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STAP細胞論文問題へのコメントになります.(あくまで私見です)
分野が違うので,一概に一緒とは言えないかもしれません.
今回の件,色々まとめサイトがあるようなので比較画像等はそちらで見るとよいでしょう.
まとめサイト
理研中間報告
-論文投稿のざっくりとした流れ-・こんな内容で論文書こうと思っているまたは 草稿を共著者に送ってtypoや著者順,共著者が適当かどうか,論旨に穴が無いか等の確認を取る.
・指摘等あった場合修正⇒再度共著者に送付
・共著者のOKが取れ次第 投稿,投稿原稿を共著者に送付
・投稿雑誌からの指摘箇所があれば修正し再度投稿,投稿原稿を共著者に送付
(場合によっては,至急の追加実験あり)
・雑誌への掲載が決まれば,雑誌名,Vol,ページを共著者に連絡.
こんな手順で投稿したとして,報道されている事実があったとするなら,特にNature Article誌の場合は全員に責任があると思います.小保方さん以外全員教授もしくは教授クラスの共著者なので,何かしらの命令があっても不思議ではありません.
-実験の再現について-これは,ある程度できなくても当然だと思います.実験というのはノウハウの塊です.職人的な感覚というのもあるかと思います.
実際,以前所属していた所で,転出した助教授のデータを再現するのに2年ほどかかったとこがあります.それは論文などには載らない細かいノウハウを再現するのにかかった時間といってよいでしょう.
ですから,今回のNature 2本を読んで,実験を再現できないというのはあり得る話です.
理研の手順をすべて公開というのは,ノウハウ公開ですのであまり良い対応とは言えないと感じます.
-データの流用,画像の加工-以前のサンプルとの比較という事で,最新のサンプルのデータと以前のサンプルのデータを(材料は同じものという前提)同じグラフに記載する場合があります.ただし,その事はしつこい位に明記します.グラフ中に〜 in Ref.[10]とか,本文中にafter ref.[10]等.今回問題になっている論文には,ざっと見ましたがその記載は見つけれませんでした.これはマズイことかと思います.画像のコントラスト/ブライトネス補正は,グラフの縦軸スケールを変えるのと同様の意味合いを持つので,ある程度は許容範囲かと思います.実際,画像処理で,ガウスフィルタやフーリエ変換などのノイズフィルタで処理しているのも沢山あるかと思います.2枚を比較する場合,同じ処理ならあるいはOKかもしれません.彼女のD論のデータとされている件については同一と認めており,データを差し替えたいとの中間報告があります.http://www.webcitation.org/6O4CrILv3
-査読について-基本,私はjournal任せにしますが,査読者を推薦して投稿する人もいます.・研究者が少ない分野で詳しく知っている人が少ない ・主張が対立(主に米国と)しているので,どちらでもない人に公平に見てもらう 等の理由からです. それ以外の理由としては,論文を通すため主張の近い(もしくは同じ)人を推薦する.でしょうか・・・ チャールズ・ヴァカンティ教授はおそらくその分野の御大と呼ばれる人でしょう. なので,弟子・仲間・イエスマンetcを査読者に推薦したかもしれません(真相は不明). 自分のD論の研究は,アメリカの御大と主張が対立していたので,アメリカの雑誌からは ことごとくRejectされました(笑) 自作自演の韓国人研究者 http://blog.goo.ne.jp/netsuzou/c/b93ec6cb9771902249521de473bd802b -日本の学術研究の問題点-現在,理研のユニットは5年の時限プロジェクトが多いです.2年半で中間評価が入り,5年後継続になるかおとり潰しになるか決まります.成果を焦る気持ちもわかります.
