くにしおもほゆ

羅針盤を見誤ることなかれ

科学技術一般

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GPM衛星を搭載したH2Aロケット23号機が種子島から打ち上げられました。
これでH2AとH2Bを併せて22機の連続成功で、これはヨーロッパのアリアン・ロケットに勝る凄い成績です。
GPMとは(Global Precipitation Measurement)全球降水観測の略です。これまでも雲の分布は観測されてきましたが、これが即、降水の予測になる訳ではありません。特に洪水などを起こす異常気象は事前に正確に察知しなければなりません。
日本のJAXAと米国のNASAが共同で開発しました。衛星本体は米国が担当し、これに日本の新技術、二周波降水レーダーを搭載しています。
 
 
H2Aロケット23号機、打ち上げ成功 メーンの衛星を予定軌道に
 
降水観測衛星(GPM主衛星)H-2Aロケット23号機 打ち上げ成功
 GPM衛星の意義について
  「[JAXA]【9分でわかる!】雨雲を、味方にせよ。〜GPM計画とその利用〜」
 

人工透析の携帯型代替システム 災害時に応急処置 物材機構が開発

2014.2.19 23:37(産経) 携帯電話・スマートフォン
 
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ライフラインが寸断された緊急時に利用可能な腕時計型の尿毒素除去システム=つくば市並木
 
 物質・材料研究機構(茨城県つくば市)は19日、慢性腎不全患者に欠かせない人工透析に代わる携帯型の血液浄化システムを、同機構生体機能材料ユニットの荏原充宏主任研究員らが開発したと発表した。災害時に透析患者への応急処置が可能となるといい、6年後の実用化を目指す。
 開発したのは、単3電池2本で稼動するコンパクトな腕時計型カートリッジを使った血液浄化システム。腎不全患者が人工透析で除去している尿毒素の一つ「クレアチニン」を、カートリッジ内に取り付けた新開発素材「高性能ナノファイバーメッシュ」で吸着し、血液中から除去する。
 新素材には吸着性のある鉱物「ゼオライト」を織り込み、クレアチニンだけを取り除く。新素材16グラムで、1時間で蓄積するクレアチニン約50ミリグラムを除去することに成功した。水道の蛇口に付ける浄化カートリッジの原理を応用しており、カートリッジ内の新素材を取り換えることで、体内に排出される1日分のクレアチニンの除去も可能だという。
 荏原主任研究員は「災害でライフラインが寸断され、通院が困難な緊急時などに透析患者の負担をカバーできる」と話している。
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大災害が発生すると、大量の負傷者が発生し、救助・搬送がヤマ場を超えても電気などのライフラインが止まったままだと、次の救急医療問題が浮上します。
週3回透析の方が災害当日に日透析できず、2日・3日と経過すると苦しくなります。遠隔地の透析病院まで搬送できればいいのですが、道路は大渋滞、ヘリも多人数は捌けません。
東日本大震災でも大変お困りの方が多かったと思います。
でも日本が科学の国で良かったですね。
ニーズがあって新しい技術が出てきます。
 
この「物材機構」とは物質・材料研究機構です。新物質・新材料の研究開発をしている世界的に有名な研究機関で、英語表記(National Institute for Materials Science)を略したNIMS(ミムス)で通っています。 イメージ 1 
ナノ科学や超伝導など対象は多岐にわたっていますが、民主党政権の人達には関心が無かったようで、事業「仕分け」で危ないときもありました。
物質や材料を研究することは、すべての工学の基礎中の基礎ですね。
これらの研究なくしてブレイク・スルー(それ迄の不可能を可能に替える画期的技術)は生まれません。
 
もう決して悪夢の時代が来ませんように!
科学技術を支援する国民的合意がさらに高まりますように!

【すごいぞ!ニッポンのキーテク】
湯沸かし=携帯充電 震災を機に生まれた「発電鍋」に脚光

2014.2.16 18:00 (産経)すごいぞ!ニッポンのキーテク
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 鍋に火をかけることで発電できるため、湯を沸かしながら携帯電話の充電などができる「発電鍋」が注目を集めている。熱を直接電気に変える発電鍋を開発したのは大阪のベンチャー企業TESニューエナジーで、「ワンダーポット」の名称で売り出した。地震など災害時に役立つだけでなく、環境に配慮して太陽光発電を自宅の屋根に設置するといった消費者の動きにも適合できるとあって普及が期待される。
 
 TESニューエナジーは2010年5月、独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)の技術をもとに、二酸化炭素(CO2)削減に貢献するベンチャー企業として設立された。所在地は、大阪府池田市にある産総研の関西センター内で、主に工場などで熱として棄てられている未利用エネルギーを電気に変える事業を展開している。熱を電気に変える技術を持つのが特徴だ。
 
