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むち打ち症

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もう二週間になるでしょうか?
ダルビッシュ投手が寝違いと報道され、オープン戦の
登板を回避。
それだけでなく、名誉ある開幕戦の先発も外れて、
故障者リスト入りと言われています。

精密検査を受けても寝違いとの診断は変わらなかったのに、
アメリカの医学は寝違いが治せないの?

と疑問に思う次第です。

エースになった重圧とか、田中投手に負けたくないとか、
いろいろ複雑なストレスがかかって発症したとしても、
診断さえ間違いなければ、寝違いが治せないハズはない
と思うのですが。

関係者の方、これを読んで私に治療を依頼したければ、ご一報ください。笑

読んでいるわけないけどね。

クローズアップ2006:学会、「髄液漏れ」研究へ 適正治療、普及に光明


脳脊髄液減少症の概念 医学界の大発見か、それとも大暴論か。論争が続いてきた「脳脊髄(せきずい)液減少症」(髄液漏れ)について、日本脳神経外科学会の学術委員会が、本格的な研究に取り組む。発症のメカニズムなど、依然として未解明な点も多い髄液漏れは、病気として認められるのか。今後の行方を探った。【渡辺暖、入江直樹、野田武】

?H1>◇「診断漏れは医者の責任」

 20日午後1時、京都市の国立京都国際会館。学会が初めて、髄液漏れをテーマに取り上げたシンポジウムが終了した後、学術委員会委員長の嘉山孝正・山形大医学部長は会見で「診断漏れがあれば、我々医者の責任。慎重かつ早急に検討したい」と述べ、髄液漏れの研究に乗り出し、診断・治療のガイドラインを作成する方針を明確に示した。手には、苦しみを訴える患者から届いた手紙が握られていた。

 さらに「医師によって診断基準に大きなばらつきがある」と現状の問題点を指摘したうえで「学会間の垣根を払い、誰がみても納得できるガイドラインを作らなくてはならない」と述べ、整形外科、脊髄、頭痛などにかかわる学会に「これから働きかける」と意欲を見せた。

 髄液漏れは、病気として扱われてこなかったため、診断や治療をしている医療機関がどこに、どれだけあるのか、診断された患者がこれまでに何人いるのかなど、まったく実態が把握されていないのが実情だ。多くの医師が診察で髄液漏れを調べないので、間違った病気(慢性頭痛、頸椎捻挫(けいついねんざ)、むち打ち症、うつ病など)に診断された患者も少なくないという。

 今後の診断に当面参考になるのが「脳脊髄液減少症研究会」がまとめたガイドラインだ。これは一部の医師が作成し、20日に公表した暫定的なものだが、髄液漏れを「脳脊髄液が持続的ないし断続的に漏出することによって減少し、頭痛、頸部痛、めまい、耳鳴りなどさまざまな症状を呈する疾患」と定義。「頭を上げて座っていたり、立っていると、3時間以内に悪化する」としているのが特徴だ。髄液漏れと診断されれば、その適正な治療が期待されることになる。

 最も信頼性の高い画像診断方法として「RI脳槽・脊髄液腔シンチグラム」を挙げた。髄液が流れている脊髄液腔に、放射性同位元素で目印を付けた特殊な検査薬を注入し、時間ごとに薬の広がり具合を調べるもの。髄液が漏れていれば、脊髄の左右ににじみが出るなどするという。この他に「頭部MRI」などによる診断を参考にする。

 治療方法は、2週間の安静臥(が)床とブラッドパッチの二つ。安静に寝ていても改善しない場合、背中に患者自身の血液を注射し、漏れた場所をふさぐブラッドパッチを行う。ガイドラインでは、同一部位への再治療は、原則として3カ月以上の経過観察期間を設けることが望ましいとしている。

?H1>◇厚労省、保険適用には慎重 病気認定なら救済も

 厚生労働省は、髄液漏れを学会が初めて真正面から取り上げたことを重視。「学会の動向を見て対策などを考える」としてきた同省疾病対策課は「今後、学会などを通じ患者の情報を収集したい。ガイドライン作りの進展具合も注視していきたい」との考えを示した。

 ただ、現在唯一の治療法のブラッドパッチが健康保険の対象外になっている問題は、適用に慎重な姿勢を崩していない。同省医療課は「現段階では、疾病自体の定義がはっきりしておらず、有効な治療法として確立しているとはいえない」とその理由を説明する。

 一方、自賠責保険を所管する国土交通省保障課は「髄液漏れが病気と認定されれば、交通事故での後遺症もより重度と判断されるようになり、被害者救済に役立つのでは」と話す。

 自賠責の後遺症は、症状の重さに応じて1級から14級まである。従来、等級の決定に当たって髄液漏れは病気との認識がなかったため、休職したり、寝たきりになっているのに「事故による後遺症とは言い切れない」として、軽度の14級程度でしか認定されないケースも生まれている。

?H1>◇00年に発見された「髄液漏れ」 患者の訴え、学会動かす

 00年、篠永正道・国際医療福祉大付属熱海病院教授が「髄液が漏れている患者が、言われてきたよりも非常に多い」ことを発見し、02年に学会で発表。この翌年、篠永氏ら医師数十人が、研究会を発足させて治療や研究を進めてきた。