また,医学系の分野では学閥みたいなのがあり,医学部出身とそれ以外で大きく隔たりがあるようです.
http://www.news-postseven.com/archives/20140225_242867.html 2000年頃かな?アメリカに右ならえで,国公立大の大学院重点化で自分が院試を受けた時より定員が倍ぐらいになってます. 博士課程に進む人数も増えてきますので教員の指導が行き届かなくなり,結果2005年以降は博士の質が良くないような気がします(あくまで相対的にですが・・・).また,博士論文だから200ページは書けというような教授もなきにしもあらず・・・なので,コピペD論なんかは珍しくないご時勢なのでしょう. -所感-個人的には,ハーバードのグループが怪しいと思っています.留学先に自分の学位論文もしくは学位論文の内容を投稿した物を持っていくのは
自然な流れかと思いますし・・・
世界的権威+多額の研究資金を得るためインパクトファクタ(IF)の高い雑誌に
沢山投稿する等々.
ハーバード留学 時代の論文(Tissue Engineering Part A Vol.17 Issue 5-6 (2011).) http://online.liebertpub.com/doi/abs/10.1089/ten.TEA.2010.0385?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%3dpubmed&& も疑惑論文として検証されてます. http://stapcells.blogspot.jp/2014/02/tissue-eng-part-a.html 研究室ぐるみの・・・・・ また,理研の対応ですが,ちょっと遅いと思います.
STAP細胞の再現性をチェックしてから,研究不正の有無と今後の対応について急ぐべきでした.彼女ではなく,上の人をかばっている感がありますね. |
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段ペイさん
ありがとうございます。
思っていたとおりです。
今回の問題は「彼女だけ」に責任があるかのような風潮ですが、
そうではないような気がしていました。
上記に記載があるように、共著の論文の際は、多くの方の目が入るからです。
こちら、転載させていただいてもいいでしょうか。
(ご迷惑でしたら、ご示唆ください)
宜しくお願い申し上げます。<(_ _)>
2014/3/17(月) 午後 8:22 [ success ]
うん・・そう思う
ちょっと納得できませんよ・・。そういう意味で論文はあくまでも論文で、そこからどう実働するか展開するかが重要であると思います
素人考えですが・・これはあくまでもとっかかりであり
日本のマスコミががたがた言うのはおかしいと思うけれど・・
理研の対応も変ですね。ぽち
2014/3/17(月) 午後 8:25 [ デバイス ]
success様
コメント&ポチありがとうございます.
ざっとした殴り書きなので体裁整えて少し追記してから転載可に
しますので,少々お待ちを・・・
2014/3/17(月) 午後 10:09
デバイス様
コメント&ポチありがとうございます.
大々的に報道されたので,今回の問題は大きくなってしまいましたが,Natureの場合corrigenda(著者による訂正論文)を次号に載せればよかったのでは?と思います.
2014/3/17(月) 午後 10:25
はじめまして
これからの日本は後進国になる可能性もありますね……
やっぱり、現場を知らない人間が上にいるとろくなことになりませんね(嘆息)
2014/4/7(月) 午後 2:04 [ - ]
竜嘉 伯游 様
コメント&ポチありがとうございます.
今の教授になっている人たちが,若いころ(ちょうど2000年前後)論文数主義で上がってきた人がほとんどなので・・・・
日本の基礎研究は右肩下がりでしょう.
2014/4/7(月) 午後 4:28
段ペイさん、お久しぶりです。^^
先日、STAP細胞が虚偽であると判断され、論文の取り下げが発表されました。
これはどのように判断すべきなのでしょうか。
十分審議されているかな?という印象ももちますが。
2014/6/9(月) 午前 1:10 [ success ]
success様
この記事を書いた時点では,ハーバードが怪しいと思っていましたが,経過を見ていると全員アウトかなと・・・個人的には責任著者の誰一人としてフォローする気にはなれません.
>十分審議されているかな?という印象ももちますが。
あの実験ノートでは,虚偽であると判断されても仕方ないですし,論文の取り下げも当然だと思いますし,特許も拒絶されると思います.
2014/6/9(月) 午前 9:39
そうすると、やはりアウトですか…。
共著者は、
わからなかったわけでもない、ですね。
特許を急いだ、のでしょうか。
腑に落ちない出来事です。。。
ご意見、ありがとうございました。(^ ^)
2014/6/9(月) 午後 4:06 [ success ]