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ベトナム統計総局(GSO)の発表によると、2010年の実質国内総生産(GDP)成長率は6.78%で、08年の6.31%、09年の5.32%をいずれも上回った。
10年第4四半期(10〜12月)の成長率は7.34%だった。第1〜3四半期の成長率は順に5.84%、6.44%、7.18%で、成長は加速している。 10年の名目GDP額は1,980兆9,140億ドン(1,016億米ドル、1米ドル=約81円)で、人口1人当たりのGDP額は2,278万ドン(1,169米ドル)となった。 GDP額を産業別にみると、第2次産業(工業・建設業など)が全体の41.09%を占めトップ。第3次産業(サービス業)が38.33%、第1次産業(農林水産業)が20.58%だった。 実質GDP成長率は第2次産業が7.70%で最も高かった。同産業では鉱業がマイナス3.69%と全体で唯一マイナス成長を記録したが、電気・ガス・水道が全体で最も高い11.27%を記録。建設業の10.06%とともに第2次産業の成長を押し上げた。 サービス業の成長率は7.52%で、不動産・コンサルティング業界(2.62%増)を除いたすべての業種で6%超の成長をみせた。 ベトナム政府は今年のGDP目標を7.0〜7.5%に設定している。また11〜15年の成長率目標は年平均8.0%以上としている。 |
東南アジアの経済社会
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2010年は景気の回復基調が一段と鮮明になり、新車市場も大きく拡大、四半期ベースの経済成長率は9%近くまで上向いた。
食品価格の高騰などでインフレ懸念が高まる中、インド準備銀行(中央銀行)は3月以降に合計6度の利上げを実施し、「出口戦略」へとかじを切った。 一方、日本とインドの二国間関係は一段と深まりを見せた。両国は経済連携協定(EPA)の締結で合意するほか、原子力協定の交渉を開始。さらに初の外務・防衛次官級定期対話(2プラス2)が開催されるなど、経済面に加えて軍事面での協力も推進している。 両国間の関係強化は政治レベルにとどまらない。経済界で特に目立ったのは鉄鋼業界での動きで、主要各社が合弁設立や資本提携などで合意した。 このほか、首都デリーでは「コモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)」が開催された。大会は成功裏に終了し、国民の間に一体感が醸成されるなど、さらなる発展への礎となりそうだ。 【第1位】日印の関係強化、EPA締結で最終合意 【第2位】新車市場が堅調、小型車の需要活発 【第3位】二輪最大手の合弁解消、ホンダとヒーロー 【第4位】鉄鋼業界で日系企業の動き活発 【第5位】準備銀が「出口戦略」、6度の利上げ 【第6位】景気回復が順調、本年度は9%成長も 【第7位】3G周波数帯の入札実施、MNPも始動 【第8位】タタ自、ナノ専用工場を稼動 【第9位】オバマ米大統領が訪印、大型商談が成立 【第10位】コモンウェルスゲームズ、成功裏に終了 【番外編】過去十数年で最悪の航空事故発生 |
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2010年のフィリピンは、今世紀初頭から9年半続いたアロヨ政権が退場し、アキノ政権が登場したことが最大のニュース。
汚職・腐敗の影がつきまとったアロヨ政権とは対照的に、クリーン・イメージが看板のアキノ政権は、フィリピンの変化を印象づけた。 経済は、2008年のリーマン・ショックをきっかけとする世界金融危機・同時不況の影を脱した。国内総生産(GDP)の実質成長率は第2四半期(4〜6月)には8.2%(改定値)にまで達した。輸出額も9月に前年同月比46.1%増と、単月の増加率としては1981年1月以来の最高を記録するなど、快走が続いた。だが第3四半期(7〜9月)のGDP実質成長率は6.5%と、フィリピン政府の予想を上回る減速。10月の輸出額も、伸び率が26.4%に下がるなど、「息切れ」の様相も見え始めた。 