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皆様は小惑星探査機「はやぶさ」のことはよくご存知ですよね。
小惑星イトカワに探査に行って何度も次々と起こるトラブルに対して、スタッフ達はくじけそうになりながらも頑張ってあやつり、カプセルが奇跡的に地球に帰ってきました。
映画がいくつもできて、いまだにカプセルは日本のあちこちを巡回しています。
決して諦めない心は素晴らしい!! ・・と、
でもちょっと待って!
そもそも一体どうして「ど根性」の航行をしなければならなくなったの?
それはね、トラブルが次々起こったから
じゃあ、なぜトラブルが次々起こったの?
それはね、予算不足の為に充分にテストができないまま飛び出さなければならなかったからだよ。
じゃあ、もっと先に延ばしてちゃんとテストしてから行けば良かったのに、なぜ?
そういう訳にはいかないよ。目的の小惑星と地球との飛行距離が小さくなるチャンスは極々限られているから、そのチャンスは逃せないからだよ。
つまり「ど根性」は要らないのです。
ど根性ではなくて、充分な予算とスタッフの数と準備期間が必要なのです。
これらが足りなかった為に、結果的に「ど根性」になってしまったのです。
スタッフの粘り強い頑張りとあまりにも強運の連続で偶然に帰れたのです。
ところがです。
いま、また同じ過ちが繰り返されそうです。
http://www.jaxa.jp/projects/sat/hayabusa2/img/photo.jpg小惑星「1999 JU3」を目指す「はやぶさ2の想像図」
実は「はやぶさ2」の構想が「はやぶさ」が長い長い旅をしている頃には既にあったのです。
しかし、予算がつかないので、お金のかかる事は事実上何の準備もできませんでした。
「はやぶさ」が無事帰還して大いに話題になって、急にゴーサインが出ました。
でもこんなに期間がタイトで大丈夫だろうかと皆心配しています。
それでも頑張ってやろうとした矢先、なんと12年度予算が半分以下に・・
そして文科省のこのノーテンキなコメントを見てください。
「文部科学省が要求していた73億円の半額以下だが、14〜15年の打ち上げ目標は変更せずに済むめどが立った」 (毎日新聞より)
ですって。
またも「はやぶさ2」にど根性航行をさせようとする積りなのか。
でも、私ははっきり言います。
幸運の女神はもう何度も何度も微笑んではくれません。
失敗すればマスコミに叩かれ、その次ぎはなくなります。
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宇宙開発
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