 開発のきっかけは東日本大震災だった。TESニューエナジーの藤田和博社長は、11年3月11日にテレビ画面で見た東北の被災地の映像が自分を動かしたという。まだ寒い冬空の中、被災者が集めた木材をドラム缶に入れて暖を取っている姿が目に留まった。この光景を見た藤田社長は「あの火で何かできないか」と考えた。
 
 当時、多くの被災者は安否情報を携帯電話で確認していたが、電気が不通になった地域では携帯電話のバッテリーを充電できず、携帯電話が使えなくなっていた。そこで、藤田社長は「温かい飲み物や食べ物を作っている間に携帯電話の充電ができないか」と思い、自社の熱電技術を活用すれば、このイメージを具現化できるかもしれないと直感した。早速、震災当日の夜に開発を開始した。3カ月ほど試行を繰り返し、6月上旬には完成させて販売にこぎ着けた。
 発電鍋は、鍋底に熱発電板を組み込み、火で熱すると、水との温度差で電圧が生じる仕組みだ。鍋底の外側に取り付けた熱発電板は鉄のカバーで覆った。厚さは、主力商品である容量1リットルタイプ(深さ9.3センチ)の場合、6〜7ミリ程度となる。
 鍋の中に水を入れた状態で、火にかけると熱が発生、沸騰してできたお湯は約100度になる。一方、直火があたる鍋底は550度まで上昇する。熱発電板にある電子は、高温側から低温側に移動する特性を持つので、電子が流れて電気になる。発電した電気を導線で取りだして鍋の取っ手まで送り、取っ手の先端に取り付けた出力口にUSB充電ソケット用のケーブルを差し込む。こうして携帯電話の充電が可能になる。
 
 容量1リットルの発電鍋で発生する電気は7ワットほどで、スマートフォン(高機能携帯電話)のフル充電までは約3時間かかるという。
 発電鍋は今では、年間1500個ほど売れている。しかも国内だけでなく、電気が行き渡っていないウガンダなど世界16カ国にも輸出された。
 容量1リットルの発電鍋「ワンダーポット7」の価格は1万4700円。ほかに3.5リットル、5リットルなどもある。専用の蓄電池もあるので、電気をためておくことが可能だ。
 藤田社長は発電鍋について、「地震など大災害時の備えとして自治体などにも導入を働きかけていきたい」と話すが、個人が身近に実践できるエコグッズとして一層の浸透が期待されている。(佐藤克史)
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さすがは日本人ですね。
被災者のお困りの様子をテレビで見て、着想されたとのこと。
熱電素子という物を使えば、電気から熱・熱から電気への変換が可能です。
大きい電力需要には対応出来ませんが、携帯を充電するくらいなら訳ないことです。携帯の充電が出来ない災害時には素晴らしい必須アイテムになると思います。
キャンプ用品にもいいのではないでしょうか。
 
個人の着想は着想者を富ませ、企業を富ませ、社会に貢献できますね。
ところで、日本人も驚く着想に、中国の下水から再生する食用油があります。
しかし、有毒物も含めてあらゆる廃棄物が混入する下水からの油の再生は、一見それらしい物が出来上がっても実態は恐ろしい物です。
こういう着想が日本人に無くて良かったと思います。
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       画像はレコード・チャイナより
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平成26年2月7日
独立行政法人日本原子力研究開発機構

