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数年前に本屋大賞を受賞したこの作品、以前から購入しようか迷ってました。
何せ、文庫本とは言え全3巻。結構、良い値段になってしまいますし・・・
2週間ほど前、昼休みに会社の回覧書籍を見ていたときに、
20名ほどの起業家に読んで欲しい本を3冊挙げるという企画があって、
その中の一人がこの本を挙げていました。
そんなこともあって思い切って購入をしました。
が、心配は杞憂で、第一巻をあっという間に読み終わり、
確信を持って第二巻、第三巻を購入しました。
(第一巻)イチニツイテ、(第二巻)ヨウイ、(第三巻)ドン
超高校級のサッカー選手の兄を持つ主人公が、兄に憧れながらも自らの限界を感じ、
兄とは違う陸上の世界で成長していく、いわゆる「青春もの」に位置づけられる本です。
基本的に単なる高校の部活(陸上)の本ですけど、内容的には(個々の)努力や
チームワーク(100M×4リレー)が主題になっているので、陸上をやったことのある方のみならず
共感できる部分もあるのではないかと思います。
もちろん、陸上をやっていた人からは「陸上はこんなに甘くないよ」とか、
重々しい本が好きな人からは「内容が軽すぎる」とか「人物が描けてない」とか・・・
いろんなご批判もありそうな気もしますが、私としては清清しく颯爽と読める本だと思います。
3冊まとめて買うのには抵抗があるとは思いますので、ぜひ、第一巻だけでも手にとってみては?
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読書
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昨日、何気なくネットを見ているときに書評を見つけて、購入してきました。
この本は、週刊朝日の編集者の方が書いた白血病の闘病記。
ただ、この本にはもう一人の登場人物がいます。
それは、同じ会社で働く29歳のエンドー君。
著者とエンドー君は身近なところで働いていたものの、面識は無い関係。
それが何の縁か、ほぼ同じ時期に同じ病気に罹ります。
そして、著者は生き残り、エンドー君は生き残ることができませんでした。
生き残った著者は、この本では自分の闘病記と同時にエンドー君の遺族に取材を行って、
それぞれの患者の気持ち、周囲の人の苦労や気持ちなどを並行的に描いています。
以下、ネタバレです。これから読む方はご注意ください
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この本は闘病記ですけど、決して毎日のことを細かく書いているわけではありません。
ただ、自分の心の動きを丁寧に、真剣に書いています。
「抗がん剤治療をした患者の5年後の無病生存率がわずか30%しかないという現実だった。ジャンケンで勝つ確率だって33%あるのに、これじゃあ、ほとんどダメだってことじゃないか。」
「ここまでかなと思った。
それでも、いいかな。
僕はここで一度、生きることをあきらめた。」
これは「死」という現実に直面した人のホンネだと思います。
そして、何とか病気から生還した著者をしても、
「今度は本当に死が近づいたときに、自分が生きるために抗がん剤を使いたいと思うのか、正直なところわからない」
というくらい、その治療はつらいものだそうです。
また、生き残るということは意思の強さではなく運が良いだけで、
「運よく生き続けることができた僕は、彼らの分まで生きなければならない。
心の芯の部分ではそう思っている。」
一方で、
「もし再発した場合、治療を受けないという選択もあるんですか?」
「子どもじみた言い方をすると、『死んでもいいからやりたくない』という頑とした思いだった。」
それらを読みながら、いかに生きるか、いかに死ぬかということを考えなくてはいけないのだと感じました。
著者は疎遠にしていた兄弟の協力により移植を行った結果、なんとか回復して2年。
それでも、まだ再発のリスクを抱えています。
この本を出版することは、生き残った彼の「いかに生きるか」の1つだったんだろうと思います。
難しい専門書的な内容ではありませんが、今一度、病気や死について考える機会をいただきました。
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最近、海堂氏ものしか読んでなかったので、別の本が無いかと探しに出かけたときに見かけた一冊。
どこぞにありそうな金持ちお嬢様が警察官になっているという設定なのですが、
謎解きををするのはお嬢様ではなく、そのお嬢様の執事。
その執事は(基本的に)お嬢様から語られる現場の様子を聞いて
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴ですか?」
などと雇い主に喧嘩を売りながらも、理詰め(?)で犯人を言い当ててしまうという
超〜〜〜〜〜ライトミステリーです。お手軽短編6本入りです。
まぁ、な〜〜んにも考えずに頭を空っぽにして読むのには良い本かも。
ちょっと面倒なのは、過去に発表された短編を寄せ集めて刊行された本なので、
それぞれの冒頭に登場人物の紹介が繰り返されるので、その余分かなぁ〜。
くどいようですけど、この本から何か得ようなどということを考えず、
ひたすらお嬢様と執事(&変人上司)の掛け合い漫才を楽しむことだけに集中すれば
そこそこに楽しい本です。
でも・・・定価を払う価値はあるかなぁ?
ブッ〇オフあたりで買えればそれに越したことは無いけど
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今秋、朝日ニュースターで、海堂氏の新番組が始まるそうです。
◆「海堂ラボ」
10/7(木)スタート (第1・第3木曜 夜10:00〜10:55 ほか) きっと、海堂氏の自論「AI」満載の番組になるんでしょうね。
果たしてどんな内容になるのか、世論を喚起できるのか、 読者としては興味津々です。
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以前、「神様のカルテ」を読んで、お勧めできる本だと書いた記憶があります。
先日、私がお気に入り登録させていただいているシュキ様のブログで「悪人」の書評を読んで、
購入するつもりで本屋さんに立ち寄った時に目に飛び込んできたのが「神様のカルテ2」。
1作目が面白いと2作目は・・・そんな経験をすることが多いだけにかなり迷ったのですが、
やはり買うべきと心を決めて購入しました。 前作に引き続き、「こんな良い人たちばかりの世界なんて・・・」と思わないでもないですが、
そうとわかりつつ心に沁みてくるものがあります。 医療の問題だけではなく、人として「かくありたい」と感じさせてくれる登場人物たち。 まだ発刊されたばかりの本ですし、他の人にも読んでもらいたいと思うので、 あえて感想は書きません。 浮世離れしてるかどうかなんてことは目をつむり、しばしこの作家さんの世界に浸ってみるのも良いかな? と思わせてくれる1冊です。 ちなみに、「神様のカルテ」は来年、映画化されるそうですね。
櫻井翔の「イチ」さんはさておき、宮崎あおいの「ハル」さんは似合いそうな気がします。 一方で、原作とのギャップを考えたら、見に行かない方が良いのかなぁ?? |



