わがままパパのこだわり徒然草

雛人形選びが終了しました。順次ご報告しますね。

雛人形

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いろいろ回って見てみるとどうもわがままパパ達は
金襴よりも有職模様などの落ち着いた雰囲気のものが好みのようです。

今ですらこの調子ですから、金襴にしたら、
10年後に我々には派手すぎて飾らなくなってしまうだろうと結論。

有職模様といってもいろいろありますが、
姫は暗すぎず、殿は明るすぎないものがよいと思いました。
姫の衣装はいろいろありますが、
殿はバリエーションが少ないので、
殿の衣装で目星をつけることにしました。、

殿の衣装が黒〜黄土色程度までのモノトーンのものを探すことにしました。

また、清水久遊さんの裾のグラデーションと段差がとてもきれいだったのが印象的で、
可能であれば裾は関東風のようにほんわりしていなくて、
薄く、揃えずにずらしてあるものが良いねということになりました。
「本着せ」も含めて、仕立てはなるべく良いものがいいですが、値段との兼ね合いです。

なかなか上記に当てはまるものはないかもしれないですが、
好みはそんな感じですが、ずいぶんはっきりとしてきました。

残念ながら浅草橋にはどんぴしゃにヒットするものがなかったため、
岩槻にいって、とことん探してみようということになりました。

当然最初から「小木人形」が気になっていたので(その1参照)、
浅草橋で良いのが見つかっても小木人形を見てから決めるつもりでしたが。。。


本題とは関係ないですが、浅草橋には岩槻人形優良店とあり、
お店の人も岩槻だから安いのですと言っているお店が2軒ありました。
岩槻人形優良店のホームページには載っていないけど、本当だったのかな?
少し疑問です。

また「久月さん、吉徳さんはデパート価格だけど、
うちは卸だからさらにこれくらい引きますよ。」
と盛んに値引きをアピールされるお店が多くありました。
だいたい表示価格の7〜8割くらいが多かったですが、
6割位まで下げるところもありました。

あんまり値下げを強調されると逆に
そのものに価値がないように聞こえてしまうので、
できれば最初から値下げした価格を提示してもらった方が
気分良いかなと思いました。

どっちにしろ売れる値段は最初から決まっているだろうし・・・

つけてる値段に信用できなくなるのと同時に
そこの店員の言っていることもすこし胡散臭く聞こえてしまいます。


婚約指輪をバーゲンで買ったものだと思うとなんかさびしい気がしますよね。
(実際そんなことをする人はいないと思いますが)

雛人形の大幅値下げもわがままパパには同じように感じました。


岩槻では「激安価格」と真っ赤な旗を立てたお店があり、
実際ものすごく安かったです。
それはそれで潔くてすがすがしく感じるところが、
自分ながら人の心はわからないなぁと思います。。


ちょっと話がそれましたが、続きはその10へ。

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雛人形の値段は、あってないようなもので、
買い手にとっては店の説明と価格を頼りにするしかない部分が大きいと思います。

ただし、素人が見てもわかる「丁寧なつくり」と「手抜き」があります。

いろいろな人形店を回ると、
自分のところで扱っている人形の良さを一生懸命話してくれます。
それぞれの人形によって良さが違う場所にあるので、
「この人形はここが素敵だ。」「こっちの人形はここに手が掛けてある」
等いろいろな人形についてのお話を伺っていくと、
人形のセールスポイントというのがだんだんわかってきます。

それらを一気に紹介しているサイトがあるので、
わがままパパがつたない言葉で説明するよりもはるかにわかりやすいので、
ここでご紹介します。

十二段屋の「ありきたりでない雛人形の選び方」をご覧下さい。

丁寧に作っている人形と手間を省いている人形を写真を使いながら
とてもわかりやすく、読みやすい形で教えてくれます。

簡単にまとめますと、
1.袖はちゃんと着せているもの(裏から見えないものは手抜き)
2.殿は石帯は革製、石もしっかりしたものを。
3.殿は襪(しとうず;足袋)をはく
4.姫の袖の裏地、襟の裏地
5.裳袴は刺繍もしくは金彩、折もしっかりしたもの。
6.正絹(しょうけん)はひも1本でも正絹を使っていれば記載できるため注意。
7.帯はまわして結ぶ。
以上は上記サイトのまとめですが、少し追加を。

