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<内容>
リオデジャネイロの中央駅で手紙の代筆業をしている中年女性ドーラ(フェルナンダ・モンテネグロ)は、ある日少年ジョズエの父親捜しの旅につきあわされる羽目になるが、その過程で忘れかけていた人間の温もりや優しさを取り戻していく…。
ブラジル映画で初めてベルリン映画祭金熊賞を受賞(F・モンテネグロは主演女優賞も受賞)したヒューマン・ロードムービーの秀作。次第に疑似的な母子関係を築き上げていくふたりの交流をとおして、いつしか現代ブラジルの世情や問題なども明らかになっていくという作品構造も優れている。広大な風景をあますことなく魅力的にとらえたヴァルテル・カルバーリョの撮影も素晴らしい。
監督はウォルター・サレス。
この映画は最近まで知らなかったのですが、
「モーターサイクル・ダイアリーズ」の監督作品ということで気になって最近レンタルしました。
まず、映像がよいです。
映像がよいと言ってもスターウォーズのようなSFXがあるわけでも、
アメリのような鮮烈な色彩の美しい世界があるわけもなく、
なんというか全体的に黄色みががかったようなコントラストの強い映像が
切なくも温かいこの映画の雰囲気をうまく演出してると思いました。
こういうロードムービーってけっこうダラダラ、まったりで中だるみしがちですが、
この映画はテンポも良くて最後までひきこまれて観てしまいました。
そして必見はジョズエとの旅で変わっていくドーラの表情。
何度かキーワード的に出てくる「手紙」「口紅」「写真」。
ドーラの変化とこれらの関係性がおもしろい。
ドーンとした感動ではなく、じんわ〜りとした感動。
いかにも泣かせるぞ!というおおげさな演出がないところが
逆にリアルに心に響いた。
もしかするとこの映画を観て悲しくて泣いた方もいらっしゃるのかもしれませんが、
私的にはとても前向きな心温まるハッピー映画でした☆
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