8月23日にマニラ市内で起きた観光バス乗っ取り事件は、フィリピン国家警察(PNP)の稚拙な交渉戦術や突入作戦などが原因で、香港人旅行者8人が死亡。責任追及の甘さも含め、多くの問題を残した。 【第1位】アキノ政権発足、高支持率維持 【第2位】株価指数高騰、過去最高値を更新 【第3位】経済好調、成長率は3年ぶりの高水準 【第4位】バス乗っ取り事件、香港人観光客8人死亡 【第5位】初の電子投票、「予想裏切る」成功 【第6位】アロヨ政権に幕、汚職など問題残す 【第7位】PALの労使問題悪化、労組がスト通告 【第8位】官民連携のインフラ整備、新政権で推進 【第9位】自動車販売好調、14年ぶり記録更新へ 【第10位】新観光キャッチコピー、発表直後に撤回 【番外編1】パッキャオ氏、世界王者と議員を両立 【番外編2】「踊る○×」、大ブレーク |
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インドネシア市場が脚光を浴びた2010年は、ハイエンドから購買層の厚い普及価格帯の製品投入が本格化した「ボリュームゾーン元年」とも言える年となった。
「モノが売れない」日本や回復が遅れる欧米の需要とは対照的に、2億人超の人口を抱え成長する消費市場の開拓は、本社を含む全社的な課題として認識されるようになった。 日系企業がすでにボリュームゾーンを握る二輪・四輪市場も過去最多の販売台数を記録し、各社ともに増産態勢を敷く。モータリゼーションが始まるとされる1人当たりの国内総生産(GDP)3,000米ドルには、遅くとも来年中に到達するとみられており、日系の自動車関連企業の進出も加速した。 消費市場が成熟に向かうための所得向上は、進出企業にとっての人件費の増加にも直結する。首都圏の最低賃金は来年に軒並み2けた上昇が決まり、ジャカルタは15%を超える。賃上げに合わせた生産性の向上はもはや待ったなしだ。 【第1位】旺盛な消費市場、「注目」から需要喚起へ 【第2位】スリ財務相辞任、政権の改革旗頭失う 【第3位】電気料金6年半ぶり値上げ、産業界反発 【第4位】インフラ整備を加速、首都圏で日イ協力 【第5位】税務マフィア暗躍、拘置所抜けて自由行動 【第6位】日イの航空輸送に変化、ビジネス路線重視 【第7位】投資ネガティブリスト改正、改善余地残る 【第8位】災害国の対策急務、防災センター設立案も 【第9位】株価指数が急上昇、4000台目前 【第10位】米大統領ついに訪問、包括的協力合意 【番外編】芸能人わいせつ映像流出、社会問題に |
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リーマン・ショックの余波を引きずりながら幕を開けた2010年。
当初は先行き透明感が根強く残っていたが、ふたを開けてみれば国内経済は予想以上に早いペースで回復を遂げた。 4〜6月期には国内総生産(GDP)成長率が前年同期比19.5%増と過去最高の伸び率を達成。政府は通年の成長率見通しを当初の7.0〜9.0%増から15%増へと大幅に上方修正した。政府肝いりで開発されたカジノ総合リゾート(IR)2カ所も待望の開業を迎え、早くも経済効果が現れている。10月末にはシンガポール〜羽田線も就航するなど明るい材料が多かった。一方で政府は今年、不動産価格高騰に悩まされた。投機目的の住宅購入を抑制するため、不動産価格の抑制対策導入に追われた。 このほか2010年度予算案では「労働生産性を今後10年で年率2〜3%高めること」が盛り込まれた。経済環境が目まぐるしく変動する中、柔軟かつ迅速に対応するシンガポール政府。その政策立案力があらためて示された1年となった。 【第1位】経済成長率が過去最高、回復基調が鮮明に 【第2位】待望のカジノ開業、観光業振興に貢献 【第3位】訪日旅行人気、羽田効果で自治体誘致増 【第4位】金融庁が政策を見直し、好調な経済を受け 【第5位】隣国との外交改善、問題解決に前向き 【第6位】労働生産性向上、国の新たな主要目標に 【第7位】相次ぐ不動産価格抑制策、高騰に歯止め 【第8位】地場と提携目立つ、日本企業の進出加速 【第9位】政府投資公社、過去最高規模のIPO 【第10位】総人口、500万人を突破 |


