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少年の日のイオンは、混血であることとその頭脳明晰ぶりから、黒竜族の同年代(男子限定?)にいじめられておりました。 そんなイオンが唯一、心を許していたのが、リンディアの母親であるルシフェルカ(ルシカ)です。 氷の男・イオンにも、こんな一面が……といったひとコマです。 膝こぞうをすりむいてじっと蹲(うずくま)っていたイオンのもとに、ルシフェルカがひょっこり顔を出す。 ルシカ:イオン、見〜つけた。その膝!(イオンの顔を覗き込んで)痛いの? イオン:(ルシカの顔を見れずに)い、痛くなんかないです。こんなの……。 ルシカ:どれどれ、この私に見せてみて。こう見えても、毎日自分の首の処置をしているから、傷の手当ては得意なのよ。(呪術がかけられた名残がある自分の首を指差す) イオン:だ、大丈夫ですよ。自分でできますから。こんな情けないところをルーガ(ルシカの夫)に見られたら、未来永劫何を言われ続けるか。 ルシカ:ふふふっ。あのひと子どもっぽいから、確かにからかいのネタになるわね。 でも、いつも負けじと戦っているイオンのことはあれでも認めているから。 イオン:気持ち悪いですね。ルシカさんには悪いけれど、あいつは自分しか認めていませんよ。オレ様至上主義者ですから。(ぷいと横を向く) ルシカ:(そういうところがあの人と似ているんだけどな)……。でもね、私はイオンにとても感謝しているのよ。あなたのその頭脳のおかけで、私のこの声が出るようになったのだから。 イオン:……(頬が赤くなる)。 ルシカ:私のお腹の中にいるこの子も、黒竜族と人間の混血ということになるわ。 イオンみたいないい子に育つといいけれど。 イオン:(表情が明るくなる)俺、ルシカさんの子どもに教えてあげたいことがたくさんあります! ルシカ:ありがとう。イオンに任せておけば安心ね。……本当にお願いね。 イオン:(ルシカの表情の変化に気付かず)目標ができました。俺、頑張ります! ルシカ:(笑顔で)さて。傷の手当てをしましょうか。 イオン:(恥ずかしそうに)お、お願いします。 ルシカ:そういえば、私が傷の手当てをした後って皆涙ぐんでいるのよね。どうしてかしら。 イオン:! あ、あの、やっぱり自分で――――――っう! 〜〜〜〜(涙)! その後、イオンがどうなったかは誰も知らない――って、とりあえず一命はとりとめましたよ(笑)。 またまたイオンのひとコマになってしまいましたが、本編に書ききれない部分なので、書くとほっとします。何かしら伝わるといいのですが(^.^) 応援よろしくお願いします(^.^)↓ |
〜シナリオ劇場〜
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風羽―エル・ヴィント―の章 の間、イオンは大好きなリンディアと引き離されて、こめかみに青筋を立てている毎日……(笑)。そんな日常のひとコマです(^.^) トラロック王国 王立図書館薬草学部長室にて サラ:ね、イオン。仕事はその辺にしておいたら? 二人のときくらい、昔のなじみで気楽にしてくれてもいいのだし。それに、ここに戻ってから仏頂面で、他の図書館員たちも怖がっているわよ。 イオン:(書類から目を離さずに)早く仕事を終わらせたいんだ。余計なことにかかずらっている場合じゃない。 サラ:早く仕事をって……。あなたの仕事量は王立図書館の歴史でも類を見ないくらいよ。しかも全て完璧で、他の学部長たちも唸っていたわ。というより、イヤミなくらい。 イオン:俺はわざわざ呼び戻されたんだ。さぞや大事な文献たちなんだろう。絶対に完璧に解読して返してやる。何でも持ってきてくれてかまわないぞ。 サラ:そんなに怒らないでよ。リンディアちゃんが心配なのはわかるけど、しかるべきところで働いているのでしょう。彼女もまったくの子どもではないのだし、今頃のびのびやっているわよ。 イオン:(書類からちらと視線を移して)リンディアへの俺の気持ちは、ルーガ(リンディアの実父)にだって推し量ることはできないよ。とにかく、こんな瑣末(さまつ)な仕事は早く終わらせるに限る。 サラ:瑣末ってねぇ。それ、隣りの魔法術学部長が読み途中の文献なんですけど。じゃあ、そんなに忙しいなら、この手紙を読んでいる暇はなさそうねぇ(にやりと笑う)。 イオン:手紙? サラ:(勝った)ふふ。この切手はお隣のウォルド王国かしらね。 イオン:サラ、まさか、それは……。 サラ:忙しいんでしょ? イオン:い、そがしいが――その手紙、もしかして。 サラ:書類を置いたらどう? 一息入れましょう。ね? イオン:う……。わかった。 サラ:よろしい。では、お茶でも飲みながら、ゆっくり読んでね。リンディアちゃんからの手紙。 (おわり) シナリオって難しい(^^ゞ なんとなくキャラクターの雰囲気を掴んでいただけたら嬉しいです(^.^) |
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リンディア:キャリドール、ここでは物語に関係なくても、私たちの日常が見えたらいいみたいよ。ちょっと面白そうかも。 キャリドール:読んでいる人は眠くなるかもね。 リンディア:えっと……それは困るわね。でも、私たちの世界のことを知ってもらうには日常生活を皆さんにお見せするのが一番じゃないかな。 キャリドール;僕はリンディアがいいなら構わないよ。 リンディア:やったぁ! ……って、どんなことを見せればいいのかな。 キャリドール:日常生活なんじゃない? リンディア:どんな? キャリドール:さぁ。 リンディア:……………………(思考回路停止) ――というわけで(何が)! ここでは、シナリオ形式でキャラクターたちの描ききれない生活をお見せできたら、と思っております(^.^) たまに本編にからむこともあるかと思われますが、本編はきちんと独立してお送りしておりますので、ご安心を。とりあえず、何でもありにできたらいいな、と。楽しんでいただければ幸いです(●^o^●) |
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