8.魚袋をつけている。
9.殿は袴をはく(下から見ると両側が三角の形になるのでわかります)。
10.姫の裾(裳袴の下)の衣装もちゃんとぬってある。
  (実際の着物では6枚が縫い合わさってできている)
11.殿の下襲(したがさね;下着&背中の白い縦長のもの)や袍(ほう;上着)に背縫い。

ちなみに100%すべて満足しているものはほとんどありません。
10,11あたりをを満たしているものが少ないです。

わがままパパのスタンスとしては、
人より小さいものに着せつけているので、
完全に同じようにする必要性はないと思います。
よりきれいに見せるために省略することは決して悪いことではないはず。

ただそれが明らかに手を抜いたと思えてしまうものは残念に感じます。
これから十何年間、子どもと一緒に飾っていくものなので、
その思い出も含めて大切にしていきたいと思っています。
だから、「人形師の方に大切に作ってもらったんだ」という夢も、
われわれに与えてほしいと思っています。


続きはその9へ

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雛人形の衣装にはさまざまな裂地が使われています。

金糸を織り込んだ西陣織金襴や、
伝統的な文様や皇族の衣装を再現したもの、
正倉院裂を復元した龍村織などを使用したもの、
帯地を使用したものなどさまざまなものがあります。

その中で多く目にする金襴と有職についてふれたいと思います。

イメージ 1

金箔を織り込んだ糸を使って織り上げた西陣織を金襴といい、
華やかな雰囲気を作り出しています。
イメージとしては金の模様が入ったものが金襴って感じですが、
実際は金を使っていない金襴もあるようです。

西陣では、人形地、法衣、表装裂地を作っているメーカーの物を
「金襴織物」と呼んでいるようです。
金を使わない金襴や有職紋様の金襴などあるようで、
西陣織の人形用の裂地すべてを金襴と呼んでいるのでしょうか。

混乱するので、当ブログでは写真のようなきらびやかなものを金襴と呼びます。



金襴とよく比較されるのが有職雛です。

有職とは「有職故事」という宮廷の決まりごとに準拠した色彩や紋様で作った衣装を
有職衣装と呼び、それを着せた人形を有職雛といっています。

イメージ 2

こちらは黄櫨染桐竹鳳凰麒麟と呼ばれる有職(ゆうそく)の衣装です。

この黄櫓染は天皇が即位のときに一生で一度だけ着ることができる衣装だそうです。

黄櫓染(黄土色)に桐、竹、鳳凰、麒麟の紋様が編みこまれています。
地味だけど凝った衣装といった印象ですね。

有職の衣装に関しては下のサイトが非常に詳しいので、興味ある方は参考にしてください。
有職装束研究 綺陽会


他にも本物の帯地を使った衣装や、ゴブラン織、ちりめんなど、
さまざま裂地が衣装として仕立てられている。
様々な人形師が人形の可能性を考慮して、
研究・挑戦しているのがとても素晴らしいと思います。

次回は仕立てについてです。

その8へ

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前回出てきた「本着せ」とは何か。

「本着せ」とは人が着物を着るのと同じように、
一着の着物を人形に着付けるやり方です。
人でも「着付け」という職業と資格があるように、
着つけること自体に非常に技術がいり、
人形は人とは違い動いてくれませんから、
さらに難しいのは容易に想像できますね。

通常は着物の上半分と下半分が分かれており、
別々に着せるやり方をとっております。

通称「セパレート」と呼ばれるこの方法は、
「本着せ」と比較すると、技術が簡便であり、
また時間も短縮できるため量産ができます。
形も整えやすく、きれいに見せることができます。
また、通常に着物では作りえない独特なスタイル(たとえば裾が倍長い等)
の人形も作れることから好まれて使用されています。
出回っている雛人形の95%以上はセパレートだと聞きました。

