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1. 次亜塩素酸ソーダ 2. 消毒用エタノール 3. ポピドンヨード(イソジン) 4. グルコン酸クロルヘキシジン(ヒビテン) 1999年の衛生学の問題です。衛生学はたったの8問ですが、同じく問題数の少ない 病理学、リハビリテーション医学と比較して点数はかなり取りやすいので6問以上正解を 目指して頑張りましょう。 さて、その衛生学の問題の中でも頻出分野は 1.産業保健(職業病など) 2.地球環境問題・典型7公害 3.衛生統計(わが国の最近の衛生統計で・・・というような問題) 4.食中毒 5.病原微生物 6.予防接種 7.消毒法・消毒剤 8.感染症の分類(1類〜4類)・感染経路 9.疾病の予防(第一次〜第三次予防) この中からだいたい6問出題されていますから、上記9分野で6問確実に取るのがいいと思います。 そこで、今回の消毒剤の問題ですが、このような問題を解く上で重要なのは あるいは、 ですね。たとえば、グルコン酸クロルヘキシジンは(ヒビテン)なんて書いてありますけど、 これは学生が普段使っている、 ですから。(ヒビテンから商品名を取っているわけです) 鍼灸師が日常的に使用するエタノールとヒビテンの2つでは、 ということを覚えておいてください。 手指の消毒にあまり強い消毒剤を使用すると、毎日頻繁に使用することで皮膚に問題を生ずる ことがあり、使用できないのです。(多少大雑把な説明ではありますが。あとは消毒剤の価格など の問題だと思われます。) イソジンは、あのうがい薬ですからウィルスに無効だったらうがい薬の意味がありませんね。 ということで、次亜塩素酸ソーダ(一般細菌、真菌、ウィルスに有効)だけはしっかり覚えてください。 答えは4です。 ところで、実物をよく知っておくべき消毒剤がもう1つ。 エチレンオキサイドガスというのは、ディスポの鍼を滅菌する際に使用するガスですから、
ディスポの鍼の箱をよく見てください。書いてありますから。 |
鍼灸学校の学生のために
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1.小脳橋角部腫瘍 2.ハンチントン舞踏病 3.アルツハイマー病 4.ウィルソン病 これは、2000年の臨床医学各論の問題です。 臨床医学各論は西洋医学的な疾患概念を具体的に学ぶ科目ですが、国家試験の問題では教科書 に載っていない内容まで出題されてしまう学生泣かせの代表格です。 教科書が分厚いんだから全部そこから出してくれよって感じですが、科目が科目だけに恐らく 出題者はドクターではないかと思われます。(確認はとれておりませんが・・・。) ドクターから見ると、 「このくらい出題してもいいじゃん!」 という感じなのでしょうか? とにかく、平均的な国家試験の合格者(65%〜70%正解する人) でも20問中10問できれば、まあ大穴開けずにすんだわって感じだと思います。 分量が分量なんで。 そこで、この問題です。試験ギリギリまで病名と症状、その検査結果などを頭に詰め込んでいる 受験生にとっては、この問題は十分に だと思います。まず、第一に選択肢の一番最初に などという、教科書でもたったの6行くらいで内容スカスカ扱いのノーマークな疾患 を持ってきて脅かしてくれてます。 しかし、3.にアルツハイマー病とストレートに書いてあって、3.は除外、いきなり3択 となります。 4つの選択肢に目を通したところでそれぞれの疾患の症状をすべて思い出せなくても 慌てることはありません。 のです。落ち着いて、よ〜く見ましょう。 だって、 だから、「小脳」と書いてある時点で「1」が正解である可能性が高いのです。 しかし、2、4のハンチントン舞踏病とウィルソン病はいづれも神経系の変性疾患であり 疾患概念自体も難しく、よく教科書を読み込んでいる人でも ということぐらいしか確信できないと思います。正解は「1」ですが。 ちなみに、このような続発性の痴呆がおこる疾患は、2,4以外に脳外傷、脳炎、 脳腫瘍、正常圧水頭症などです。 普段からいろいろな病気に興味を持っていないと、この科目はつらいかな?