海水中のリチウム資源を回収する革新的な元素分離技術を確立
−リチウム資源循環型社会の実現へ大きく前進−

【発表のポイント】

  • 電気を必要とせず、電気を発生させながらリチウムを分離できる革新的技術を開発し、核融合燃料製造や電池等の原料となるリチウム資源を海水から回収することに成功
  • イオン伝導体を用いた新元素分離技術で、従来の塩湖からの回収技術に比べ、短時間、省スペース、さらに、リチウム分離過程で電気等の外部エネルギー消費を要さない革新的技術
  • 使用済リチウムイオン電池から回収されていないリチウムのリサイクルにも適応可能な技術で、日本国内での貴重なリチウム資源の循環型社会の実現へ大きく前進
独立行政法人日本原子力研究開発機構(理事長 松浦祥次郎)核融合研究開発部門増殖機能材料開発グループの星野毅研究副主幹らは、内閣府の最先端・次世代研究開発支援プログラム1)において、イオン伝導体2)をリチウム分離膜として用い、リチウム分離過程で電気等の外部エネルギーを消費せず、電気を発生しながらリチウム3)を分離する革新的な元素分離技術を開発し、核融合炉燃料製造やリチウムイオン電池等の原料のリチウム資源を海水から回収することに成功しました。
日本では、需要が高まっているレアメタルであるリチウムを南米諸国からの100%輸入に頼っています。海外では、膨大な敷地で1年以上かけてリチウムを含む塩湖の水を自然蒸発させて資源回収しているため、今後のリチウム需要の急増に対応できず、資源不足に陥る懸念が報告されています。そこで、リチウムが海水中に無尽蔵に含まれていることに着目し、海水からのリチウム回収技術を開発しました。本開発では、海水とリチウムを含まない回収溶液間をイオン伝導体の分離膜で隔離し、海水と回収溶液間にリチウム濃度差を生じさせることにより、海水中のリチウムが回収溶液へ選択的に移動させる分離原理を発案し、さらにリチウムの移動と同時に発生する電子を電極により捕獲することで、電気を発生4)しながらリチウムを回収できる全く新しい技術を世界で初めて確立しました。
本技術は、塩湖からの回収技術と比べ、省スペース、短時間、さらに、電気を新たに生むゼロ・エミッション5)化を目指した革新的な技術で、使用済リチウムイオン電池からのリチウムリサイクル、海水の塩製造や淡水化処理時に廃棄している濃縮海水からのリチウムを含む各種有用なミネラルの効率的な回収などにも適用可能です。本技術は特許を出願済であり、今後はパイロットプラント規模への拡張を目標とし、革新的な科学技術イノベーションの創出を目指します。
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これはとても大きい科学技術のニュースです。
リチウム電池でお馴染みのレア・アースのリチウムは今後ますます需要が高まります。
ところが、南米のごく限られた場所にしか産出しないので、(現在は確保できているものの)将来的には不安がありました。
日本は四海に囲まれており、この海水からの回収を目指して長年、各種の方法が試みられてきたのですが、ついに成功にこぎつけた訳で、またしても日本の未来を保証する技術の勝利です。
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回収の過程で電気を費やすどころか逆に電気を発生させるのも面白いですね。発電効率のことがありますので、発電所が出来るような期待はできないと思います。
ちなみにこの原子力研究開発機構では海水からウランを回収する技術も別に開発しています。現在のウラン価格では外国から買うほうが安いですが、基幹となる物質は将来を見越してしっかりと確保しておく必要があります。
冷えに冷えるこの季節、夜空には四角に囲まれた三ツ星のオリオンが綺麗です。
しっかりと見ておきましょう。
なぜかというと、来年の冬にはもう今の形じゃないかもしれないからです。
 
一等星ベテルギウス(Betelgeuse)が大爆発を起こして視界から消滅します。
 ( この写真で、三ツ星の左上の黄色の星)
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 とてつもなく巨大な星で、仮に太陽系の中心に据えたとしたら、 木星の軌道にまで掛かる程大きいそうです。
こういう馬鹿デカイ規模の星は一生の最期に大爆発を起こして終焉します。
これが「超新星爆発」です。昔の人は突然に大きい星が生まれたと勘違いして「超新星」だと言ったのです。
 
その超巨星ベテルギウスはこの15年で15%収縮し、表面に「超新星爆発」に向かう兆候が見えています。
「近いうち」に大爆発を起こすのは確実と言われています。
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 イメージ 3
 
 
 昼間に 「太陽」が二つ見える日が来ます。
 
動画『地オリオン座の星「ベテルギウス」の最期 』を見てください。
 
そのとき大量のガンマ線(電磁波)が放出されますが、幸いなことに地上に住む我々は、地球に空気が存在するお蔭で、何も心配ないと言われています。すばらしい天体ショーを眺めることができます。
ただし、成層圏を飛行するジェット機や国際宇宙ステーションに居る宇宙飛行士には安全とは言えません。

このベルデギウスが爆発する最初の兆候を観測する施設が世界に唯一、日本にだけあります。
岐阜県飛騨の山中地下1000メートルに存在する「スーパー・カミオカンデ」がその施設です。
別の件で2度ほど記事にしたことがあります。

純水5万トンをはった巨大なタンクに11000  イメージ 4
本の検知管がつけられています。
爆発よりごくわずか(数時間か)早く到達する夥しい「ニュートリノ」を検知すれば、全世界に発信する体制が既に出来ており、世界中の望遠鏡が一斉にベテルギウスに向けられます。

是非この冬はごく平和(そう)なオリオンをしかと見ておきましょう。
 
 
ところで「近いうち」って一体いつでしょう。
明日かもしれないし、来年かもしれないし、数十年、いやもっと先かも知れないのです。
人類が超新星爆発を科学的にリアルタイムで観測した前例がなく、全く分かりません。
もしかして既に爆発してしまっているかも知れないのです。
なぜなら、ベテルギウスから光が地球に届くまで650年かかる距離なので、
いまの瞬間に観察するベテルギウスは実は650年前の姿なのです。
もう爆発してしまっていて、人類が感知していないだけの可能性もあります。
宇宙の歴史137億年からすると、とるに足らない一瞬のことかもしれません。
 

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