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能には「狂女もの」というジャンルがあります。 その代表作を紹介します 。
世阿弥の長男とされる観世元正の作です。
日本人なら「春のうららの隅田川♪」 で誰もが知っている隅田川が舞台です。 きっと素晴らしい扇だと思われますか? いいえ、扇はありません。
代わりに何んと笹を持っています。
笹を持って歩くというインパクト!
こういう方法で表現しているのです。
能 隅田川
あらすじ(狂女ものではストーリーの流れがとても大切です)
さらわれたわが子を尋ねて母親が一人、はるばる京から東国の隅田川までやって来た。
彼女は恋しい子を思うあまり狂人になっている。
隅田川の渡し守は、はじめは意地悪をして、母親を船に乗せないが、やがてその優しさにほだされ船に乗せてやる。
船に乗っていると向こう岸から弔いの大念仏が聞こえる。
渡し守はあれは去年京から来た人買いが病気になった子供を捨ててそのまま奥州へ下ってしまった、その子はそのまま死んだので、この土地の人が哀れんで念仏を唱えているのだと説明する。
母は、それが自分の捜し求めている子だと気づく。
舟が向こう岸に着き、皆で大念仏を唱えていると、やがて人々の声に混じって亡くなった子どもの声が聞こえて来る。そこで今度母は一人で念仏を唱えるが、……。
構成
シテ: 狂女、梅若丸の母
子方: 梅若丸の霊
ワキ: 隅田川の渡し守
ワキヅレ: 京都から来た旅の男
作り物:塚(その中に子方が入っている)
もしあなたが能楽師で、この能のシテを演じるとしたら、どの面を選びますか。それは自由です。
左が曲見(しゃくみ)、右が深井
狂女についてもっとお知りになりたい方は「能の物狂いについての研究」 を一読されることをお勧めします。
現代で言う精神病と通じるとも通じないとも言えます。
ただ、能の狂女にはビシッと通ったものがあります。
『蝉丸』(せみまる)というこれも有名な能の中に、
こういう一節があることを紹介して締めくくります。
「狂女なれど、心は清滝川と知るべし」
能は日本が世界に誇る仮面劇です。
日本文化よ、永遠にあれ!
(能へのお誘い シリーズは「伝統芸能」書庫にあります) |
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はーーーっ。能は分からないんです。能面を見るのは面白いのですが。
私は下にします。
で、記事の下まで行ったら、書庫へのいざないが(笑)
今日は遅くなってしまったのでまた読みに来ますね。
私の作品のご指導、ありがとうございます。
直して頂いた箇所は、また編集し、アレンジャーとして並記させて頂いてもよろしいでしょうか?
蒼
2012/7/9(月) 午後 10:57 [ - ]
蒼さん、こんばんわ、
あなたは感性が強いから、能はきっと良い刺激になると思いますよ。
私は芸術は何でも好きで、広くて浅いです。
自分では何もできません。
いろんなことに口を突っ込んでいるだけです。
俳句や短歌をやっているあなたに、私が分かりもせずに好き勝手に言っているだけですよ。とっても無責任だと自分でも思っています。
アレンジャーって何ですか?
始めて聞くことばです。
2012/7/10(火) 午前 0:19