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日医(日本医師会)の会長選挙が行われ、小沢一郎との繋がりが強いといわれる民主支持の原中前会長を破って、自民の古賀元幹事長の地元後援会長でもある副会長の横倉氏が当選した。
http://thumb1.goo.ne.jp/img/relay.php?SV=0002&THN_URL=/TN/0002/14a1557567d7406bab38a3745feab0be (横倉新会長)
反民主の気運の高まりを反映していることはあきらかであるが、私は愛国者として、
安堵というよりも強い怒りを感じます。
原中氏が会長になって民主支持を表明したときの落胆を私は忘れない。
権力を取りそうだから民主を支持した。駄目そうだから見放す。それだけじゃないですか。
いまはやりの言葉の「B層」の政治意識とどれほど違うのだろうか。
単に権力の側に付いていれば良いのか、
結果として診療報酬引き上げの構図が守られていれば良いのか。
誰でも自分の利益に無頓着でいられないことは当然だが、
また医師の職業が、高度な知識と責任とそれに伴うストレスのうえに成り立つことは分かっているが、
医師会は普通の職業団体としてではなく、日本の行く末を見据えることのできる、そういう意味での優れたエリート集団であるべきです。
日医はその発言権を強めた武見会長の時代から特におかしくなってしまった。
ずっと厚生省をゴリ押しし続けてきた。
医師(特に開業医)の利益を守るために、医学部定員の削減を要求して、厚生省は従わざるを得なかった。それが今の医師不足である。
あちこちの病院で診療科が閉鎖されたり、地域医療に必要な医師まで基幹病院に引っ張られたりする始末。マスコミは表層的なことしか報道せず、国民は事情を知らないから「先生も大変だな」と同情してしまっている。
医師不足を解消する為には、子育ての終わった女医の復職を促すような小さな策では焼け石に水で、
医学部の定員を元に戻し、さらに増員して充分な医師数を確保するしかない。
患者と医師が充分なコミニュケーションの時間をとれる医師数が、夜間でも休日でも急病で駈け込めば診てくれるに足る医師数が必要です。
日医は医療制度に留まらず社会保障制度に至るまで、いろんなことに口を出してきた。
しかし自分の利益を必要以上に確保している人達が言うことだろうか。
英国には 「ノブレス・オブリージュ」(Nobles Oblige)という言葉がある。エリートの身分の者として、自覚すべき責務、というような意味だ。イギリスの貴族階級でしっかりと残っている。戦争があれば真っ先に志願して入隊し、戦地へ行く。だから貴族には戦死者も多い。
「先生」と呼ばれ、命を託され、信頼されているエリートの人達の実態がこの程度では困ります。
日医は利益確保にフラフラするのではなく、国民の中のエリート集団として国の現実と将来をしっかり見据えて行動してほしいものです。
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日本医師会:会長に横倉氏…「親民主」への反発が追い風 任期満了に伴う日本医師会(日医)の会長選挙が1日、東京都文京区の日本医師会館であった。1回目で過半数に達する候補がなく、決選投票の末、副会長だった横倉義武氏(67)が現職の原中勝征(かつゆき)氏(71)を破り初当選した。任期は2年間。京都府医師会長の森洋一氏(64)は落選した。
都道府県医師会ごとに選ばれた代議員(357人)が投票した。1回目は横倉氏154票、原中氏137票、森氏65票。決選投票では横倉氏が192票を獲得し、28票差で原中氏を降した。2回とも無効が1票あった。
争点は「政党との距離」。政権交代翌年の前回選は「親民主党」を掲げた原中氏が初当選した。だが、低迷する民主党政権への地方医師会の反発は強く、横倉氏は福岡など九州8県に加え、東京、大阪、愛知各都府県の支持を受けて143票の「基礎票」を固めた。原中氏は民主色の払拭(ふっしょく)に努めたものの、かなわなかった。ただ、横倉氏は反旗を翻し、都市部を固めて流れを作ったことへの批判も強く、九州のある代議員は想定外の「苦戦」だったことを認めた。
横倉氏は久留米大医学部卒。福岡県医師会長などを経て10年4月から2年間、日医副会長を務めた。「温厚で敵が少ない」と評される半面、「人の意見を聞きすぎるところがある」(地方医師会長)と指導力を不安視されている。横倉氏は自民党の古賀誠元幹事長の地元後援会長を務めているが、当選後の記者会見では「政権与党は大事。衆参のねじれを考えると野党ともしっかり対応したい」と述べるにとどめた。【鈴木直、中島和哉】 毎日新聞 2012年4月1日 20時44分 |

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