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ここ一ヶ月くらい、朝夜は寒く、日中は
暖かいまたは暑いという日々が続いています。 こんな天候の時には坐骨神経痛は出やすくなり、初めて症状が出た、久しぶりに 激痛が出たという患者さんも増えます。 治療する私たちも、真冬並みの赤外線マットを使って鍼灸治療の補助をしたり、 場合によって、年齢によって漢方薬をオススメしたりもします。 中でも全国的に服用するヒトも多く、坐骨神経痛にも良く使用されるのはハ味地黄丸です。 基本的な下半身の冷え、特に足先の冷えなどには良く効きます。 40歳以上の方の坐骨神経痛には、検討される漢方薬ですね。 |
坐骨神経痛
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本日の坐骨神経痛
坐骨神経痛は本当に難敵です。
もちろんすぐ解消される場合もありますが、全体の一割、二割の患者さんが大変苦しい思いをされます。 今日の患者さんも苦しんでおられます。 ブロック注射無効、鎮痛剤無効。 鍼灸治療だけが少し効きます。 もともと坐骨神経痛は半年経てば7割前後の患者さんが軽快する症状とはいえ、なかなか半年も我慢できるものではありません。 鍼灸治療もブロック注射も最初の数回は効き目が持続せず、一日、二日でまた痛くなることがありますが、自分には向かないと考えるのは間違いです。 何回かで効果がだんだん持続してきます。 それでは痛みが出てしまったらどうすればいいか。 その間やりすごせる方法、それぞれの患者さんに合う方法をアドバイスします。 もちろん、ただ単にやりすごすだけでなく、特に漢方薬などはそのまま持続的に効いたと思われるケースもあります。
神経痛は直接的には血流障害が酷くなると痛むので、根治するまでの間は対症療法で何とかごまかすわけですね。 動いている時はあまり痛まない、動き始めが痛いというのも特徴的なパターン
です。
痛む場所は椅子に座ってちょうど当たる、坐骨周囲とふくらはぎ、外くるぶしの上
あたりが多いです。
この患者さんも坐骨周囲を集中的に治療して、少し痛みが緩和されました。
来週はどうなっているかな?
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病気が重いというのはどんな状態か。
前回書いた87歳の患者さん、車椅子で介護タクシーに乗って病院と鍼灸院に通院中ですが、激痛が出てから一ヶ月余り、まだ歩いてトイレに行かれないのでハイハイして行きます。 立ち上がると痛むからです。 脊柱管狭窄症での標準的な症状は、 10分、20分歩くと脚がしびれて座りたくなり、座ればまた歩けるようになる というものです。 つまり、普通は脊柱管狭窄症でも少しは歩けるのです。 座るのも無理で寝ているというのはかなりの重症です。 このままブロック注射や鍼灸治療を継続してだんだん座れるようになり、立って歩けるようになれば良いのですが、そんな回復が見られるまで最低3ヶ月は必要でしょうか。 高齢者の場合、その期間中の筋力低下が心配されるのでリハビリを欠かさない中での的確な治療が必要ですね。 病院に通院する時も、往きはまだずーっと痛みがあるそうです。 帰りは麻酔が効けば少し楽だそうです。 今のところ、ご本人の感想では鎮痛にはブロック注射がよく効き、血流障害が緩和されて脚が楽になる感じがするのは鍼灸だという違いがあるそうです。 (高齢でも医学知識のある方です。) また回復を報告します。 関鍼灸院の携帯サイト |
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坐骨神経痛 1
坐骨神経痛というのは、よく言われているように症状の名前であって、病名ではありません。 腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などでお尻から大腿部の裏側、または外側が痛くなり、膝の外側や前脛骨筋、外踝の上くらいまで痛くなる場合もあります。 多くは片側です。 ところが、今、私が治療している患者さんは87歳男性で両側の坐骨神経痛、発症して1か月、 まだ長時間座ることができません。
もちろん、歩けません。鍼灸院には車椅子で家族が連れてきます。
自宅では寝たきりに近い状況ですが、なんとか寝たまま食事をとり、尿瓶で自分で尿を取り、回復を待っています。紙おむつが嫌らしいです。
手術の可能性も十分ある容体ですが、病院でブロック注射を受けながら鍼灸治療を希望しています。
ブロック注射は週2回で、いま6回終了。大きな変化(好転?)はなくなってきているとのこと。
心筋梗塞と脳梗塞の既往があり、バイアスピリンを服用しているので、
腰部硬膜外ブロックは腰の血管の太さだとリスクがあるそうで、仙骨硬膜外ブロック注射を受けているそうです。
激痛からは開放されてきたので注射の効果はあったわけですが、まだ長時間は座れないし、もちろん長い距離は歩けません。
なかなか厳しい状況ですが、しばらく鍼灸治療を試してみたいということなので慎重に治療してみます。 今のところ、患者さんが治療のための時間を十分に取れる生活環境であることが唯一の良い材料です。
渋谷 関鍼灸治療院の携帯サイト
http://m.mysite-is.jp/seki-sinkyuin/home.aspx |
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最近、自分の短期的なテーマは座骨神経痛でした。たまたま座骨神経痛の患者さんが多かったこともありますが、北京堂の浅野先生、内田先生のホームページを読み始めて一年余り、長い鍼での治療を少しずつ自分の治療に取り入れた成果をある程度まとめたいという気持ちがあったのです。 |



