと絵文字を普及させたいですね。(2バイト文字だという制約はありますが)
顔文字も日本で発達したものです。欧米人も使う普通のキーボードで打てる顔文字も多いです。欧米人に(例えば安倍総理から各国首脳に「!(^^)」とか打って、相手も返してくれたら、5秒で出来る外交になるかも。
取敢えずは文化庁に、世界共通のコミュニケーション・ツールとして広めるように、働きかけましょう。アニメに匹敵する日本の誇るべき大衆文化です。
文化庁 ご意見・お問い合わせ https://inquiry.bunka.go.jp/
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文化
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すばらしい話です。日本人の創造力に加え、文字自体に意味がある「漢字」を使っている国だからこそここまで発展させることができたのですね。26個の表音文字しか持たない民族にはここまで考えられなかったでしょう。話は拡大するかもしれませんが、「ピクトグラム」が日本で生まれ発達したのも根は共通するかもしれないと思いました。
2016/10/28(金) 午後 9:29 [ 桃実 (Momomi) ]
桃実さん、お早うございます。
ピクトグラム。その通りですね。
非常口だとか、トイレの男女を表わす図とか、民族を超えて多くの人に一瞬で分からせる標識。日本のデザイナーの層の厚さと技量も凄いです。
2016/10/29(土) 午前 5:51