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524司書室出張所 27回目はスーパーダッシュ文庫より「神をしめなわっ!」です。 基本情報
神をしめなわっ!
作者 番棚葵
イラスト 水沢深森
ジャンル 学園、ドタバタラブコメ、バトル
あらすじ
日本のどこかに浮かぶ御神島には幽鬼と呼ばれる生物の棲む異界とつながる扉がある。
幽鬼を倒すために派遣された3人の姉妹は、能力こそ高いのだが、我儘で自分勝手。
天太はそんな3姉妹の監視役として御神島に送られることになる。
登場人物
・榊 天太(さかき てんた)
本編の主人公。
古くから続く名家の長男で、父から授かった縄を使って3姉妹を監視する。
幼少の頃に3姉妹にいじられ続けたことから女性恐怖症になっている。
・御神 霧刃(みかみ きりは)
本編のメインヒロイン。
3姉妹の中でも戦闘能力に特化している。
かなりのやんちゃで、戦闘時に周りが破壊されても全く気にしない。
・御神 陽香(みかみ ようか)
本編のヒロイン。
傷を癒す能力を持っている。
理想の男性(要求スペックは相当高い)を求め続けており、リア充には厳しい。
・御神 月夜(みかみ つくよ)
本編のヒロイン。
カニを操ってバリアを張れる他、少しだけ先の未来を予知することができる。
お金にうるさく、基本的に報酬がないと動こうとしない。
評価
..キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆★ 7、5
..イラスト:☆☆☆☆☆☆☆ 7
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆★ 7、5
ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 9、5
.総合評価:☆☆☆☆☆☆☆★ 7、5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7、5
感想
番棚先生のラノベ5作目。
番棚信者であると自負する自分だが、いや、自分だからこそ、この作品には厳しい評価を下したいと思う。
先生の持ち味といえば「大真面目なバカバカしいバトル」「鈍感主人公にやきもきするヒロイン、最後にその気持ちに気づく主人公」「キャラ同士のかけあいの応酬」であろう。
この作品におけるバトルもバカバカしさ全開でよかった。
しかし問題は残り2つ。
この作品の主人公は女性恐怖症であるが、この設定がラブコメパートの面白さを殺してしまっている。
基本的に主人公と同年代の固定男性キャラも登場しないため、キャラ同士のかけあいも女の子とだけであり、ワンパターンな反応でギャグとして成立してない。
女性恐怖症であることにそれなりの意味はあるのだが、だからといってギャグの面白さが削がれてしまっていいというものではない。
また、ヒロイン側も登場時から性格付けがなされているが、セリフや行動パターンがあまりにも属性概念に依存しすぎているため、やはりギャグがワンパターンになってしまっている。
これまでの作品では感じなかった窮屈さを感じる。
属性概念はキャラを特徴づけるのにはそれなりに有効だが、あくまでも「こういうキャラがこんな行動をするから○○属性だよ」と呼ばれるのが自然であって、「こういう属性だからこのキャラはこう動くよ」というものではない。
他のシリーズ作品と比較してキャラの魅力が足りず、ギャグのノリがイマイチだったと思う作品であった。
それ以上にダメなのはイラスト。
絵師が決まった時点で不安視していた要素が見事に的中してしまった。
キャラが全員読者の方を向いており、絵から感情や動きが読み取れない。
横顔を描かせるとすぐに各パーツのバランスが崩れる。
そして今回発覚したのが寸胴ボディと胸のバランスの悪さ。
体のくびれがまったくなく、もはや丸太といってもいいボディに不自然についた大きな胸。
絵師としての能力を疑う。
でも私は信じている。いつかきっと「生徒会ばーさす!(☆10+)」のように腹の底から笑える作品を番棚先生が書いてくれるということを。
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