「本着せ」は制約が多い分、よほどの腕前の人でなければ
「セパレート」よりもきれいに見せることができないそうです。

また、技術的に難しく、量産できないため(当然稼ぎが減ります)
ごく限られた人形師のみがこだわりを持って行っているようです。

当然著名な人形師本人の手作りになるため、
値段も高くなってしまいます。

外観的に大きく変わるわけではないため、
「人と同じように着せている」ということに、
どれだけ価値を感じるかによって重要視するかどうかが分かれると思います。

わがままパパたちは、
「怪獣の肩代わりをしてもらう人形、できるだけ作りのよいもの。」
という観点から、
お値段が許すのであれば「本着せ」にしたいと思いましたが、
そのせいで値段が跳ね上がるようであれば、
なしでも良いなという程度に考えました。

ちなみに、ネットで「本仕立て」を「本着せ」と同義語として
使われているところが多いようですが、
全く違う意味でつかっているところもあるようです。
「仕立て」というからには、衣裳のつくりに関する言葉だと思うのですが・・・
「本仕立て」の意味はかなりあいまいだと思ったほうが良いかもしれません。
*仕立てについてはその8で

次は衣装の裂地について少しだけ触れたいと思います。

その7へ

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今日は人形師の中でも、「先生」と呼ばれるような方の作品についてお話しします。

雛人形は頭師、着付け師、道具作りなどなど、さまざまな専門の人が、
それぞれの物を作って、最終的に合わせて雛飾りとなります。

木札に「〜作」とあるのは、だいたい着付け師の名前で、
頭師は著名な方の場合のみ書かれることがあるようです。
工房の名前で「〜作」と書いてあるところもありますが、
これは作家本人の着付けではなく、
〜の工房で作ったということが書かれています。

たまに「吉徳監修」のような形で書かれていますが、
これは吉徳が頭・衣装・道具などを合わせたという意味のようです。


雛飾りのメインはお人形ですから、頭師、着付け師が著名な方だと
大きなブランドとなり、値段もグンとあがるようです。

有名な先生だと、独特のこだわりを見せるため、
一般的な京風・関東風とは一味違った素晴らしさを見せてくれます。

たとえば、こちら。

イメージ 1

これは浅草橋をうろついているときに見つけた非常にきれいな作品です。
「清水久遊」という作家の作品になります。
京都か関東かでいうと、京風になりますが、
しかし他の京風とは一線を画す雰囲気があります。

この方の特徴的なところは、
袖・襟元・裾の綺麗なグラデーション、裾の大胆なずらし加減、
直角二等辺三角形から出ない雛の形等、通常の人形とは違った美しさを持っています。

ちょっと近寄ってみますと、

イメージ 2

布の裏地もグラデーションに考慮した配色で、
二倍細かいグラデーションを作り出しています。
黒白のグラデーションで固めるあたりも、他であまり見ない配色と考えられます。

裾もそれが際立つように大きくずらしており、厚みが一切ありません。
それが逆に美しく感じられるようにきれいに着つけてあります。

これは一目みて、京都とも関東とも言えない「清水久遊」色を感じさせてくれます。

着付けも「本着せ」という、実際の人形に着つけるやり方で行われております。
*「本着せ」については次回。

有名な作家の先生は多数いらっしゃいます。

すべて良いものとは限りませんが、わがままパパの好みにあった人を書くと、

大橋弌峰
安藤桂甫
平安寿峰
清水久遊
小出松寿
小倉草園
内海祥秀

他にもいっぱい素敵な人形を作る方はいらっしゃいますが、もう一人だけ、

龍飛(小木人形)

この方には大変にお世話になりました。
わがままパパの人形選びはこの方と出会わなければ始まらなかったといっても
過言ではありません。

人形もとても丁寧なものをおつくりになられます。

それでは、今回はここまで。

その6へ

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