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アトピー

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これも『李世珍の針』(東洋学術出版社)からの引用です。

中国での研究では、

ステロイド剤は中医学的には補腎陽にあたる


のだそうです。ですから、ステロイド剤を減量したときに元気がなくなるなどの症状が出た場合、

鍼灸では

太谿の補針


を行います。これで改善しない場合は関元の補針を加えます。

また漢方薬では八味地黄丸、六味地黄丸などを基本に考えます。
今日は2.胃腸湿熱型からです。
前回の記事はこちらです。 http://blogs.yahoo.co.jp/wgstd139/19644347.html

2.胃腸湿熱型


主症:皮疹の色は紅潮で、小さな水疱が見られ、黄色い水状の滲出物が流れ出てこれが片状になったり、かさぶたになる。掻痒はあまり激しくない。随伴症状として、神疲納呆・食欲不振・大便泄瀉あるいは秘結(下痢または便秘)を伴う。舌苔・黄膩、脈濡数あるいは滑数など。

処方:合谷・陰陵泉・血海または、曲池・陰陵泉・三陰交に針瀉


3.肝胆湿熱型


主症:皮疹の色は潮紅で滲出物があり小さな水疱が見られ、滲出物がしみこんで片状になったり、かさぶたから滲出物が流れ出る。掻痒・心煩嘔悪・胸脇脹満、怒ったり精神の緊張で悪化、口苦・咽乾・耳聾・耳鳴り・小便短赤。舌苔黄膩、脈弦数。

処方:太衝・丘墟・陰陵泉・血海、または太衝・丘墟・三陰交・曲池に針瀉


4.血虚風燥型(心脾両虚型)


主症:局部の皮膚は破損して色は暗紅・肥厚・皮膚乾燥して掻痒・脱屑・かさぶたなどが現れる。
心悸・不眠・健忘・めまい・神疲肢倦・納差便溏・面色少華などを伴う。
舌質淡苔白、脈細弱。

処方:三陰交・血海に針補。症状により、曲池を瀉(疏風)。
または三陰交・神門(益心)を補。
上記処方に加え、足三里の補(化源)、陰陵泉の瀉(化湿)などを加減。

5.精虚風燥型(肝腎陰虚型)


主症:皮疹の色は暗淡透紅、皮膚表面は粗く肥厚・脱屑する。あるいは皮膚表面は肥厚しないで
淡紅色の薄く柔らかい皮膚が現れ、皮紋は顕著で皮膚は乾燥している。掻痒はしばしば夜間あるいは精神的緊張などによって悪化する。また苔癬様の病変をみることもある。痒みで掻いた後には、色鮮やかで柔らかい淡紅色の薄皮が底部にあらわれ、局所は熱を帯びる。また、五心煩熱・急躁易怒・耳鳴り・めまい・腰膝酸軟・失眠・健忘・盗汗・遺精・頭髪の枯渇・脱髪・月経不調などの症状を伴う。
舌質紅、無苔あるいは少苔、脈細数。

処方:復溜・三陰交、または復溜・曲池・三陰交の補。
また復溜・三陰交の補に神門の瀉を加える(失眠、めまいなど心火が強い場合)
上記処方に曲池の瀉(疏風)、膈兪の補(養血)を加えることもできる。


6.衝任不調型は女性の場合なので今回は省略させていただきます。

ここで、4.5で必要な「補法の操作」を書きます。基本的に瀉法の逆になりますが、

補法の操作・捻転方向

操作:得気を得る→連続して3〜5分捻補した後すぐに抜針する。
捻転方向:左半身の経穴ー左捻転 右半身の経穴ー右捻転

以上です。
今回はアトピー性皮膚炎の治療について、私が信頼する

「 李世珍の針」 東洋学術出版社


より抜粋・要約させていただきます。また、今回はプロ(初学者)向けの内容になっておりますのでご了承ください。

まず、アトピー性皮膚炎の弁証論治は、

1.風熱型(初期) 2.胃腸湿熱型(初期から中期) 3.肝胆湿熱型(初期から後期)

4.血虚風燥型(心脾両虚)(中期から後期) 5.精虚風燥型(肝腎陰虚型) 6.衝任不調型


の6つの型に分かれています。患者さんの病歴と主訴(最重要)からどの型か判断します。

それでは順番に主症と処方を書いていきます。

1.風熱型

主症:皮疹の色は赤く灼熱感がある。触れると熱い、掻痒(かゆみ)、煩燥不安、掻くと容易に出血する、かさぶたや化膿が見られる。熱刺激により誘発あるいは悪化、冷やすと軽減する。皮疹は現れたり消えたりする。病状は徐々に悪化する傾向にある。悪寒発熱、咳などを伴うこともある。
舌苔薄白あるいは薄黄、脈浮数

この主症に当てはまる場合の処方です。
処方:曲池・大椎を針で寫す。三陰交・委中(ともに寫)を加えても良い。

ここで、補寫の大原則です。男性の患者さんの寫法の場合です。
男性:左半身のツボ→右に捻転するのが寫
   右半身のツボ→左に捻転するのが寫
(曲池・三陰交・委中についてはこれを行う)
   督脈のツボ→右に捻転するのが寫(大椎)

寫法の操作:得気を得る→置針の間に5〜10分おきに捻寫を1回、毎回30秒〜1分行う(2〜4回可能)→最後の捻寫の後で3〜5分置針する→針感が消失したら抜針する。(一般に置針時間は20〜30分)

この方法で行ってください。アトピー性皮膚炎の治療は4.心脾両虚 5.精虚風燥型以外、すべて寫法です。

つづきはまた後で。

現状の私の理解

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私の父は皮膚科の医師でした。その父が現役バリバリだった頃、アトピー性皮膚炎は
子供の病気であり、『大人になるまでに治る病気』だったのです。
しかし、現在では「成人性アトピー」という言葉もある状況となってしまいました。

錯綜する情報の中で患者さん同士の会話から「脱ステ」という言葉を聞いてショック
を受けたことがあります。悪化に苦しむ患者さんの間ではステロイドがまるで効果のない、
抜け出すべき存在に思えているということです。

私は化学療法の専門家でもなければ薬物に関して発言できる資格も持ってはおりません。
一人の代替医療家でしかありません。その立場でさまざまな症例を見聞きし、自分が理解し
感じたことは、

◆現在のアトピー性皮膚炎の治療には、成人で症状が重い場合、(どの患者さんにも)
突出して有効な治療法はないということ。
◆以前よりもさらにスキンケアが重要視されていること。
◆成人になっても続くかもしれないという不安感が子供の患者さんのご両親にも必要以上に
プレッシャーとなっていること。

現在のところ、私のアトピー性皮膚炎に対する認識はここにとどまっています。

尚、漢方薬や鍼灸治療を通常の治療と併用することにより、症状の悪化を防ぐ、ステロイドの
使用量をおさえられるという症例は多くあり、1つの選択肢として十分検討に値します。

最後に私は専門家とは言えませんので、信頼できる書を。

子どものアトピー性皮膚炎Q&A   戸田 浄(とだきよし)  法研

この先生は私の父だけではなく専門家がだれしも認める先生です。特に子どものアトピーの本を書かれているようです。

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