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今年の印象に残った治療
用語解説 四十肩(肩関節周囲炎) とは
四十肩(肩関節周囲炎)は、はっきりとした原因は不明ですが、肩関節の痛みで
発症、次第に痛みが増強し関節拘縮を生じ、肩の機能障害をもたらす疾患です。40〜60歳代によく認められることから、老化現象を基に、軽微な外傷で癒着性関節包炎や滑液包炎を発生させ、肩関節の疼痛や拘縮をもたらすものと考えられ
います。
初期には肩の痛み、肩の運動制限があります。特に、後方挙上(帯を結ぶ動作)や外旋(肩を外に捻る動作)が制限され、次第に前方挙上(バンザイをする動作)が困難となります。時に夜間痛で目を覚ます場合もあります。数ヶ月で自然治癒することも多いのですが、完治に1年半から2年を要する場合もあります。 症例 重症の四十肩(肩関節周囲炎)9月初旬
41歳女性。昨年末に肩に激痛が起こったが、激しい痛みは一時的だったため、何も治療を受けないで生活していたところ、今年の7月にまた激しい痛みが起こり、前方、側方から腕が挙がりにくいだけではなく、気をつけしたときに体側に手首が付かなくなった。また、肘を体側につけて90度に曲げた状態(小学生が整列するときの小さく前にならえの姿勢)で、肘から先を外側に開こうとしても開けない。この患者さんの場合、肘から先は前方を向いたまま、外側には10度でも広げることができなかった。
9月の初旬。治療を開始して、最初に気になったのは棘上筋 (いわゆる肩こりで揉む筋肉のさらに奥にある) の腫れのひどさと、7月末から痛みはじめて1ヶ月以上経過しているにもかかわらず、まだ熱を持っていることでした。7月、8月に受けた病院での治療は整形外科でのヒアルロン注射1回とリハビリ室でのマッサージなどです。 最初の痛みから9ヶ月、二次的な痛みの発生から1ヶ月経過しています。
前方、側方のどちらも水平まで腕は挙がらず、結髪(髪を結う)動作、結帯(帯を結ぶ)動作ともに不自由、加えて直立した状態で体側に手首がつかないという状態から治療スタートです。
まずは、標準的な方法で3〜5回、治療してみよう。間隔は1週間。
その段階で、まだ腫れと痛みが強ければ、また別の治療法を検討する。
通勤時には手荷物を両手にぶら下げているという話から、最低2ヶ月間はテーピングか肩サポーターをすることが望ましいと考えました。
つづく
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五十肩
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もう12月。。。 今年のブログ更新は今月だけになってしまいましたが、
数日間、お時間をいただいてから、
今年の印象に残った治療
と題して、連載してみたいと思います。それだけ今年は難しい治療が多く、
治療技術も向上した年でもあったのですが。
まだ決定ではありませんが、だいたい以下の症例で治療した結果、患者さんの
言葉など紹介したいと思います。
★急激に筋力が低下する廃用症候群
85歳女性
★ヘルニア手術後の足の小指のしびれ
39歳男性
★なぜか今年は多かった側弯症の治療
29歳男性
★電車のホームで意識不明になり、転倒。頭部外傷とむち打ち症になったケース
58歳女性
★毎年非常に多い女性の膝痛
★88歳 閉塞性動脈硬化症で脚の手術後のリンパ浮腫をうまく治療できたケース
★手術の適応にならなかったしびれの強いヘルニア
32歳女性
★原因不明の歩行困難と視力障害
36歳男性
★6週間でほぼ完治した蕁麻疹(じんましん)
38歳女性
★95歳。 膝の人工関節手術後の腰痛・大腿部痛
まだ増えるかもしれませんがおおむね上記の内容です。
治療について思い出すのはたとえ完治した症例でも治療した人間に
とっては案外苦しい作業なので頑張って書こうと思います。
鼻歌まじりで治せたなどということはあまりないものなのです
(私の場合は、という意味ですが・・・。)
感想など寄せていただければ幸いです。
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