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彼女の痕跡を 改めて目の当たりにして・・・私は 茫然自失であった・・・。 昨夜の事は、夢では無かったんだ・・・そう思うと、体に震えが走った・・・。 もうこれは尋状では無い・・・今も この部屋の何処かに、彼女が居るとしたら・・・ 私の精神も、何時まで正常でいられるのだろう・・・もう限界かも知れない・・・。 しかし・・・周りを見廻しても、彼女の存在を感じない・・・やはり、夢での出来事だったのだろうか。 頭が重い・・・頭痛では無いのだが、頭の芯が重たかった・・・。 何か、重たい十字架を 頭に埋め込まれたかの様な気分だった・・・・・。 その日、大学へ行くと友人が近寄ってきて・・・・・ それは身元不明者の御遺体で・・・女性だと言う・・・。 私は益々頭が重く・・・心まで重たくなって行くのを感じていた・・・。 これも夢なのか?・・・私は一体、何処を生きているのだろう・・・つい先日までの日常と、余りにもかけ離れた所を歩いているのでは無いのか・・・そんな妄想に捕らわれていた・・・。 講義室のいつもの席に腰を下ろした 私の耳に「どうしたの?顔色悪いよ・・・」と、隣にいた女子学生の言葉が滑り込んできて、我に返った・・・。 「あぁ・・・何でも無い・・・有り難う・・・」と答えるのが精一杯の状態に、私は追い込まれていた。 これ以上・・・ここにいるのは無理・・・そう思って、私は帰宅を決めていた・・・。 部屋に戻っても、私の気分は優れない・・・当たり前だ、さっき大学で聞いた話の、当事者が・・・今、私の目の前に立っているのだから・・・・・・。 現状を説明すると・・・私が帰宅すると、キッチンに彼女が立っていた・・・その長い髪で表情までは分からなかったが、足元に拡がる水溜りを見て・・・私は彼女だと思った・・・。 朝は気配が無かったのに・・・何処に隠れていたのだろう・・・。 又、襲いかかってくるつもりなのだろうか・・・私はたった今、閉めたドアを背に、逃げ出す用意をしていた・・・。 変な人と、同居する事になったものだ・・・だが、これって?同居と言えるのだろうか・・・。 しかし私は あえて「同居」と言う言葉を選びたかった・・・「祟られた」なんて考えたら、途端に私の精神は崩れ去ってしまいそうだったから・・・・・。 「同居」と言う言葉も、適当では無いように思えた・・・きっと、選ばれたんだ・・・。 私は 彼女と対峙したまま・・・昨夜の 彼女の言葉を 反すうしていた・・・。 「迎えに来たよ・・・一緒に行こう・・・」 「私を許して・・・ゴメンナサイ・・・」 「答えられない・・・それが、ルール・・・」 「助けて・・・」 「帰りたい・・・」 これが、彼女の口から・・・彼女の意志として語られた 言葉のすべてだ・・・ この言葉の 意味する所が分からない・・・これ等の言葉の 意味が分かったなら、彼女が私に 何を望んでいるのか・・・何故、選ばれたのかが、分かる様な気がした・・・・・。 しかし・・・今、私と向かい合い 立ち尽くす彼女は・・・不気味以外の 何ものでも無かった。 もし今、彼女にほんのちょっとでも変化があったなら、指一本でも動いたなら・・・私の理性は、吹っ飛ぶだろう・・・。 実際の所・・・怖くってしょうが無かった・・・・・。 この無言の時間が・・・私の心臓を 握りつぶしそうに感じていた・・・もう、限界・・・。 気が付くと、私は走っていた・・・駅へと続く路を・・・必死に走っていた。 逃げ出しても、何の解決にもならない事・・・十分に承知しながらも・・・私は あの場面から逃げる事を・・・無意識に選択していた・・・これも、幻であって欲しいと願いながら・・・。 つづく
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本当に遺体は消えたのですか?
怖すぎる…またお聞きしますがこれって実話?それとも実話に少々スパイス効かせてあるのでしょうか?
2010/3/21(日) 午後 0:06
グーママさん^^、真剣に読んで頂いて、恐縮です・・・。
パパが言うのも何ですが・・・一つ、一つ解決していくだろうと、思います・・・もう少しだけ^^楽しみにお待ちください。
2010/3/21(日) 午後 1:23
こんにちは、
パパさん、頭が変になりそうです。。。
BAUの母もこれとは違いますが同じような経験をしていますので、人事ではないのです。。。
ブルブル。。。
2010/3/21(日) 午後 3:46
BAUママさん^^、読んでくださって^^ありがとうございます。
同じような体験ですか・・・それは、エライ事です〜〜〜。
正直、笑いごとでは無い^^話なんです・・・ブルブルです。
2010/3/21(日) 午後 9:04