 しかし「髄液はめったに漏れない」が医学界の常識で、大きな声にならないできた。一方、患者からは、ブラッドパッチの健康保険適用や、治療する医療機関を増やすことを求める声が強く、患者や支援者らが04年末、約10万人の署名を厚労省に提出した。

 その後も、都道府県議会が次々と意見書を採択しているが、厚労省は「学会が相手にしていないレベル」と静観してきた。

 昨春、損害保険会社・共済が「本当はむち打ち症なのに、髄液漏れを主張するのは不当だ」として、交通事故で発症した患者と各地で訴訟をしていることが表面化。昨年9月〜今年1月、髄液漏れの発症と事故との因果関係を認める司法判断が相次いで報道されると、関係する学会の関心が一気に高まった。

 また今年3月、川崎二郎厚労相(当時)が参院予算委で「(研究者が)関係学会と連携して、厚生労働科学研究費補助金事業に応募すれば、適切に対応する」と初めて前向きな答弁をした。

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 ■主な症状■

 頭痛▽頸(けい)部痛▽めまい▽耳鳴り▽視機能障害▽けん怠・疲労感−−が座位、起立位により3時間以内に悪化する

 ■他の報告例■

(1)脳神経症状:複視▽目のぼやけ▽光過敏▽視野障害▽動眼神経まひ(瞳孔散大、まぶたの下垂)▽外転神経まひ▽顔面神経まひ▽顔面痛▽聴力低下▽聴覚過敏など

(2)脳機能障害:意識障害▽無欲▽痴呆▽記憶障害▽小脳失調▽歩行障害▽パーキンソン症候群など

(3)内分泌障害:乳汁分泌など

(4)その他:嘔気(おうき)▽嘔吐▽頸部硬直▽上肢の痛み・しびれ▽肩甲骨間痛▽腰痛▽膀胱(ぼうこう)直腸障害など

 ※脳脊髄液減少症研究会の暫定ガイドラインによる

毎日新聞 2006年10月21日 東京朝刊

バックナンバー

21日 クローズアップ2006:学会、「髄液漏れ」研究へ 適正治療、普及に光明
脳脊髄液減少症:発症2年、医師と出会えた 元気になったよ−−小5・前原君
以前から、

重症のむちうち症の患者さんに『脳脊髄液減少症』の疑いあり!

との新事実について記事にしようと思っていましたが、今朝、NHKの『生活ほっとモーニング』
で特集されていたので紹介いたします。

以下は番組の公式サイトからです。



 動き出した‘むちうち’新治療

スタジオゲスト:岩崎宏美さん(歌手)
専門家ゲスト:喜多村孝幸さん(日本医科大学 脳神経外科 助教授)
リポーター:浦田典明アナウンサー
VTRに登場する医師:篠永正道さん (国際医療福祉大学附属熱海病院 脳神経外科 教授)

 交通事故の後遺症として知られる「むちうち」患者のなかには、頭痛や目まいなどの重い症状に長年苦しむ人が少なくありません。こうした重い「むちうち」の患者に対する治療法は、これまであまり有効なものがありませんでした。しかし最近、ある治療法が注目を集めています。
 国際医療福祉大学附属熱海病院の篠永正道教授は、事故の衝撃によって脳とせき髄を保護している脳せき髄液が漏れ出してしまい、その結果として頭痛や目まいなどの症状が起きていると考えています。篠永教授は患者本人の血液を使い、髄液の漏れを止める方法「ブラッドパッチ法」を用い、これまで800人以上の患者を治療してきました。
 番組では、2年前に交通事故で「むちうち」になった女性を取材し、日常生活から「ブラッドパッチ法」による治療を受けるまでを追いました。



 脳せき髄液減少症の仕組み(篠永正道教授による)

 脳とせき髄の外側には、硬膜という膜があります。脳は、硬膜の内側に満たされている、脳せき髄液の中に浮いています。篠永さんは、この脳せき髄液が事故の衝撃で、硬膜から漏れ出しているのではないかと考えています。脳せき髄液が漏れだすと、脳そのものが下がり、脳と硬膜をつないでいる血管や神経が引っ張られます。その結果、頭痛やめまいなどのさまざまな症状が現れると、篠永さんは考えています。



 脳せき髄液減少症の症状(喜多村孝幸助教授による)

・起きていると頭痛などがひどくなり横になると症状が和らぐ
・水をたくさん飲むと楽になる
・気圧が下がると具合が悪くなる



 ブラッドパッチ法による治療の仕組み(篠永正道教授による)

 ブラッドパッチ法は、脳せき髄液の漏れを止める方法として有効だと考えられています。まず、自分の血液を採り、髄液の漏れている場所(硬膜の外側)に注射します。注入した血液はすぐに固まっていきます。この血のりの膜で脳せき髄液の漏れを止めるのです。こうした治療によって、漏れが止まると、下がっていた脳が元に戻り、症状が改善されると考えられています。


尚、治療費、検査費用などは数万円単位で、この治療が受けられる医療機関は全国で数十箇所と
のことです。

交通事故の場合の保険の適用の問題などについて、続報をお届けするつもりです。

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