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「50歳男性。左官業。上肢に痛みとしびれが出現し、作業により増悪する。ライトテスト陽性、ジャクソンテスト陰性。」 1.肩井 2.肩リョウ 3.中府 4.天リョウ 2000年の東洋医学臨床論の問題ですが、典型的な総合問題となっております。 この問題を解くためには、 1.ライトテスト、ジャクソンテストによって判断できる疾患を覚えていること。 2.その疾患の罹患部位(位置だけでなく筋肉、支配神経も)ももちろんわかること。 3.罹患部位にある経穴がわかること。 この3段階の手順が必要なので、科目としては1が臨床総論と臨床各論、2が解剖学、3が経穴概論 となりますから、東洋医学の臨床問題としては実戦的でよいのです。 「上肢に痛みとしびれ」と言っても、頚椎症と過外転症候群では罹患部位も病理も全く違うわけです から大切な基本のお勉強です。 手順にそって判断しますと、 1.ジャクソンテスト陰性なので頚椎症等の疾患ではなく、ライトテスト陽性から過外転症候群と 考えられます。 2.罹患部位は小胸筋が烏口突起で停止する部分。 3.その部位にある経穴は中府。 となり、答えは3です。 このような問題は1問で学生のいろいろな能力を見ることができるので必ず出題されます。 そして、学生が点数を稼ぐという立場から見れば、覚えていれば必ず解ける問題ですし、 ひねりやひっかけ問題でもないので、是非ここで点数を稼ぐべし。 こう書けば、だんだん手抜きできない科目やテーマもわかってきますよね? 受験生の皆さん、頑張って〜
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「45歳の女性。のぼせと腰下肢の冷えがある。口渇を伴い、舌尖紅。脈は細弱。」 1.腎と肝 2.腎と肺 3.心と腎 4.心と脾 2001年の東洋医学臨床論の問題です。いわゆる「冷えのぼせ」、中医学では「上熱下寒」とよばれる病症ですが、実際にこのような症状を訴える患者さんは多く、その点では良い問題だと思います。 近年、臨床論では中医学的な設問が増加し、一つの問題文に対して問1、問2というふうに関連づけて 答えさせる問題もあるので、理解していないと2問とも落としてしまうケースも出てきます。 ご注意を! 出題者の意図としては、「腰下肢の冷え」で腎陽虚と判断し、舌尖紅で心火と判断させたかったのだと 思われますが、過去問題集の解説には舌尖紅には肺の熱の場合もあり、心と肺の鑑別 のために、心ならば多夢、不眠、肺ならば呼吸器症状を付記するほうが正確だと書かれています。 だが、しかし・・・。実際には国家試験の四択問題というのは「言葉足らずが多い」ものなのです。 上記の問題でも呼吸器の症状を書いたら、勉強なんかしなくても2が答えとわかってしまいますから、 問題を作る側の立場で考えると、やはり良問作りは難しいものなんですね。 この問題では、とりあえず私が出題者だったら「肺」の選択肢をなくします。つまり、 2.腎と脾 としておきますね。こうすると、難易度が中の上くらいの当たり障りのない問題になります(笑) 受験生の立場にもどりましょう。 実践的なアドバイスとしては、問題を解くときは選択肢を2つにしぼったら、 または、 ということでしょうか? 目標が8割とか9割の秀才は別として、6割ラインを超えて
合格することが目標ならば、教科書と過去問の範囲を超えた知識は必要ありませんから、 捨てる問題は大胆に捨てましょう! |
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最近なかなか更新できなかったのは何故かと申しますと、 に突入いたしまして、受験生を一人抱え込むハメになってしまったのでブログが更新できないのです。 そもそも鍼灸師の国家試験科目というのは こんな感じで合計160問、60%正解すれば合格であります。 そんなわけで国家試験36日前の今はひたすら過去問題集をみんなやっているはずです。 もちろん、もっと前からちゃんとやっている人(たとえば心配性の私のように)は今頃騒がなくても 毎日たんたんと過去問題の見直しをしていることでしょう。 この過去問題集というもの、およそ ほどあるのです。やたら簡単な問題も含めてですが、それにしても毎日200問ぐらいのペースで やらないと繰り返してもだいたい忘れてしまっていて意味がないみたいです。(普通の受験生の場合) また、科目によって点数を稼ぐうえでの重要性も異なるので、 という優先順位もありますが、若い人にはそれがわからないらしい。 わからないヤツが鈍いと言ってしまえばそれまでですが、とにかく立場上、今は試験に合格させる ためにお尻をたたきつつ勉強の計画を立ててやりつつやっております。 少し前までは鍼灸師の国家試験は合格率も高く、難関ではありませんでしたが最近では学校も増加し、 受験生が増えた分、出口を閉ざす方向でだんだん問題が難しくなってきています。 来年以降の受験生には、2年生の夏休みから過去問題集を開くことをお勧めします。 少し焦ったほうがいいのですよ、その時期に。たぶん問題、全然解けませんから(笑) ということで、しばらくはブログの記事も受験勉強関連になるかもです。よろしく〜
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