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カッピングの治療中、皮膚に被せたカップをポンプで吸引し陰圧にするわけですが、 私でなくてもその を見れば、治療者として ぐらいのことは考えるのではないかと思います。私のように治療中に赤外線治療器を 使用していると、なおさら浸透がよくなるだろうなと考えてしまいます。 吸玉療法(王鳳儀・任煥朝著 浅川要訳)の訳者あとがきには、 と書かれています。 医師ではない私達が薬剤を使用することはできないにしても、スポーツマッサージに様々な天然のオイルをブレンドしたマッサージオイルを使用することが当たり前になってきている現在、日本のカッピング 療法にも、 という可能性の追求は必ず成されるべきですし、私自身もこの研究を今、進めているところです。
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吸玉(すいだま)療法
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みなさん、写真にあるようなコップ状の器具を使って行う治療をご存知でしょうか? など、様々な名称で呼ばれているこの治療法。じつは古くから世界各地に存在した治療法ですが、 の3つの流れを整えることを目的とする中医学では、特に の流れを整える治療法として重要な柱となっています。 吸玉治療の起源は鍼灸や漢方薬をはじめとする治療法と同様に、はるか上古の時代であろうと言われています。アジアで文献的に確認できるものとしては、インドで紀元前600年頃に記されたスシュタル大医典(講談社東洋医学大辞典)。また中国では『肘後備急方』(AD341?)に角法(吸玉の古称)という言葉が出てきますし、唐代の『外台秘要』(AD752)にも角法で結核を治療し効果をおさめたことが記されているそうです(東洋学術出版社『吸玉療法』より) また西洋においては西暦1095年から始まる十字軍の遠征によって、当時科学・文化の先進国であったイスラム圏からヨーロッパに様々な科学技術・文化とともに医学として体系化されていた吸玉の治療法が持ち帰られたそうです。 ラファエロ・ダビンチ・ミケランジェロなどのパトロンとして有名なフィレンチェのメディチ家は、紋章に六つの吸玉を配し(或いは六つの丸薬と中央に一つの吸玉を配し)、その名もメディコ(メディカル)に由来すると言われています。 ご参考までに。 現代新書 メディチ家( 森田義之著)より もうひとつは、メディチ家をフィレンツェ随一の大富豪にした当の職業、すなわち銀行業(両替商)にちなんで、貨幣、あるいは両替商の秤の分銅を表しているという説である。 家名の本来の意味を考えれば、医師・薬種商の出身で、丸薬を意匠化したと見るのが自然であるが、13世紀以降の医師・薬種商組合の史料にメディチの一族が登録していた形跡はない。 しかし、一方、貨幣ないし秤の分銅を意匠化したと考えることは、銀行組合(両替商組合)の紋章と比較すると疑問が生ずる。なぜなら、銀行組合の小円板のモティーフは明らかに貨幣を意匠化したものだが、そこでは小円板はコイン状の平板な形状を示しているのにたいし、メディチの紋章では、当初からヴォリユームゆたかな半球状の球(パツラ)が並べられているからだ。――本書より 19世紀まで、ヨーロッパで医学の中核を担ってきた吸玉は、近代医学の発展と、度の過ぎた瀉血の弊害もあり徐々にその地位を奪われ現在に至っています。 この器具は簡単に使えて安全性も高いことから、少し乱用されている傾向がありますが、 効果的に使用するとなるとそんなに簡単なものではありません。 これから、何回かにわけて少し解説していきたいと思います。
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